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7.※イマラ↔フェラ
「違った形⋯⋯?」
それは何なのかと思っている葵の目の前で、立て膝をしていた碧人が立ち上がった。
その時露わになるのは、葵より断然存在がある碧人の立派なモノ。
既に半勃ちとなっていたソレが眼前に迫る。
「ほら、咥えて」
先端辺りを添えるように持っていた碧人は、葵の口に半ば押し付けると、一瞬理解ができずにいた葵はそれに従うしかない形で、受け入れた。
「ふぁ、ぅ⋯⋯。ん、んっ、ふ、ん⋯⋯」
「いいね、葵⋯⋯きもちいいよ⋯⋯」
先端部辺りを舌先で掬うように舐めていると、後頭部に手を添えてきた碧人がため息混じりの声で二度頭を撫でてくると、そのままの力加減で頭をゆるゆると動かされる。
強引ではないそのやり方に、今までそのようにされたことがないと戸惑いつつも、カリや裏筋、棒を動かされているのもあって、それを利用して舌を動かした。
「んっ、ん、んん、んっ、ふっ、あ、ん⋯⋯っ」
「葵も、ほとんど自分でやっているけど、動かされて、苦しい⋯⋯? それとも、きもちいい⋯⋯?」
「ん⋯⋯っ、ひぃ、も、しぃ⋯⋯ふぁ⋯⋯」
「ふふ⋯⋯咥えながら、一生懸命言おうとしている時、吐く息がくすぐったい⋯⋯」
不意に顔を上げると、見るからに楽しそうな微笑みを浮かべる夫と目が合い、どくん、と心臓が高鳴った。
この顔が好きだったからそんな反応をするからなのか、それとも、頬をほんのりと染める碧人が見下ろしているのが扇情的に思えたから興奮を覚えているのか。
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