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運命の番

いやすぎる…さすがに… で、でも…年齢と運命の番は関係ないし…ってことは…と頭の中でグルグル考えていると、ブワッと自分の匂いが濃くなる瞬間の時 おじさんを奏くんの後ろで見ていたら、急にものすごい勢いで、おじさんが吹っ飛んでいった そして、あっけに取られている奏くんも「邪魔だ」というドスの効いた声でどかされて、黒い影が僕の体に覆い被さる 怖くて顔を向けられずにいると、目の前にいる人は、しゃがんで、僕の顎を人差し指でクイッと上げる 僕は最後の力を振り絞り、全力で首を右に振り顎にあった手を振りほどいた すると、今度は顎を手で掴んで強引に前に動かされ、目を合わせれる 相手の顔は、綺麗な瞳に鼻がスーッと通っていて、見ただけでうっとりしてしまいそうになる、美貌の怖いお兄さん お兄さんの顔に見とれていると「君に拒否権などない」と言われ強引にキスされる 「んッ!やめ…」 手で肩を押すけどビクともしない 舌が入ってきて、発情期だからなのか口だけで感じたくもないのに感じてしまう 「んっ…んふっ…」 それから、何度も舌が絡み合ったあと、やっと、離れた キスで力が抜けて、抵抗できない僕をサッとお姫様抱っこをされる 力は抜けているけど、頑張れば抵抗できるぐらいの、力は残っていたので「やめてください!僕は、アルファが嫌いなんです!ヤダ!」と暴れるけど、そのまま運ばれる 「奏くん!助けて!」と言うけど、奏くんは「ごめんね…」と言って僕の目線からそらす そ、そんな…

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