腰を引き寄せて上半身を起こさせ、腿の上に座らせる。 片手で自分の体を支え、強く下から突き上げた。 「や、ぁああっ…！あんっ、あっ、あぁんッ」 後ろ手が腰に回されるけど、感じ過ぎて力が入ってない。 快感を逃すために力を入れるヤツもいるけど、忍は力を失っちゃう方。 それでも必死に縋り付こうとする姿が、健気で可愛い。俺が守ってやんねぇと、って強く思う。 長くて赤い爪を背中に立てられるのが好きって男もいるけど、俺は「もうムリ」って泣かせるのが好きなタイプだから。 …まあ、それに気付いたのも忍がいたからだけど。 「ん、ぁッ…！」 乳首をグリッと摘まむと、忍はひと際高い声を上げた。 「ひぁっ、あっ、あんっ、しゅっ、くっ、ぁっ、しゅ…ぅく…っ」 「ん？っ、なに？」 クニクニと押し込んで、また引っ張ってグリグリと潰す。 「やっ、ぃやぁっ、ぁん、そっ、ちぃ、んぁあっ」 このままじゃ喋れないか、と腰の動きを止めて、背後から抱き寄せるように座り直した。 今まで体を支えてた手は仕事を失ったから、忍のもう片方の乳首にもイタズラすることにする。 コネコネ、クリクリ、キューッ、クニクニ… 腕の中でビクンビクンと跳ねる体が愛おしい。 「もっ、しゅ…く…っん、ぁあッ」 「ん？いい？」 「やっ、まっ…、はぁんっ、…そっ、ち…んっ、むくっ…のぉっ」 「んー？…こっち、向く？」 「む、くぅ…、ちゅうっ！」 喘ぎながらだから分かり辛いけど、はっきりと聞こえた。最後の「ちゅう」だけは。 お前ほんと、俺とキスすんの好きだよな。 脇に手を差し入れて持ち上げる力のままにズボッと引き抜く。一旦下ろしてこっちを向かせるとまた抱き上げて２人の位置を合わせた。 腕の力を弱めれば忍の体はその体重により、俺のモノをズブリと一気に飲み込む。 「あぁぁっはんぅ…ん、んぅぅ」 「んッ……！」 体から熱が解き放たれる感覚。 その瞬間、俺の方がその唇に触れていたくて、頭を抱き寄せ縋るように口付けた。