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第33話 生け贄の王子(7)

 3ー7 責苦  ラクウェル兄は、僕の着ていた服を引き裂くと僕の体を暴いた。  「お前は、俺のものだとどれだけ教え込んだら理解するんだ?レリアス」  ラクウェル兄は、僕を邪神の触手で縛りあげると僕の両足を開かせた。  僕の萎れているものを掴むとラクウェル兄は、それを握りしめた。  「い、たいっ!」  僕が顔を歪めるとラクウェル兄は、そこに触手を這わせてきた。  ヌメヌメした触手に触れられると背筋がゾクゾクする。  触手から出る滑りは、媚薬の効果がある。  滑りを擦り付けられて僕のそこはすぐに芯を持った。  ラクウェル兄は、僕を触手に任せると体を離してベッドから降りた。  「しばらくそうしてろ。俺は、ローザと話してくる」  「あ、にうえ・・」  ラクウェル兄は、そのまま触手に囚われた僕に背を向けると部屋から出ていった。  「あっ・・」  僕は、もういきたかったけど、触手に根本を縛られていくことができない。  僕の先端からは、とろとろと透明な液が溢れていた。  「んぅっ・・」  僕は、切なくてなんとか快感を得ようとして腰を揺するが触手たちに押さえられていて身動きもできない。  もどかしさに涙が出て。  僕は、すすり泣いていた。  「ん・・うぅっ・・」  邪神の触手が僕のひくついている後孔の周囲をちろちろと撫でる。  だが、触手たちは、そこには侵入してこない。  僕の下腹には、赤く淫紋が浮き上がっていた。  僕は、いきたくて。  もう、限界だった。  「あぁっ・・ラクウェル、兄上・・お願い、です・・はやく・・くださ、い・・」  僕が呟きを漏らすと、一本の太い触手がどこからか延びてきてそれが僕の口中へと侵入してきた。  「ぅぐっ!」  触手は、僕の口内をぐちゅぐちゅとかき乱すとドロリとした液体を僕に飲ませた。  それは、とても甘くて。  喉が乾いていた僕は、それを音をたてて飲み干した。  それでも触手は、僕の口内から出ていこうとはしない。  それどころか少しづつ僕の体の中へと入り込んできた。  「んぐっ!」  僕は、思わずえづいていた。  

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