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第0話

「あぁ…ナオじっとして」 「ごめん。今苦しい」 「あぁ…あと、もう少しなのに」 「トオル、息が…」 「わかったよ。いつもこれだ。そんなに俺とするのがいやなのかよ」 「ちが…う。ほんとに…息が」 「いいよ。自分でするから」 「…ごめ…ん」 「あれから、もう何ヶ月経ってるんだよ。いつもあともう少しのところで、苦しいってさ。嫌がらせなの」 「…ちが…」 「ちがうって言いながらさ、ナオのはふにゃちんのままだろ。あぁ、もう俺たち、今日で終わりだ」 「……」 「息、落ち着いたら、さっさと帰れよ」 「…ごめ」 「謝るんだったら、俺の咥えてみろよ…ほら、早く」 「…うっ…」 「はい、マジで終わりだ、俺ら…さっさと服着て出てけよ」

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