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第33話 *
ユリの中が馴染むのを待って、ライモは腰を振り始めた。
「んっ! んっ、んぁ……」
ライモの動きに合せてユリの声が漏れる。
それは発情期の時より慎ましい。
「ユリ、声……我慢しなくていいぞ……」
「そ……んな、はっ、恥ず……かしぃ……」
一週間、性交しまくっていたのに、ユリはそんな恥じらいを見せる。
ライモに組み敷かれたユリは、白い肌を薄紅色に高潮させ、激しい快感に声を殺して耐えていた。
絹糸のような美しい金髪と、潤んだ緑の瞳。
薄く開き、荒く息をする赤い唇。その息に合わせて上下する胸には同じ色の飾りが二つ。
ライモはユリの中を堪能しながらも、ユリの身体を目に焼き付けるように見つめていた。
(もう、これで最後なんだ……)
ユリが乱れ感じる様子にライモのソコは益々興奮し膨れ上がっていった。
ライモは我慢の限界に達し、激しくそこを突き上げる。
「ああ、ユリ……っ」
「ひっ、んぁあっ!」
それと同時にユリの平たい両胸も揉み、胸の先端の飾りを指の腹でグリグリともてあそぶ。
「あぁっ!」
するとユリの腰が跳ね、ユリの可愛らしい男性器がプルンと震え、ピュッと白蜜を吐き出した。
「ああ、ユリっ! 俺も、もうっ……」
ユリに引きずられ、ライモは射精感が高まる。
ライモは腰を引こうとした。
するとユリが懇願してきた。
「待って……お願い。そのまま中に、出して……」
「なっ……、だ、駄目だっ」
「ライモ……私は、正気だ……頼む……」
押し問答をしている余裕がライモにはもう無かった。
ライモはユリに促されるままに、ユリの腹の中を大きくえぐった。
「くっ、ユリ……!」
そして、ライモはユリの最奥で果てた。
「んぁっ……」
おびただしい量のライモの精子がユリの奥に注がれ、ユリは小さく喘いだ。
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