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Rendezvous03 小悪魔プリンス12 支配欲 ※
「お前はおれにポーカーで負けて、キス30回の借金があるんだよな?」
突然25歳の姿になったエリィ、もといエリオットはミチルを組み敷いて笑う。その顔は完全に捕食者のそれであった。
ヘビに睨まれたカエルよろしく、ミチルは動けないまま目を泳がせる。
「それはエリィが勝手に……」
ミチルが言い終わらないうちに、エリオットはまた綺麗な指でミチルの頬をなぞった。
それをされるとミチルはゾクゾクが止まらない。
「ふうん、どうせコドモの戯言だって聞き流したんだろ?残念だったな、大人になったおれは余裕で実行するけど?」
不敵に笑ったエリオットはその綺麗な顔を近づけてまずミチルの頬にキッスした。
ぶっちゅうううう……!
「ぎぃやああああ!」
キスというより、かぶりつくようなエリオットの唇の感触に、ミチルは思わず悲鳴を上げる。
これはやばい。このままいけばあらゆる所がぱっくんちょされる!
ちゅっちゅっちゅーの、ちゅっくちゅくちゅー♡
「ほぎゃああああ!」
顔中に振ってくるキッスの雨に、ミチルは心臓が木っ端微塵に砕けた。
「……お前ムードねえな。もっと色っぽい声で鳴けよ」
「鳴くかあ!セクハラエロギャル男がああ!」
冗談じゃない。理性を保つには汚い声を出し続けるしかないのだ。
その気になったら負けだ。ミチルは動かない体の代わりに一生懸命変顔で対抗した。
「あ、そう。なら根比べだな。あと23回、きっちり払ってもらうからな!」
エリオットはニヤァと笑って、今度はミチルのパーカーをたくしあげた。
「すべすべのーお腹にぃー」
むっちゅっちゅーのちゅー
「ぎょわああああ!」
耐えろ!耐えるんだオレ!汚い声を出し続けろ!
「腰周りもいっちゃおっかなー」
ちゅちゅっちゅー、ぺろっ
「ぎゃおー!おおい、舐めるのは違うだろおお!」
「うるせえな、口ごたえしてんじゃねえぞ、借金小僧が」
さすがに腰はまずい。ミチルは身を捩って抵抗した。が、エリオットはそれすらも利用してミチルの体をひっくり返した。
「……お前、男のくせに柔けえ背中してんなあ」
肩甲骨周りにむっちゅっちゅー
「にゃああああ!」
ミチルは背筋に走るゾクゾク感に耐えようと頑張った!だがもう汚い声が出てこなくなってきた。
エリオットはミチルの背中をちゅっちゅ、ちゅっちゅしながら左手をスルッと胸元に差し込んだ。
「ああっ……!」
「!」
とうとうミチルは甲高い声を出してしまった。それに煽られたエリオットは耳元で甘く囁く。
「やればできんじゃねえの……なあ?ミチル……」
そうしてエリオットは後ろから手を回したままでミチルの胸を摘んだ。
「ああっ!」
ビリビリ痺れる感覚に、ミチルは思わず腰を震わせた。臀部がエリオットの膝に当たると、ぐいとそのまま股間を刺激される。
「や、あ……っ!」
「なんだよ、ミチルもその気なんじゃねえか。おれに尻なんか擦りつけてさぁ……」
エリオットは耳元で甘く囁きながら、手はミチルの胸を弄 り続ける。
「あっ……ちが……っ、んぅ!」
「お前、やっぱり乳首の感度が高くてえろいな……昨夜とおんなじでさ……」
「ゆう、べ……!?」
ミチルはその言葉に、夢だと思っていたはずの記憶がフラッシュバックする。
「エリ、オット……」
いつの間にかエリィとすり替わっていた男も、そう名乗っていた。
だがミチルの思考は次なる快感の前にあっけなく砕け散る。
エリオットの右手は腰周りに差し込まれて、ズボンの中を弄 った。
「あぁ……!や、くすぐったい……っ」
「はあ……やばいな、すげえ興奮する、ほんと可愛いな、お前……」
エリオットはミチルの腰を少したてて膝をつかせてから、下着諸共ズボンを下ろした。
「やだぁ……っ!」
ミチルは羞恥で思わず目を瞑った。
両膝をついて、エリオットの前に尻を突き出す格好をさせられている。
下半身の全てをエリオットに見られているのだと思うと、キュッとそこが緊張していくのがわかった。
「う……わ、すげえ眺め……」
エリオットはゴクリと生唾を飲み込んで息を荒くする。
ミチルの前は熱く勃ちかけていて、露がとくっと溢れていた。後ろは徐々に桃色を帯びてヒクヒクと痙攣している。
「やだ……見ちゃダメ……ぇ」
ミチルは自然と涙が出てくる。恥ずかしくて、それから自分の反応が信じられなくて、頭の中がぐちゃぐちゃだった。
「お前、その『見ちゃダメ』は『もっと見て』って言ってるぞ……」
興奮しきっているエリオットは、ミチルの尻に親指を立てて拡げようとした。
その刺激にミチルはギクリと心臓が震え、堪らずに起き上がって振り返る。
「やだ!もう、やぁっ!」
エリオットと目線が合った。その瞳はギラギラと光っている。
ミチルを屈服させたくて仕方ない、という目だった。
「!」
「なんだよ、隠すなよ……でも、そっちもいいなぁ」
「あ……あぅ……」
ミチルの濡れた中心を見つめながら、エリオットはまた喉を鳴らした。
それからそこに手を伸ばして握り込む。
「あぁっ!」
エリオットの指がミチルを擦 る。溢れ出る蜜にその手はどんどん濡れて、くちゅくちゅと音を立てた。
「あ……あ……ぁ」
「可愛いなあ……一回イッたら、お前も観念するだろ……?」
「や、や……ぁ、あっ、ん……」
エリオットはミチルを握り込んだままで、目の前に顔を近づけた。
「ミチル……」
「あっ、ふぁ……」
快感に抗えないミチルは嬌声が止まらず、その唇が近づいてくるのがわからなかった。
「キスの続きだ……」
「んんっ、……んふ、むぅ……ッ!」
ミチルの唇も舌も、全てエリオットに絡めとられる。
ゾクゾクと体中に電流が走り、力が抜ける。
またベッドに押し込められたミチルは、エリオットから熱い口付けと愛撫を受け続けた。
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