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どうしよう
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いとside
家に着くまで景色を見ながら過ごした
タクシーの運転手さんに待っててもらい、家に入って二階の自室にあるお年玉をもってこようと思い階段をあがっている途中、お母さんから声をかけられた
「いと、奏くんところに泊まりに行ったんじゃなかったの!?それも一週間って聞いて、学校にも連絡しますなんて言われてさ!断れるわけないから了承しちゃったけど、ほんとに学校行ってんの!?」と言われた
あの人、学校にまで電話して…
「その話後で聞くから!ちょっと待ってて」と言いお母さんを待たせてタクシーの運転手さんに代金を払って家に戻ってお母さんの話を聞く
「遅いなと思いつつ待ってたら夕飯時に電話がかかってきて、さっき言った内容を話されて、仕方なく了承したのよ。あんたの大好物のモンブランを奮発して買ってきたのに…残念ねぇ」
モ、モンブランがあったなんて…あぁ…最悪…本当に最悪だ…一生立ち直れないかもしれない…それはまた今度買うとして…それより気になることがある
「その、電話の人って奏くん?」と聞くと「うんうん、多分奏くんの声じゃなかったと思うしすごく若い子の声ではなかったと思うわよ…。けど、まぁ20後半ぐらいの感じかな…」と言う
とりあえず、奏くんじゃなくて良かった
「で、あんたなんで帰ってきたのよ」
「発情しちゃって…だからタクシー」
アルファなんかと出会ったなんて言えない
…
お母さんたちは、別にアルファを毛嫌いしてるわけじゃないけど、あんなことやこんなことされたなんて、打ち明けれない
「わかった。学校にはお母さんからも連絡しておくから、ゆっくり休みなさい」と言われたのでお礼だけ行って自室へと戻った
「はぁ…なんでこんなことになっちゃったんだろう…」
元はと言えば、クラスメイトとカップルなんだけどさ…そんなの言えるわけないし…
この家まで来ちゃったら…お母さんたちには迷惑かけられないし
どうすればいいんだろう…と考えていたら寝てしまった
その後の発情期間もどうやったら運命に番に逃げる方法を考えていた
ただ、いつもの発情期と違って、クソ柊さんのことが頭の中に浮かんで、自分のをいじってしまうのがほんとに嫌だった
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