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8.※

碧人の腰辺りに添えていた手を、自身に触る。 気持ちはそうだとはっきり分かるのに、縮んだままだという感触が伝わり、おかしいと思いつつ、両手で扱いていった。 咥えること以外言われてないため指摘されるかと思ったが、何も言われることがなく、笑みを湛えたままであったことをいいことにそのまま躊躇することなく動かす。 「は⋯⋯ふぁ、ん⋯⋯あ⋯⋯ふっ、ん⋯⋯」 気持ちいい。その感覚が確かにあるはずなのに、それでもぴくりとも反応しないソレを半ば無理やり扱き、それ以上葵の口に挿入()れてこない碧人のがもどかしくなって、自ら根元近くまで呑み込んだ。 「葵⋯⋯? どうしたの、積極的だね⋯⋯」 小さく笑っていた碧人が優しく撫でてくる。 そうしてくれるのが嬉しくて、悦びに身体が震える。 葵の意思を尊重してくれるらしく、そのまま自分のしたいように碧人のをしゃぶり、下のも意識を向けた。 後孔に挿入()れられている時のように頭を前後を動かしたり、先端部まで引いた時、隅々まで舐めては音を立てて吸い上げてみせた。 耐えているように見せかけている碧人が、葵の目からは太もも辺りがピクピクと小刻みに震えているように見え、碧人もこうされて嬉しいんだと思い、もっとそうなって欲しいと絡め取るように舌を動かしつつ、根元まで口に含んだ。 そんな時、ピクっと碧人が大きく動いた、かと思えば。 「⋯⋯葵、受け止めて」 「⋯⋯ん⋯⋯ッ!」 後頭部をぐっと押さえ込んだ時。 口の中で碧人のが脈打ち、熱い液体が迸った。 慣れてしまった濃厚な白液が喉へと流れていくのを感じ、同時に満たされていくような感覚に気づけば頬が緩んでいた。 「そのまま、飲まずに」

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