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第4話
ことのはじめは、駿介さんの家族が事故にあった日。
魂の回収に赴く先に居たのが駿介さんだ。
泣き顔がゾクゾクするほど魅力的だった。
死のうとする姿に興奮した。
だけど、ただ自分のモノにするのはつまらない。
そうだな。
どうしたらもっとあの顔が見えるのか。
笑みが堪えきれない。
だから、甘い言葉を囁いた。
男1人の命で妻と子供を2人は助けられない。
だけど、助けてあげる。
かわりに、貴方をもらうという言葉もきちんも吐いた。
それに対して同意をしたのはこの男だ。
だからこれは、俺のエゴだけじゃない。
Win-Winだ。
「駿介さん、愛してますよ」
微笑みを浮かべる男のにキスをする。
家族が蘇って良かったね。
俺は、もっと良いものが手に入ってしあわせですよ。
ハッピーエンドですね。
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