■ 　紬は再び後孔に性器が挿入されると、さっきよりもまた大きくなったそれにうっとり蕩けてしまった。 　恭介も、また噛もうとした時に怖がってしまわないように、声を掛けながらゆっくり動く。 「はぁ……ン、き、もち……奥、撫でられるの、気持ちいい……っ」 「うん。トロトロになってる」 　紬は先走りを溢れさせ、お腹の上を濡らす。 　ゆっくりなセックスも、さっきみたいな激しいセックスも気持ちいい。 　恭介上体を倒してキスをしながら、耳を触ったり乳首を抓ったりして、紬の気持ちを高めていく。 　グーッと奥の壁を潰すように腰を押し付けては、フワフワ撫でる。 　それをされると紬は段々考えることが出来なくなっていき、足をダランと開けては口の端から飲み込めない唾液を零した。 「んっ、ぁ、ぁ……！」 「また、ココ、入ってもいい……？」 「あっ！」 　下腹部を軽く押される。 　体が跳ねて、爪先までガクガクと震えた。 「ぉ、ぁ……そこ……気持ち、良かったトコ……」 「うん。コンコンってするから、お腹に力入れてみて」 「っ、ん」 　Ωはドキドキしながら、言われた通りにぐっと下腹部に力を入れる。 　するといとも簡単にそれがグポンと中に入ってきた。 「────ッッあ゛！！」 「っ、入った」 　大袈裟なほど紬の体が震える。 　さっきも感じた感覚だ。 　グポン、グポンとそこを性器が出入りする度に思考は溶けていく。 「あっ、ぁ、あ……あ゛……っ」 　腕を掴まれ体を起こされる。 　対面座位の体勢になったことで奥に当たり、それが気持ちよすぎるのでイヤイヤと首を振れば、キスされて少しずつ落ち着いていく。 　 「ぁ、お、おくっ、奥が……っ」 「は……はぁ」 　紬は恭介に抱きついてポロポロ涙を零し、あっという間に射精する。 　その時、恭介はスーッと深くフェロモンを吸ってしまった。逆に紬も恭介から醸し出されるフェロモンを吸ってしまう。