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第76話☆
自分と違って背も高くて体つきもしっかりしていて、腹にはうっすらと筋肉の線が縦に走っている。
琉麒の腕と足の外側には鱗があった。今まで服で隠れていて見えなかったせいで、気づかなかったようだ。瞳と同じ色に透き通る鱗片に触れてみたくなる。
「鱗に触ってもいい?」
「構わないよ、私にも君を堪能させておくれ」
「んっ」
琉麒に乳首を押しつぶされながらも、震える手で鱗の感触を確かめる。爪の様な硬さの鱗に手を這わせているうちに、捏ねたりつつかれたりしていた胸の尖りがツンと硬くなっていく。
「ぁ……」
頬を染めながら彼を見上げると、強引に顎を取られて口づけを施された。
すぐに舌が白露の唇を割って侵入してきて、性感を引き出すことを明確に意識しているような巧みな動きで口蓋の裏を舐め回される。たちまち息を乱してしまった。
「ん、ぅんっ、む」
応えるように舌を差し出すと、情熱的に絡められてじんっと腰に快感が走った。琉麒の手は白露の乳首を執拗に責め続けている。
腰に熱が溜まってきて、えっちな気分になってきた白露が舌を絡めると、ますますキスが深くなった。
「んーっ」
「っは、白露……好きだ、愛している」
「ん、僕も、琉麒を愛してる……!」
「今から君を抱く。ここに」
琉麒の指が尻の狭間の蕾に触れる。ちゅく、と水で濡れたような音がして、体も琉麒を迎える準備を整えていることを知らされた。
「私の楔を埋め込むんだ。そうしたら、もう一生離してやれない。いいね?」
「いい、僕も離れたくない、ずっと一緒にいよう……!」
「ああ、約束だ」
指先が白露の体内に潜り込んでくる。ああ、来てる……っ、琉麒の指先をぎゅうぎゅう締め付けてしまうが、分泌液によって滑りがいいのか彼の指はすんなりと奥に進んでくる。しこりを指先で引っ掻かれて、白露は甘い声を上げた。
「はんっ、あっ」
むくむくと硬くなる前を握りこまれて上下に摩られると、グツグツと大鍋が煮えたぎったような熱が腹の底から沸き上がってきて、出口を求めて騒ぎだす。
先端を覆っていた皮を捲られて、さきっぽをくりくりと撫で回されると、蜜がジュワッと溢れ出てきた。
「あっ、熱いよぉ、気持ちい、気持ちいぃっ」
「っく……なんて妖艶なっ」
琉麒はますます中を責め立てて、前も後ろも刺激された白露は、たまらずに白濁液を雄芯から放出した。
「ひ、あっ、あぁ!」
逞しい腕に縋りながら逐情すると、琉麒は今にもはち切れそうに大きく育った自身のモノに手を添えて、孔の表面にぴたりと雄をくっつけた。
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