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崩壊と萌芽19

「あっ……ひゃあ……ん」 「二本目、挿れるね」 「……ぁあ、やぅ……」 人差し指に追いつくように中指が入ってくる。奥の方を擦ったかと思えば、次は膨らみを押す。 次から次へと止まらない快感がやってくる。 すると直接触られていないのに僕のものは熱くなる。じくじくと疼いて、中身がせり上がってくるよう。 「そ、そう……あん……もう……」 「イきそう? いいよ」 「や、やだっ……いっしょ、が、いい」 自分ばかり気持ちよくなるのは嫌だ。それじゃ本当に淫乱みたい。気持ちいいことを望む、あの人の言った僕と、同じに。 また出てきそうな顔を振り払う。 とにかく今は颯太を感じたい。颯太を感じて、かき消して欲しい。 抱きつく力を緩めて颯太の唇に吸い付く。全部繋がって、全部で颯太を感じたい。 「……だめだよ。まだ少しきつい」 「いいの。痛くても、いい。お願い」 颯太の瞳をじっと見つめて懇願する。 普段はこんなに強く主張することはない。それは颯太も知っている。 「……わかった」 溜め息を吐き、困ったような笑みで返事をくれる。 「んっ……」 指が抜け出て、カチャカチャとベルトを外す音がする。そしてすぐに熱いものが孔にあてがわれた。 何もしていないのにちゃんと勃っている。そのことに少し安心した。 「挿れるからね」 「うん……」 宣言と同時にズッと硬いものが入ってくる。 少しきついし、痛みも無いとは言えない。だけど受け入れたい。受け入れなければ、怖い。 颯太に顔を寄せるとちゃんとキスをくれた。舌が絡むと気持ちよくて夢中になる。その間に颯太は腰を進める。 「ンゥッ、んむっ」 できるだけ刺激をしないよう、弱いところは避けて奥に迫る颯太のもの。 極力優しくしようって気持ちが伝わってきて、胸のあたりが熱くなる。

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