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ごめんね、ほんとの僕は『親友』じゃない(中編)

「なぁ、純也。俺さオナニーがしたいんだけど、どこでしたらいい?」 「おっ、オナニーか、この部屋を使っていい、その間の僕は居間で勉強でもしている」 「悪いな、純也。すぐにすませるからさ、ベッドも汚さないようにする」 「何を言ってるんだ、光一。男だったら誰にでもあることだ、だから気にするな」 「そうだな、そういえば純也はどこでオナニーしてたんだ?」 「ぼっ、僕はお前が寝たら起きないから、夜のベッドでさっさと済ませていた」 「そうか、我慢をさせていたんじゃないかって心配してたんだ。良かった」 「それじゃ、僕は居間で勉強でもしてくる」  俺は純也のキングベッドの真ん中で邪魔だからズボンを脱いで、ティッシュを用意して携帯で可愛い女の子の画像を探した、とっても可愛くて水着姿の女の子の画像が見つかった。だから俺はその画像をお気に入りに入れて、そうしてパンツも脱いでオナニーをした。その可愛い女の子が裸になったところを想像して、俺は自分のものをこすった。声もとっても可愛い声を想像して、どうにか俺はいくことができた。いく前にティッシュで俺のものを包んだから、キングベッドのどこも汚さずにすんだ。俺は別の女の子の画像を探して、同じことをあと二回繰り返した、終わった後は窓を開けて換気もした。 「よぉ、純也。部屋を占領してごめん、久しぶりにすっきりしたよ」 「そうか、それじゃ僕も部屋に戻る。かっ、換気はしたのか?」 「ああ、窓を開けておいたから、もう俺の匂いは残っていないと思う」 「そっ、そうか。それじゃ、僕も部屋に戻る、パソコン学習が残っている」 「それから図々しいお願いだけど、週に二、三回だけ今度みたいに部屋を貸して貰っていいか」 「ああ、もちろんだ。ためておくと体に悪いからな、光一も遠慮なく言ってくれ」  そうして俺たちが部屋にもどると匂いは残っていなかった、だが純也は俺がオナニーしていた辺りの匂いを嗅いでいた。そして良い匂いがすると言っていた、俺は自分の体を嗅いでみたが何の匂いもしなかった。まぁ嫌な匂いじゃないならいいだろうと思って、俺はキングベッドに頭から突っ込んで匂いを嗅いでいる純也を放っておいた。俺も教科書一式買いなおしたので、勉強しなければならなかった。とはいっても俺には大学に行く気がなく、金も無いので高校を卒業したら働くつもりだった。 「純也、俺は金が無いから高校を卒業したら働くつもりだ」 「あっ、ああ。そうなのか、それじゃ高卒でも働けるうちの会社を調べておく」 「話が早いな、純也。まだ何か匂うのか、目がとろんとしてるぞ」 「凄く良い匂いの残り香がするんだ、こんなに良い匂いは嗅いだことがない」 「俺は香水も何もつけてないけどな、まさかフェロモンか? いや俺のフェロモンがそんな良い匂いなわけがないな」 「山宮家にいる間は光一は俺の部屋以外でオナニーは禁止だ、こんな残り香をふりまかれたら皆が困る」 「うん、分かった」 「凄く良い匂いだ、映像じゃ分からなかった」  純也はちょっと不思議なことをいった、映像とは何のことだろうと俺は思ったが気にしなかった。それより高校を卒業したら働くつもりの俺はそう純也にも言っておいた。純也はちょっととろんとした顔をしながら高卒でも働ける、山宮関係の会社を調べておくと答えてくれた。その次の日の高校でのことだった、俺は小林涼から声をかけられた。もちろんそれは小林が惚れている純也のことだったが、俺はもう純也の方では小林に気がないことを知っていた。だからできるだけ優しくふんわりとそのことを伝えると、小林は悲しかったのだろう泣き出してしまった。 「うぅ、うえぇぇぇん。純也さんが、僕に気がないなんて、そんなうぅ、うえぇぇぇん」 「なっ、泣くなよ、小林。純也以外にも良いαはいるさ」 「僕は純也さんがいいんです、光一さん。お願いです、今日の放課後に純也さんを科学準備室に呼び出してください。はっきりと純也さんの口から、本当のことを聞きたいです!!」 「うん、分かった。純也にそう伝えておくからな、だからもう泣くなよ」 「ううぅ、ひっく。努力します」 「小林は泣いてても可愛いな、ちゃんと純也には伝えておくからな」  俺は小林からの伝言をそのまま純也に伝えた、すると純也は露骨に嫌そうな顔をした。そして光一はお人良し過ぎるとも言われた、確かに俺もちょっと小林が可愛いとはいえ、俺は彼に対して世話を焼きすぎかなっと思った。そうして放課後の化学準備室には、俺と純也と二人で行くことになった。純也がはっきりと告白を断ってしまって、泣き出されても困るというのが理由だった。そうして化学準備室に行ってみたら、俺でも分かるくらいのフェロモンの匂いがした。そこには苦しそうに椅子に座っている小林がいて、ヒートを起こしているのは明らかだった。俺は嫌な予感がして純也を見た、すると純也から俺に抱き着いてきた。 「純也、もしかしてラットか!?」 「……抱きたい」 「小林をか? 俺は部屋を出て見張っていようか?」 「抱きたい、抱きたい!! 光一を抱きたい!!」 「へ? 俺?」 「光一、抱かせてくれ!!」  俺は危うく純也に化学準備室の床に押し倒されそうになった、でも俺はそんな純也をとりあえず後ろ手に制服のネクタイで縛って拘束した。縛ってもまだ暴れる純也を怪我しないように抱えて、まず純也のお抱えの車の運転手に電話してすぐ来てくれと頼んだ。それから俺は急いで保健室に行って、ヒート状態の生徒が科学準備室に倒れていると知らせた。その後は校門まで純也を抱えて走った、幸い純也の家の車はもう来ていた。俺はラット状態になっている純也を車に放り込んで一緒に乗った、その間も純也がずっと俺を抱きたい、抱かせてくれと言うので困った。 「光一が抱きたい!! 抱かせてくれ!!」 「落ち着け純也、俺なんか抱いたら黒歴史だぞ!!」 「光一、光一」 「少し落ち着いたか? 純也、もうすぐ家に着くぞ」 「光一、傍にいて。光一、僕以外の奴のところへ行くな」 「大丈夫だ、純也。俺はこににいる、もう家に着いたぞ!!」  そうして純也の家についたら、純也の部屋のキングベッドに純也を寝かせた。純也が俺に離れるなというので、俺は純也の運転手さんに純也のお母さんと医者を、すぐに呼んできてくれるように頼んだ。そうして医者に純也のことを診て貰ったが、ここまでラットの状態になっているとどうしようもないと言われた。そして俺は純也のお母さんに、純也のことをお願いと泣きながら頼まれた。純也のお母さんの涙で俺は覚悟を決めた、どうせいつかΩだから処女なんて捨てるのだ。その相手が純也だったら、まぁ良い思い出になるだろうと思った、コンドーム一箱も渡されたのでベッドに置いた。 「純也、辛かっただろう。よく我慢したな、今から腕を解いてやる」 「うぅ、光一。お願いだから俺の傍にいて、光一を抱きたい」 「ほらっ、純也。もう腕は解けたぞ、擦り傷になってるな。後で手当てして貰おう」 「光一、光一!! 好きだ、愛してる!!」 「え? ああ、ラット状態で訳が分かんなくなってるのか?」 「光一、光一、凄く良い匂い、キスしたい、抱きたい、俺のものを光一に入れたい」  俺はラット状態の純也が訳が分からくなっているようなので、とりあえず純也にキスをした。男にキスをしたのは初めてだったが、純也だったからか気持ち悪いとは思わなかった。それに俺は中学校の頃に女の子とはセックスしていたので、落ち着いてまず純也にキスをいっぱいしてやった。やがて純也が俺の体を触ったりキスに応えはじめた、そして俺たちはお互いに裸になって抱き合った。純也は自分が抱いている相手すらもう分かっていないようだった、ただ本能で俺のことを抱こうとした。でも俺は女の子と違って柔らかくないから、穴をほぐさないと入れられなかった。 「うん、純也。口でしてやるから、本番はちょっと待って。今ローションを使って、自分でほぐしてるから」 「光一なのか、いやまさか光一が僕に、こんなことしてくれるわけがない」 「ううぅ、うん。はぁ、光一だよ。親友の光一だ、純也まさか俺のこと忘れちゃった?」 「これは夢だ、光一が僕のもの舐めてくれて、自分で穴をほぐしてる。なんだ、いつもの夢か」 「いつもの夢? 純也、何のこと? ううぅ、うぅ、ううぅ――!!」 「光一、僕のものをもっと奥まで咥えて、喉の奥に僕の精液を出させて!!」 俺が純也のものをフェラしてやっていたら、純也に頭を押さえつけられて喉の奥で射精された、はっきり言って苦しくて純也以外の奴だったら殴っていた。それから純也は積極的になって、俺にディープキスをしたり、俺のお尻の穴をローションぶっかけてほぐそうとし始めた。そうされると時々俺の気持ちの良いところに当たるものだから、俺もビクンッと体がはねた。それを純也は見逃さずに俺の気持ち良いところばかり触れてきた、俺は純也が自分のものにコンドームをつけてないので、つけさせようとしたが、邪魔をすると純也は怒って俺の手を払いのけた。これはこのままだとマズイと俺は思って、俊也のものにコンドームをつけようとしたがまた拒否された。 「ああ、もうすっかり中もほぐれた。良い夢だ、凄く良い夢だ。光一、俺のものを入れるよ」 「ちょっと待って!! 純也、コンドームをしないとマズイ!!」 「何を言ってるんだ、いつも光一に中出ししてるじゃないか、ああ、また夢で光一を抱ける、今夜は最高だ!!」 「純也、これは夢じゃないって、あああああっ!! ちょ、ちょっと激しっ!? やぁ、生は駄目!! 生でしたら駄目だからぁ!?」 「凄い、キツイ!! でも凄く良い光一の匂いがする!! 中も狭くてでもそれが気持ち良い!! ああっ、光一が好きだ、光一も僕を好きだって言って!!」 「えっ? 純也のことは親友として好きだけど、やぁ!! そんなに激しく動いたら駄目ぇ!!」 「違う、違うだろ、光一。いつもみたいに純也が恋人って言って、恋人だから好きだって言って。そうしてくれないと腰が止まらないよ、ああ。このまま僕は光一に中出ししちゃうよ」 「やぁ!? 純也!! 中出しは駄目だって!! 分かった、純也が恋人として好き、大好き!! だから一旦抜いて、中出ししないで!! やぁ、ああっ!! ああっ!! いやあぁぁぁ!!」  純也は完全に現実を夢だと思い込んでいた、そして中出しするなという俺の言うことも、全く聞いてくれなかった。俺は両足を開かされて、純也のものを荒々しく入れられた。体の奥が裂けるような気がして怖かった、純也はうっとりと俺の中の感想などを言っていた。そして俺に恋人として好きと言えというので従った、中出しされたくなくてそう言ったけど、純也はその言葉に喜んで無邪気に笑った。でも次の瞬間には俺は激しく純也に突き上げられて、お尻が壊れるかと思うくらいに出し入れされて、とうとう純也に中出しをされてしまった。俺は一回ならまだセーフかと思ったが、純也はそれからも俺を激しく抱いた。 「やぁ!! 純也、一回抜いて!! 抜いてくれよ!! そしたらコンドームをつけて!! ああっ!! ああっ!! 駄目だって中出しは嫌だ!! 純也、お願い!!」 「おかしな夢だな、いつもは光一が中出ししてって言うのに。ちょっと嫌がって僕を焦らすつもりか、ああ、そんなことをしなくても僕は光一が好きだ、大好き、愛してるよ」 「一体、純也はいつもどんな夢を見てるんだよ!? いやまず、百八十センチ超えの俺が、純也の相手だってところからおかしい!! あああっ!! いやぁ!! そんなに激しくしないでぇ!!」 「俺の相手が光一で何がおかしい!! どこがおかしいんだ!! 光一はまっすぐなところが可愛くて、売られた喧嘩は買うけど優しくて!! 泣いているところなんて可愛いけど色っぽくて、凄く良い奴なんだ、そして俺の恋人だ!!」 「いやぁ!! ああっ!! ああっ!! 純也、激しい!! お腹壊れちゃう!! もう止めて!! もう止めてくれ!! はぁ!! 中出ししちゃ駄目!! 駄目だって、あああああっ!!」 「光一の匂いだ、いつも僕を誘う凄く良い匂い!! 匂いが強くなってくる!! ああっ!! 中に出すぞ、妊娠してくれ、光一!! 俺の子どもを孕んでぇ!!」 「じっ、純也は親友だ!! だから俺にこんなことはしない!! 今回だけ特別だから!! ああっ!! やぁ!! そんなに激しくしたら!! うぅ、うえぇぇぇん。純也ぁ!!」 「ああ、泣いてる光一が凄く可愛い!! 凄く色っぽい!! そうだ、俺は光一を泣かせたい!! もっといっぱい、もっと可愛く泣いて!! ああっ、いっちゃう!!」  俺はラットの発情期をなめていた、少し俺のことを抱けば純也が正気に戻ると思っていた。でも全く純也は正気に戻らず何度も、何度も俺のことを生で犯した。純也は俺が泣くと可愛いだとか、色っぽいだとか言って更に興奮した。そんな純也の発情期が一週間も続いた、俺の方が正気を失いそうだった。もう純也に何回くらい中出しされたか分からなかった、俺は一週間後に純也が深い眠りに落ちたらやっと解放された。とりあえず俺はお風呂に入って、無駄かもしれないけど純也の精液をかき出せるだけかき出した。それからパジャマにどうにか着替えて、俺はソファに横になると気絶するように眠った。 「……ういち、光一、光一!! 起きたか、良かった。何が遭ったんだ!? このベッドの精液の跡はどういうことだ!?」 「ううん、純也。ようやく正気に戻ったか、全く心配をかけやがって」 「それで一体何が遭ったんだ、光一にキスマークをつけまくったのは誰だ!?」 「ああ。キスマークもつれられてたのか。お前だよ、純也。俺にキスマークをつけたのはお前だ」 「え? それじゃあの凄く良い夢は夢じゃなくて……」 「現実だ、純也。全く俺の言うことは聞かないで、中出ししまくりやがって、もし妊娠してたらどうするんだ」  純也は正気に戻ったらまだ裸のままで真っ青になっていた、まぁ俺なんかとセックスをしたのだから嫌だったのだろう、きっと誰か他のΩと間違えていたに違いなかった。そう俺が思った次の瞬間に純也は俺に裸のままで土下座して謝った、光一に激しくしてごめんとか、光一の言うことを聞かなくてごめんとかとにかく俺に謝りまくった。俺は当然の謝罪としてそれを聞いていたが、肝心の中出ししてごめんという言葉がなかったので首を傾げた。そうして、純也にこう言った。他に謝ることは無いのかと聞いたのだ、だが純也はまた別のことを謝るばかりで中出しのことは言わなかった。 「純也、まずは中出ししてごめんだろう。全くもう、子どもができてたらどうするんだ!!」

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