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第26話 魔法学園(13)

 2ー13 嘘つき  「なんで?」  テシガアラが僕に訊ねた。  「この前、レリアスは、してくれたじゃないか」  はい?  僕は、それがラクウェル兄に無理矢理やらされたときのことだと気づいて、慌ててテシガアラに言った。  「あれ、は、ラクウェル兄が、無理矢理」  「でも、してくれたよね、レリアス」  テシガアラが手の動きを速めていく。  快感が高まっていき、僕は、足を閉じようとした。  けど、テシガアラがそれを許さない。  僕は、テシガアラにベッドに押し倒されて。  テシガアラは、そのまま僕のものを擦り続けた。  「あぅっ!だ、めっ!」  「レリアスは、嘘つきだな」  テシガアラが僕に優しく告げた。  「こんなに気持ち良さそうにお汁を垂れ流してるのに」  「そ、そんなの、いっちゃやだっ!」  僕は、声を漏らしたくなくて手のこうを噛んだ。  でも。  テシガアラがすぐに空いてる手で僕の手を掴んだ。  「ダメだ!かわいい声を聞かせてくれ」  「そ、んな・・ぁあっ!」  テシガアラが擦る手に力を込めた。  堪らない快楽の波に襲われて僕は、背を反らしていた。  「あ、あぅっ!」  テシガアラの手の中に精を吐いてしまった。  僕は、すぐに起き上がるとテシガアラに頭を下げた。  「ごめん!手を汚してしまった」  「ああ?」  テシガアラは、そっけなく答えた。  「これでおあいこ、だろ?レリアス」  テシガアラは、やっぱりこの前のこと気にしてたんだ。  僕は、申し訳なさにうつむいた。  そのとき、ドアをノックする音がきこえた。  というか、連打してる?  「レリアスお兄様!ご無事ですか?リリアンが参りました!」  リリアン?  テシガアラは、やれやれとため息をつくとドアの鍵をあけに行った。  というか。  ドアに鍵なんてかけてたんだ?  「レリアスお兄様、ご無事ですか?」  リリアンが飛び込んできた。  まずい!  僕は、思わず顔を伏せた。  今の顔を見られたら。  僕は、慌ててリリアンに声をかけた。  「大丈夫、だから!来ないで!」  「レリアス、お兄様?」  リリアンがテシガアラに詰め寄る。  「あんた、私のレリアスお兄様に何をした?」  「何も」  テシガアラがしれっと応じる。  何が、嘘つき、だ!  自分だって嘘つきじゃないか!

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