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第90話 邪神の国(12)

 7ー12 醜態  目の前で恥態をさらしている僕を見つめてハジメが話しかける。  「最初からこうすればよかったのか?レリアス。お前は、こうやって体に教え込まなくては俺だけのものにならないのか?」  「ふぐっ!」  僕は、全身を触手に苛まれてもう意識が薄らいできて。  全身のいたるところが気持ちよくって。  もう、何も考えられない。  体の内も外も。  触手に侵されて僕は、いき続けていた。  精を吐くことも許されず、それでもいき続けて。  僕は、涙を流して快楽に堪えていた。  これ以上されたら僕は、もう、人ではいられなくなる。  ただの獣に堕とされる。  いきすぎて僕が全身を痙攣させているのを見てハジメが優しく笑った。  「そろそろ、いいかな?」  じゅるっと音をたてて触手が僕の中から引き抜かれていき、僕は、ベッドの上に投げ出された。  「ぅあっ!はっ・・あぁっん!」  僕は、去っていく触手を求めて体を捩る。  全身からだらだらと液体を垂れ流している僕にハジメが手を伸ばして僕の両足を開かせると奥をその剛直で貫いた。  「あぁっ!ふっあっ!」  「刻み込んでやる、レリアス。お前は、俺のもの、だということを!」  ハジメに抱かれて、僕は、意識を手放した。  翌朝、ハジメは、身支度を整えると出掛けていった。  だが。  ハジメは、ベッドの上で黒い触手に捉えられ苛まれ続けている僕を見下ろすとにっこりと微笑んだ。  「すぐに戻るからそれまでは、そのまま待っていて、レリアス。戻ったらいかせてやるからな」    ハジメが戻ってきたのは夕方のことだった。  僕は、ハジメが戻るまでずっと一人で触手に責め苛まれて。  触手は、僕に数時間おきに何かどろりとした液体を飲み込ませた。  それは、回復薬のようなものらしくそれを飲むと体力がもどり再び僕は、触手の責めに悶えるのだ。  もう、全身がぐちゃぐちゃで。  触手は、僕が排出するものをすべて受け止め飲み干していた。  僕は、涙と鼻水と唾液で汚れた顔をシーツに擦り付けてこの悦楽に堪えていた。  ハジメは、戻ってくると僕の頭を優しく撫でた。  「よくがんばったね、レリアス」  ハジメは、僕の尻へと手を伸ばした。  「ご褒美をあげなきゃね」  それをきいた瞬間、僕のものは、とぷっと白濁を漏らした。  ハジメがくすっと笑った。  「ああ、お漏らししちゃって。待ちきれなかったの?レリアス」  ハジメは、笑いながら僕の体を押し開くと奥をそそりたったもので深く貫いた。  「ふぐっ!ぅあぁっ!」  僕がいく、その瞬間に、ハジメは、僕を解放した。  全身の触手が抜かれ、僕は、潮を吹いていった。  

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