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第36話 いたずらしてもいいですか ※

30話のその後 ラシエル目線です 暗闇の中に、粘着質で湿っぽい音が鳴り響く ちゅ、ちゅぱと水音が耳に纏わり付き劣情を煽る 「はぁ…ッ……まずいな、唇が真っ赤に腫れてしまった……」 ラシエルはリュドリカの唇を柔らかく親指でなぞる しかし、だからといって止めるわけはなく、再びその小さな口に吸い付いた 「ん…ふ…ッ」 眠っているリュドリカから小さく声が漏れる 目は閉じたまま、熱く火照った身体から汗が滲んだ 「あぁ、可愛い……寝てるのに。感じてるんですね」 ラシエルはスリ、とリュドリカの柔らかく白い太ももに手を添わせた そこはまだひんやりと冷たく、手触りが柔らかくていつまでも触っていたい感覚に陥るが、ラシエルの視線はまだその手前にある、苦しそうに小さくテントを張った中心に注がれていた 「ここ、苦しいですか?」 「…ッ…ン」 するりと、ラシエルの大きな手がテントの先端を撫でる リュドリカの身体がピクリと跳ね、ふいっと顔を横に向けた 「こんなんじゃ起きないか……」 ラシエルはごくりと喉を鳴らす 添わせた手に少し力を入れ、その感触をもっと強く感じようと指でその形を型取る 「……ふ、ぁ…」 「……固くなってる、あの時の宿屋の店主が見たのは未だに許せませんが、ここに触れられるのは絶対に一生俺だけですからね」 思い出すとまた怒りが沸き立つ ラシエルの指に無意識に力が入り、リュドリカの弱い所を刺激した 「んぁッ!」 「あ、やりすぎた……」 ラシエルはパッと手を放した 流石に起きただろうと、リュドリカの様子を見るが苦しそうにハッハッと息が漏れるだけで、目は閉じたままだった 「……起きない?………。」 ラシエルの手が、やわやわとリュドリカのテントの先を撫で付ける ピクピクとそこは反応し、衣が少しねと、と濡れて色が濃くなる 甘い声が漏れ、ぎゅ、とベッドのシーツを掴んでいる姿がたまらなく愛しい 「あぁ……、これだと服が汚れてしまいますね」 ラシエルは、リュドリカの履いていたズボンを下着ごとずり下ろした そこに現れたのは可愛らしく小さな昂りが、ピンッと天を仰いでいる様子が目に映る それをマジマジと凝視しては、ゴクリと喉を揺らした 「……ダメだと分かっているのに……いけない。リュドリカさん、止めて欲しかったら、起きて下さい」 ラシエルは最早開き直ったのか、起きてしまっても構わないと言わんばかりに、直にそこに触れ始める 先端からぷくりとカウパーが溢れて、それを潤滑剤に手で労るとすぐに全体を濡らした 「…んっ、ふぁ……あッ」 ラシエルの手の動きに応えるように、リュドリカから吐息が漏れる ビクビクと身体が震えて、熱い身体が更に熱を帯びる 「気持ち良いですか?」 「うッ……ンンッ、んぁあ」 リュドリカの善いところを探そうと、根本から順番に愛撫する 裏筋、カリ裏、側面、亀頭の先を順繰りに手探りに弄る 「…ふッ、ん……あッ、あぁッ♡」 「ここが良いんですか?声が甘くなってる……♡」 緩やかな手の動きに速度を付けて、裏筋を攻めるようにちゅこちゅこ扱く その度に腰が揺れて、ビクビクとリュドリカの身体が跳ね上がる 「あぁ、可愛い……リュドリカさん、そのままイッて」 「ん゙ッ♡ぁ……ハッ、は、ぅッ♡アァッ♡」 ぢゅっぢゅっと、執拗にそこを責めるとリュドリカの身体が一層跳ねる 嬌声が次第に大きくなり限界を迎えようとしていた 「ん゙ん゙ん゙ん゙ッ♡……あッ、は、はぁ……ッ♡」 びゅ、びゅ、とラシエルの手の中に勢いよく吐精して、リュドリカは甘くて荒い息を肺から漏らす 「あぁ……♡溜まってたんですね、こんなに沢山♡」 ラシエルは手のひらにかかった精液を、べろりと舐め取った 恍惚と顔を染めて、その味を堪能する 流石にここまでしたら目を覚ましてもおかしくはないが、別に構わないといった様子で、ラシエルは満足気にその時を待つ 「……ふ、……ンン」 しかし、リュドリカは目覚めない パイロに盛られた睡眠薬は、かなり効果が高いものだった ラシエルは薄く顔が綻ぶ 「……まだ起きないということは、もっといたずらしても良いって事ですよね」 リュドリカの汗ばんだ身体に、再びラシエルの手が伸びる

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