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第91話 邪神の国(13)

 7ー13 永遠  「俺とレディ カルプニアは、ただの共同経営者だ」  ハジメは、僕を抱きながら話し続けた。  「彼女には、幼いときからの婚約者がいてこの春には、婚礼の儀をすることになってるし」  僕は、いかされながらその話をきいていた。  「人の話もきかずに疑って他の男に体を許すなんて本当に愚かだな、レリアス」  「あっ・・も、許ひ、て・・」  僕は、呂律の回らない口でなんとか言葉を発する。  「も、勘弁して、くらしゃ、い・・」  「どうしようかな」  ハジメは、僕を膝の上に座らせて下から突きながら僕の耳を舌先で舐めた。  「もっと、レリアスを哭かせたかったけど、これぐらいで勘弁してあげるかな」  ハジメが僕のことを後ろから抱き締めた。  「いっぱいレリアスのかわいいとこみれたし、ね」  「あ、あっ・・」  突かれながら僕の前は、とろとろと透明な液体を漏らし続けていた。  赤く輝いている僕の下腹部の淫紋を指でなどりハジメがささやく。  「俺の愛を舐めるなよ、レリアス。もう、次はないぞ。次、浮気をしたら監禁していかしていかして、お前が人でなくなるまでしてやるからな」  ハジメが僕に訊ねた。  「わかったか?レリアス」  「ひゃいっ・・わかりまひた・・」  なんとか答えた僕のことを優しく撫でるとハジメは、僕の最奥へと熱い迸りを放った。  数日後、マハラート王国からの使者がきた。  それによると、正式に僕を国王の妃として向かえたいということだった。  邪神の加護を受けた僕を王家の花嫁として向かえたい。  けど。  僕は、もちろん断った。  ハジメは、使者の前で僕を抱き寄せると、告げた。  「これは、俺のものですから。誰にも渡すわけにはいきません。お引き取りください」    僕とハジメは、お互いのもやもやをぶつけ合った。  そして、いろいろな誤解やらなんやらが解消されて。  また、お互いの愛情を確認できるようになった。  もちろん、マハラート王国であったことは、リリアンには内緒だ。  刺激が強すぎるから。  リリアンは、まだまだ、僕にとっては、かわいい妹なんだ。  それに。  ハジメが夜もすごいことが知られてライバルが増えたら嫌だし。  結局。  僕も独占欲が強いんだ。  ハジメは、僕だけのもの。  僕だけの男、だ。  永遠に。

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