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登場人物紹介【反魂儀呪・集魂会・bugs】※ネタバレ含む※
作者の覚書みたいなものです。
後々色々と修正すると思います。(特に体重とか。なんとなくしか割り当てていないので。見た目の注釈を重視してください)
【反魂儀呪 】
◎八張 槐 (32)
《見目》
身長180㎝ 体重70㎏
ガチムチです。
集落にいた頃の槐は、ひょろ長でした。
《出自と所属》
滋賀県大津市桜谷集落
反魂儀呪リーダー 重圧術、四魂術、呪詛
《性格と概要》
桜谷集落を仕切る五人組の一家・八張家の長男。元々曰く付きな家から嫁いだ母親(久我山あやめ)のために肩身の狭い思いをして生きてきた。父親が死んだタイミングで集落を出たため、八張の本家は実質没落した。
神喰いの惟神である直桜と神殺しの鬼である護を見付けた時点でかなり長期的な計画が、槐の中で始まっていた。二人への執着はもはや異常。直桜と護が槐の理想通りの恋人になってくれてとても嬉しい。今は清人に恋している自分を楽しんでいる。
一見しては温和そうで、その実、内心は人を見下しているのがチラ見えする感じの人。作者的には書いていて一番楽しく、かつ難しいのが槐です。メンヘラ属性って難しいよね。
集落にいた頃の槐は、引っ込み思案な少年。周囲の心無い声に蹲って泣いている時にいつも手を差し伸べて立ち上がらせてくれる陽人は槐にとってスーパーヒーローで大好きだった。幼少期、何気なくキスして以来、陽人に避けられるようになり、それに興奮して抜くことを覚えてから、自分のメンヘラ気質とゲイのセクシャリティに気が付いた。人間観察は集落の大人たちを眺めて得た特技。自衛のために作った性格がそのまま今の槐になった。自分の居場所は集落ではなく母親の実家側だと確信した頃に、直桜の才能(気枯れ)に触れて、欲しくなった。他の惟神(四神)は幼過ぎたせいもあり興味なかった。
槐が昔から今でも一番愛しているのは陽人。律のセクシャリティに何となく気が付いていたのも槐だけ。
母親に引き摺られて入った反魂儀呪だが、槐なりにやりたいことがあってリーダーになった。その目的のために直桜と護が必要だと考えている。
《性》
ゲイ・バリタチ。でも女も抱ける(愛のないセックスなら)。
一晩中、清人をイかせ続けるくらいだから、テクもあるし腎張ですね。護に男を教えたのは槐(載人)だけど、目的が護をゲイに仕立て上げるため(後々、直桜と恋人になってもらうために)だと知ったら、護はきっとまた激昂するんだろうなと考えて悦る、それが槐です。
◎枉津 楓 (21)
《見目》
身長169㎝ 体重56㎏
見目麗しき若君、という表現がぴったりな王子様的風貌
《出自と所属》
神代大学物理学部遺伝子工学科四年生
反魂儀呪巫子様
OUTSU製薬の跡取り息子
《性格と概要》
穏やかな性格で声を荒げることもなく、ニコニコと無害な笑顔を振りまいて見守っている感じの人。女子に大変モテるが浮いた噂はない。直桜の大学のゼミ仲間。1年生の頃から仲良しな友人。出会った頃からずっと直桜のことが好きだったのに、欠片も気付かれなかった。第一章で反魂儀呪の巫子様であることが判明してからは、性格の悪さを前面に出すようになった。素の楓は多分、ツンデレ属性だと思われる。そういう楓を書くのは作者的にとても楽しい。
槐を兄への恋慕以上の思いで慕っているが、槐がわかっていて触れてこないのも知っている。直桜に対する愛情も本物で、自分の気持ちに悩んでいる。清人のアドバイスは楓には嬉しかった。
幼い頃から時々、母親と共に家に遊びに来る年上の人が父親違いの兄であることは知っていた。集落を追い出されて枉津の家に入った母のすぐ後に兄もやって来た。楓の父は槐のことも楓と同じように可愛がっていた。だから余計に槐を受け入れられた。
何故、楓の姓が「枉津」なのかを書けないでいたけどⅢ章でやっと書けました。
《性》
ゲイ・ネコ寄りのリバ。Ⅰ章の後半で儀式の時、直桜を抱いてたけど、本当は抱かれたい。最初は自分をHLだと思っていた。ゲイに目覚めたのは槐の影響。きっと楓はこれからも槐と直桜に翻弄されながら生きていくんだろうなと思う。どこかで救世主が現れるといいですよね……。
◎久我山 あやめ(十年前の封印時点:45)
《出自と所属》
京都府京都市左京区鞍馬貴船町
反魂儀呪・元リーダー/巫子様
《性格と概要》
鞍馬山にある久我山宗家の次女として生を受ける。呪禁師の家系である久我山家で、あやめは呪術を叩きこまれる。また、行っていた呪術実験で巫蠱となるよう命じられる。そんなあやめを憐れんだ八張の長男が、あやめを救いたいと攫うように集落に連れ帰る。あやめも決められた縁談が嫌だったし八張の長男に好意があった。あやめを連れて集落に戻ると「穢れを嫁にするな。集落にいれるな」と集落に散々反対された結婚だった。やがて子を宿し槐が生まれるも、穢れの子として集落では忌み嫌われた。夫は息子の槐に直日神の神降ろしを望んでいたが、成らず。散々、責められたせいで、あやめの恨みは直桜に向いた。
桜谷集落での生活が耐えられず、あやめは集落を飛び出す。「必ず迎えに来るから」と槐を置いて逃げた。逃げた先は結局、久我山の家が決めた婚約者の枉津樹(楓の父)の家だった。あやめにはそこしか頼れる場所がなかった。結局、八張の夫に連れ戻されたが、あやめの腹には既に子(楓)があり、離縁され集落追放が決まった。槐を連れて行きたかったが、八張の長男である槐を夫は手放さなかった。槐に枉津の家に来るよう密かに伝え、反魂香と神蝋を持って逃げるように集落を出た。
枉津の家は久我山家と親しい間柄にあり、呪法の方面で繋がりが深かった。反魂儀呪へ資金援助をしている事実も知っていた。反魂儀呪が久我山の呪力を欲している事実も知っていて、あやめは樹を選んだ。八張の子と枉津の子をあやめが産んだ事実を樹は称賛した。
その後、あやめは反魂儀呪のリーダー兼巫子様となった。あやめの中に溜まった集落への恨みは惟神への恨み、直桜への恨みに転化していった。
※この辺の設定は後々変更するかも。
●以下のキャラたちに関しては後々追記していきます。
◎一倉 湊 (25)
《性格と概要》
基本、日本刀を使うが銃も使える。反魂儀呪の武闘派戦闘員。
特に思想がある訳ではなく、行く宛なく彷徨っている所を槐に拾われた。本人は血なまぐさい戦闘が楽しめればそれでいい。殺しが好きというわけではないので、入ってきた後輩には優しいし死なないための指導もする。剣人は湊に指導を受けた。
◎仁科 楊貴 (16)
湊を慕ってついて歩いていた孤児で、湊が反魂儀呪に入ったから一緒に入った。湊の言葉が絶対で、世界の総て、みたいな女の子。湊に武術を習っているので同じ武器が使える。運動神経は湊より良い。
プライドが高く、結構わがままだが、湊の言葉には従う。槐のことはあまり好きではない。反魂儀呪がやろうとしていることには、うっすらと怖さを感じているが、湊が席を置いているので何も言えないでいる。楓に淡い片思い中。
◎八束
反魂儀呪護衛団団員
呪人の術(怨霊を人形にいれて呪力で馴染ませる)で作られた偽人。
リーダーと巫子様を守るためだけに存在し、二人の命は絶対。
案山子みたいな見た目でカクカク動く。槐と楓に対する忠誠心は九十九の中で一番強い。
◎三里
反魂儀呪護衛団団員
呪人の術(怨霊を人形にいれて呪力で馴染ませる)で作られた偽人。
リーダーと巫子様を守るためだけに存在し、二人の命は絶対。
英里の御霊が使われている可能性が高いが、実のところどうなのかは今後の展開で。
◎五奇
反魂儀呪護衛団団員
呪人の術(怨霊を人形にいれて呪力で馴染ませる)で作られた偽人。
リーダーと巫子様を守るためだけに存在し、二人の命は絶対。
詳細は後日追記します。
【集魂会 】
◎行基 (81で入滅)男
《見目》
身長170㎝ 体重60㎏
見目は50前後の苦み走ったおっさんのイメージ
正装はやっぱ袈裟かなぁ。普段はスウェットとかでいいけど。
《出自と所属》
河内国大鳥郡(現・大阪府堺市)
集魂会リーダー
《性格》
よく言えばおおらか、悪く言えば大雑把な性格。ふざけているけど、いざという時は頼りになるおやっさん。元々は理研絡みの妖怪や人を保護していたが、最近は理研に関わらず、行き場のない生き物全般を懐広く保護している。
最初に行基が召喚されたのは昭和期。それ以後も何度も入滅と召喚を繰り返されている。「正直、面倒だなぁ。早く入滅してぇなぁ」と思っているが、茨や黒介の顔を見ていると放置も出来ない。武や蜜は目を離せない。といった具合に保護者になっている。
忍(役行者)とは生きている時には縁がなかったが、聞き知っていた。(忍の方は知らなかったが)。その人柄を知っているので、集魂会が13課の下部組織になることに抵抗はなかった。
平安時代の行基は、元は民衆のために頑張ってた修験者で、何度も中央に弾圧され(民衆の耳目を集め人気があったから恐れられていた)、結果、聖武天皇に大仏の開眼式の指揮を任され、日本初の大僧正の称号を貰った人です。そんな人だからね、弱き者を助ける精神も、目的のために強者に屈する必要性も知っている人だと思います。大僧正の称号に浮かれたタイプではないんじゃないかと。少なくとも本作の行基は「いらねぇし……」と思ってた人です。
《性》
坊さんなんでね。生きてる時は我慢していたか男抱いてたか。今はその辺、自由だから、バイだと思う。けど、行基的に集魂会の子供たちに手を出さないのは最低限のルール。蜜が盛っても相手はしてあげません。
◎神崎 黒介 (?)男
《見目》
身長166㎝ 体重?㎏(多分軽い)
黒髪と黒い瞳が特徴。カラスだからね。
《出自と所属》
和歌山県熊野・八咫烏の里
集魂会まとめ役
《性格》
物静かで落ち着いた性格。割と常に冷静で、感情で判断しないタイプ。組織のトップだから、という理由だけではなく行基が大事で好き。
自分を憐れんだり馬鹿にしない相手には、心を開く傾向がある。
本来の姿は大きな三本足のカラス。人を数名乗せられるくらいにはでかい。直桜が感じた通り、人間の血は薄いので、八咫烏本来の力を発揮できる。むしろ人の血が混じったことで純血より強いが、本人は混血がコンプレックス。八咫烏の里は掟が厳しく純血以外は即追放なので、育ってきた環境によるものでしょう。
今後、梛木と会う機会があったら、きっと黒介は死ぬほど怯えると思うけど、梛木は「お、八咫烏がおるの」くらいにしか思わないと思われる。梛木にとっては混血とかどうでもいい。
《性》
今のところまだわからないねぇ。
◎卜部 武流 (17)男
《見目》
身長174㎝ 体重62㎏
がっちり体系の短髪。
《出自と所属》
理化学研究所少子化対策室
集魂会
《性格》
code犬夜叉。カラッと明るい性格で、あんまり暗い考え方は基本的にしない人。 仲間思いで、身近な人たちは大事にしたいし、失いたくない。そういう気持ちが空回りして、直桜にああいう行動をとってしまったのは、若さ故かなと思う。
本来の武流は人の痛みを感じられる優しい子です。
bugsと集魂会の板挟みになって一番苦労している人かもしれない。
《性》
HL。卵を付けて子孫を残す本能を強くインプットされているので、基本的に女性にしか欲情しない。蜜が盛った時は相手をしてあげることもある(蜜は孕めるから体も反応する)。直桜のことは頑張って誘いました。それくらい切羽詰まってたんだね。
体内で受精卵を作り、女性の子宮に着床させるタイプ。体内は両性具有だが、女性の胎に卵を流し込みやすいよう、男の体をしている。主に女性を誘うフェロモンを出すが、男も誘える。
◎碓氷 蜜白 (20)男
《見目》
身長163㎝ 体重53㎏
華奢で色白の薄幸そうな青年て感じ
《出自と所属》
理化学研究所少子化対策室
集魂会
《性格》
code夜雀。したたかで計算高い本音を無害な笑顔で隠している人。基本的に悪い子ではない。武流と同じで仲間を失いたくない想いが強い。自分には救えるだけの力も抜きんでた知恵もないと知っている。だから武流と行動を共にしている。
直桜に対して挑発的ともとれる発言をしていたのは、羨ましかったから。大好きな人と番になれて沢山の仲間に囲まれ大事にされている直桜が羨ましかったし妬ましかった。護に欲情したのは本能だけでなく、恋愛的にも好みだったから。今後、集魂会に行く度に護は蜜に誘われて、直桜が嫉妬することになるのでしょう。気枯れが発動しないことを祈るばかり。
《性》
ゲイ・ネコ。蜜は種を貰って孕む側なので、男しか愛さないし誘わない。我を忘れるほど惹かれる相手は、相当に相性が良い。護は一回くらい蜜に種付けしてあげてもいいと思うが(孕めば蜜の本能が腹の子育てにシフトして落ち着くから)、そんなことしたら九州地方の生き物全部が根絶やしになるかもしれないよね。
体内に子宮を持ち、子を孕めるので月経がある。射精もするが、精液のみで精子はない。主に男を誘うフェロモンを出す。女は反応しない。
●以下のキャラたちに関しては後々追記していきます。
◎平井 茨 (茨木童子)(?)
突然変異で産まれた大江山の鬼子。護より鬼(妖怪)の気が濃い。
長寿なので両親は既に他界している。
【bugs 】
◎伊吹 保輔 (17)
《見目》
身長174㎝ 体重59㎏
《出自と所属》
理化学研究所少子化対策室
bugsリーダー
《性格》
code土蜘蛛(保輔しか持ってない)。ずる賢くてしたたか、相手が動くのを待って誘導する、相手に自発的に行動したと思わせながら思い通りに操る思考や話術が得意なタイプ。性根は……Ⅲ章で。
《性》
HL。本能としては女を欲するので、恋愛対象は女。
優士と同じで、保輔に射精された女性は通常の十倍以上の多幸感を味わえる上に依存性が増し恋愛感情が芽生える。保輔の場合、それだけではなく、受精する確率が猫並(90%以上)なのが一番の特徴。多幸感と依存性、愛情に関しては男性も同様。フェロモンは男も女も誘える仕様。
◎坂田 美鈴 (16)
《見目》
身長159㎝ 体重49㎏
《出自と所属》
理化学研究所少子化対策室
Bugs
《性格と概要》
code覚。
口が軽くてプライドが高い割にお馬鹿なビッチ。
《性》
HL。より強靭で優秀な遺伝子を嗅ぎ分け反応する能力を持つ。面食い仕様なので、顔も大事な要素。フェロモンは男女ともに誘える仕様。
覚は脳神経系の霊能。
犬夜叉と夜雀は特殊能力のみだが、繁殖の能力が優秀。
【理化学研究所】
◎安倍 千晴 (40)
現・研究所所長で英里の姉。
槐や楓とは従姉弟。
久我山家長女の母親(晴子)と同じで霊能を持たずに生まれてきた。それ故のコンプレックスや妹・英里への羨望や嫉妬は大きかった。(晴子も妹・あやめへのコンプレックス強かった)
母親の晴子の嫁ぎ先、安倍家は陰陽道の流れを汲む家柄。土御門家の本家。(安倍家は清明以降、優秀な術者はいなかったから、権力に縋って家を維持してきた感が半端ないけどね)。現在の安倍家にも優秀な術者は特になく、現在は理化学研究所の運営を担う科学系一家。
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