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第331話 20-4(R18)

「タイガ。どうしてここに?」 タイガはカツラの両肩を掴み、どこか怪我はしていないか、何か異常はなかったかと確認する。 「みんな探してる。撮影まだだろう?」 「ああ…。まぁな」 ウエディングセレモニーの打ち合わせから離れたことの気まずさもあり、はははとごまかしながらもタイガがこの場に現れたことにカツラは片眉を上げた。 「タイガ、お前まさか?」 ニヤリと小悪魔的に微笑む顔はわかったぞと言い張っていた。 「何につけたんだ?携帯は置いてあるし」 「リングだよ。いつもつけているから」 「ああっ!なるほど!」 タイガは例の如くカツラにGPSをつけていたのだ。これはカツラも同意のことである。 カツラは腕にいい加減に巻きついた壊れたネックレスチェーンのリングをあげて見せた。 「さすがだな」 撮影の間、ブレスレットがわりに腕に巻きつけておくとカツラから伝え聞いていたが、今それは外れかけていた。カツラの身にまたなにかあったのかとタイガの顔に不安がよぎる。 そういう体質なのか運命なのか、カツラはトラブルに巻き込まれることが多い。 ケリアの一件から絶対に自分から余計なことには首をつっこまないようにとカツラに釘をさしたタイガであったが。 「壊れたのか?」 「うん、ちょっと」 タイガに余計な心配をさせたくなかったカツラは詳細は伝えず、道を尋ねられた老人にお礼にコインをもらったと話し、事実は伏せておいた。 「じゃ、戻るか」とカツラが進んで打ち合わせ場所に向かう。カツラのあとをタイガは追いかけた。 自然とカツラの後ろ姿に目がいった。ヒップは膨らみ、カツラが歩くたびに左右に揺れる。角度によっては尻の割れ目までうっすらと見える。しかも背中は大きく開いていて、美しい背骨のラインがなんとも言えず妖艶だ。タイガは股間がむずむずしてきた。 「カツラ」 「ん?」 タイガはカツラの手をとりそそくさと歩き始めた。 「どうしたんだ?」 今日の打ち合わせではタイガは不在のはずだった。思わずタイガに会えて気分が良くなったカツラは笑顔でタイガの横顔を見る。タイガの瞳の色は濃ゆい。カツラはこれからどこに連れて行かれるのかと体が疼いた。 「カツラ、こっち」 タイガは小会議室のような小部屋にカツラと二人、そろりと忍び込んだ。もちろん鍵はきちんとかけて。 部屋には一脚の長テーブルと椅子がむかい合わせに二脚あるだけで、ブラインドも閉まっておりシーンとしていた。 「タイガ、ここ…、んっ」 カツラがふりむくといきなり抱きしめられ濃厚なキスをされた。 「んっ、あっ」 ちゅっ、ちゅっ、くちゅくちゅと唾液と唇を吸い合う音が響く。タイガは舌をカツラの口腔内奥深くに忍びこませながらカツラの舌と自分の舌を絡めた。 「カツラ、カツラ」 今やカツラを長テーブルに押し付け、両手は尻をドレスの上から弄っていた。今朝も体を重ね愛し合ったばかりだというのに、タイガの体はカツラを狂おしいほどに欲していた。 「タイガっ、あっ」 止まらないタイガはカツラの首筋、胸元に愛撫をし、ドレスを巻き上げ生尻を揉みまくり始めた。 「カツラ、好きだ!好きだ…」 「あっ」 タイガはカツラを後ろに向かせ、ドレスを捲り上げた。Tバックに食い込んだ二つの膨らみがあらわになる。しかも今日のTバックはベージュであった。それはタイガの性欲を大いに刺激した。 「カツラっ!!こんなのはいて!」 タイガはしゃがみこみ、カツラの尻の膨らみをもみながら左右に開き、その中心をペロペロと舐め始めた。 「タイガっ、あっ、ちょっ!タイガ!」 キスだけて終わると思っていたカツラが、止まらないタイガの行為にさすがに声をかけた。このままではタイガは最後まで止まらないだろう。 「中では出さないから」 タイガの瞳は深海のように黒を帯びたブルーになっている。荒れ狂う海のように瞳の奥には狂気を帯びた欲望が垣間見える。 カツラは激しくタイガから求められていることにうっすらと笑みを浮かべた。そしてタイガにされるがまま、抵抗の意思がないと示すように体の力を抜いた。 タイガはカツラのTバックをするりと下ろす。ヒモのようなTバックは足首までパサっと落ちた。タイガは急ぎカチャカチャとベルトをとり、ジッパーを下ろす。息遣いは長距離でも走ったかのように荒くなっている。そして大きく深呼吸をすると、太くいきりたった肉棒をカツラのアナルに当てがい、まっすぐ突き刺した。 「っはぁ!!」 「ぃいっ…。あっ!カツラ、カツラ!」 小刻みに腰を動かされ、カツラはゾクリと快感が背筋を走る。 「あ…んっ、あっ、んっ、んっ!!タイガ」 「カツラ、カツラ、愛してる、好きだ!」 「あっ、タイガっ、あんっ、あっ、すごいっ、あっ!」 「いいのか?」 そう、かなりよかった。普段と異なる非日常の空間でこのようなことに及ぶことに興奮していた。しかも今タイガもカツラも業務時間内なのだ。 背徳的な行為、誰かがドアをノックするのではないかなど欲望を我慢しようとする思考はカツラの快感を司る神経をなおさら過敏にさせた。あまり声をだしてはいけないと思えば思うほど、カツラはタイガを締め付けタイガ自身の形を感じとり体の内奥を激しく痙攣させた。 「あっ、いいっ!あっ、だめっ、あ」 「くそっ!すごいいいっ!もうイキそうだ」 タイガもカツラ同じような感覚で普段よりも早く果てそうだった。 「あっ、タイガ…俺も…もう…」 タイガはドレスが汚れぬように腰までまくりあげた。そのすぐあとでカツラの下半身がビクンビクンと痙攣した。 「あっ…ん、いいっ!あぁぁっん!!」 カツラが射精し精液がテーブルにびゅっと飛んだ。そうなるとタイガは締め付けられたまらない快感がかけめぐる。「だめだ!!」 「がはっ!!」 タイガは慌ててカツラの中から抜き出し、外に射精した。毎回中出しのため、タイミングがなかなか難しい。少し下に溢れた精液を眺めながらもカツラを抱き寄せ、そのうなじにキスした。 「お前もイッたのか?」 タイガはカツラのうなじにちゅうっと吸い付き息を整える。 「うん。こぼれちゃった」 慣れていないからと照れ隠しで笑うタイガが愛おしくてたまらない。この男にはどんな場所、どんなときでも拒めない。こういうシチュエーションも刺激的で悪くはないが、カツラはタイガとのセックスをもっと楽しみたかった。 「物足りない。帰ったらいっぱい中出しして」 一瞬驚いた顔をしたタイガの頬にカツラはちゅっとキスをした。 「ごめん、我慢できなくなって。カツラ、すごく綺麗だし…。エロいし」 タイガはおかしな気分だった。女性はだめだが、カツラの女装姿に毎回興奮させられてしまう。もしカツラが正真正銘女でも自分は抱けると断言できた。 「髪、乱れてないよな?」 まだ撮影が残っている。カツラは仕事モードに切り替え髪の乱れを確認した。 「大丈夫、綺麗だよ」 タイガは部屋にあるペーパーでお互いの体をふきとる。もちろんテーブル、床もしっかりと。 「行こうか?」 「うん」 二人は再び手を取り合い打ち合わせ会場に戻った。

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