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第12話 *

 ライモはすぐにその肌を舐め回したいと言う欲求を必死に堪え、ユリを優しく寝床に下ろした。 「後ろからの方が負担、少ないから……」  そう言って四つん這いにさせる。  それも事実なのだが、オークの顔を見ながらだとユリが怖がるのではと思ったのが本当の理由だった。  布を被ったままのユリは大人しく指事に従っていた。  ライモは急いで自身の服を脱ぐと、昂りすぎた怒張が飛び出した。  先走りで先端から欲望の露が漏れ出している。  ライモはユリが被っている布を剥ぎ取り、ユリの尻に手をかけ割り開いた。 「んっ……」  ユリが小さく呻く。  白く柔らかな尻は、割れ目に沿って薄紅色に色付いていた。  最奥の蕾は赤く、発情の蜜がたっぷりと溢れ出し、ヒクヒクと震えている。  ライモの喉が意図せずゴクッと鳴った。  オークの雌なら躊躇なく突き入れているのだが、ユリはエルフだ。この剛直をこの小さな蕾に無理に入れたら裂けてしまうかもしれない。 「あ……早く……入れて……」  そんなライモの苦悩とはお構い無しに、正気を失ったユリが誘惑してきた。

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