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第20話 動物園 ④
「そうだけど……拓海のパンツ、大きくて裾を踏んでしまうんから、裾を折らないとだめだし……」
「どうして俺のパンツを履く前提なんだ。まぁ、そこは百歩譲って、俺のパンツを履くことになったとしよう。でも裾折るぐらい、すぐにできるだろう」
拓海は優しく語りかけながら、雅成を抱きしめる。
「だって……めんどくさい、から……」
「めんどくさい……ねぇ……」
怒らないと言った拓海の視線が痛い。
「拓海……怒ってる?」
恐る恐る聞いてみると、
「怒ってない。ただ、お仕置きが必要だと思ってる」
(え?)
何をするのか聞き返す前に、拓海は雅成が前屈するような大勢にし、両手を壁につかせ、突き出された腰をしっかり掴む。
「もう同じことはしないと誓いなさい。さもないと、ここで蕾に指を入れながら、楔を扱きあげるぞ」
雅成は背中に冷たいものが流れた。
拓海のセッ◯スは雅成の身体や気持ちを大切にしなてくれる。
だが『お仕置き』となると、容赦なく雅成を快楽で追い詰め、泣いて謝っても、雅成が気を失うまで責められる。
「約束できるか?」
もう一度拓海が確認する。
「する! します! もう絶対下着をつけずシャツ一枚でバルコニーに出ません!」
大急ぎで誓いをたてた。
散々甘やかされた雅成の蕾や媚肉はまだ柔らかく敏感で、少しでも刺激を与えられたら、立っていられないほど感じてしまう。
「絶対だな?」
「はい! 絶対です!」
振り返りながら雅成が言うと、
「わかればいいんだ」
拓海が微笑んだ。
(よかった。今日はお仕置きされない)
ほっと一安心したのも束の間、拓海は雅成の腰をさらに強く掴み上げ、雅成の足はつま先だけフローリングについている状態になった。
「素直でいい子には、ご褒美をあげないとな」
言い終わらないうちに、反り勃った拓海の楔が雅成の中に入ってきた。
「う……ぁ、ああ、ああぁぁ……」
柔らかいままの雅成の中は、すぐさま拓海を受け入れる。
足がつま先が触れている程度なので、拓馬から逃げることもできない。
下半身から込み上げてくる快感に、雅成は悶える。
「ご褒美だ。どうして欲しいか言って」
中を捏ね回すよに、拓海は楔を上下しながらゆっくりと律動する。
「止ま、って……。お願い……ひ、ひぃっ……ぅう……っ」
して欲しいことを言ったにも関わらず、後ろから突き上げられる。
突き上げられるたび足が宙に浮き、楔を打ち込まれると、媚肉は拓海の楔を根本まで咥え込み、最奥の壁を押し上げる。
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