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突然
「こ、これ着るんだよね…」
奏くんは大丈夫だけど、僕は、ベータとベータの間に生まれたから、特別可愛いわけでもないし…スタイルがいい訳でもないから、恥ずかしいし、これを世間に晒すのか…と思うと、死にたくなってくる
けど…僕のせいで、逃げられなくなってしまったわけだし…と思ったけれど…勇気を出すのに30分、着替えるのが、まぁまぁ難しかったのと、着ては羞恥心で脱いでを繰り返していたら1時間ぐらい着るのに時間がかかってしまった。
そして、奏くんもなんだかんだ、言って僕みたいに脱いでは着てを繰り返して1時間半かかってしまった
スタッフルームからでてたあとお姉さんから、遅い!と怒られてしまった
そして、お姉さんからお店の内容が書かれているボードを渡された
外に出ると、目の前にはきらびやかな街並みが広がっていた
目がチカチカしてしまいそうだけど、ちゃんと、仕事しないと…と思いつつも、根性仕事だと感じた
立ち仕事がこんなにも辛いなんて…けど、中に入って、アルファの接客する方がもっと嫌かも…そう心に決めて、奏くんと仕事していること、2時間
やっと、休憩が入りそうなタイミングで、気持ち悪いおじさんが、近づいてきた
奏くんじゃなくて、僕に…
「きみぃ…いい匂いするねぇ…そのお店で働いているんだろぉ…」と体の匂いを嗅いできた
必死で奏くんが庇ってくれて、体が辛くて奏くんの後ろでしゃがんでうずくまる
薬も飲んだはず…けど、体は熱い
まさか!?このおじさんが…運命の番!?
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