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第30話 6章 小鳥は籠の中へ
昭月は香の慄きを楽しむように、震える香の体を撫でながら中心のものを手に取る。
「ふふっ、可愛らしいの。精通はまだか……女を知る必要はない。お前さんが大人になるのはこっちだからな」
香の秘部に触れると、びっくと反応する。塗られた媚薬のためぬるっとした感触がある。昭月が視線で示すと、古城が香を俯せにして、足を広げ尻を持ち上げる。香の秘部は丸見えになる。
「蕾も可愛らしいのーっ。濃い紅色じゃな。初めてなのにお、淫らに濡れておるの。薬のせいか? 明日からは張型で開かせるのじゃ。わしの形を覚えさせねばならん」
言いながら、香の蕾に指を入れ指で犯していく。指は二本、三本と増えていき、香はその動きに翻弄させられる。耐えられず腰が落ちそうになると古城が押し上げるのだ。
香は漏れそうになる声を、必死に堪えた。その姿が、昭月の情欲を刺激する。
「ふふっ、そろそろ破瓜してやるか」
昭月が己のもの出して、香の蕾にあてる。六七歳の昭月のそれは、立ち上がってはいたが逞しさはない。しかし、それとて挿入されると初めての香には、激痛と圧迫感に呻くのだった。意識が遠のきそうになるのを必死に堪える。
意識を失った方が楽かもしれないが、それは許されなかった。
「気を失ってはならないぞ」
横から若宗家の秋月が声を掛けるからだ。その声は厳しく、香に意識を取り戻させた。
昭月の動きが激しくなり、やがて香の中で果てる。昭月は果てた己を、今度は香の口元に寄せると。古城が声を掛ける。
「香さん、ありがたくも宗家のお情けを頂いたのです。お礼を申し上げて、宗家のものを口で清めるのです」
「お情けを頂きましてありがとうございます」
頭を下げて言い、昭月のものを口に含み、きれいに舐めて清める。これは祖父と父から教えられていた。ただ手を縛められたままなのが辛かった。
着物の乱れを整えた昭月が座敷を出て行くと、次は秋月に犯された。秋月は、四四歳と壮年の男盛り。昭月と比べて、その行為は格段に激しく、香を苦しめた。
耐え忍ばねばと思っている香だが、思わず哀願の声が漏れる。
「もう……もう許して……」
「ほうーっ、秋好の若とも言うべきものが、これくらいで音を上げるのか。では、神林のでの修業はおやめになるかな」
言葉は丁寧だが、その物言いは厳しく冷たい。
香は被りを振った。それは出来ない。秋好へ逃げ帰ることはできない。秋月はそれを分かっていて、香を責めるのだ。
「ならば、どうすればいいのだ」
「お情けを……いただきとございます。どうか……香を可愛がってくださいませ」
香が涙ながらに言うのと、秋月は再び責め上げる。
「ふふっ、今日は初めてでしかも開いておらぬから辛いだろうが、なーに、そのうち良くなる。自ら腰を振って強請りたくなるようにな。わたしが仕込んでやる。そのために、明日から張型を使うからな」
秋月の責めは、憐憫のかけらもない。ただただ幼い未開の体を責め上げ、三度精を放つと漸く満足する。昭月と同じように、香に口で清めさせると座敷をでていった。
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