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渚、千隼、任務へ②
拘束/複数/筆/媚薬/焦らし/くすぐり/羞恥/前立腺責/連続絶頂/快楽堕
攻→複数
受→千隼/視点
◇ ◆
渚はボロボロになって気を失ってしまい、今まで渚に群がっていた男達はゾロゾロと俺の方へやってきた。
何されるか大体理解しているが、流石にこうも沢山居ると耐えれるか分からない。
キュッと拳を握り締めて刺激に備えると、フワリとしたモノが首に触れた。
「!」
「安心してね。新しい筆だから、綺麗だよ」
最初から渚に目を付けていた可愛い男が、特に気にもしていない事を教えてくれた。
「渚くんが呼んでたけど、君は千隼くんって名前なんだよね。宜しくね」
「や、やめてぇ…俺…やだぁ…」
ポロポロと泣いて、本当に突然連れて来られたか弱い子を演じた。下手に強がると渚みたいになるのは分かっていたからだ。
「ふふ、本気で泣かせてあげるよ」
「…?」
泣いた演技をしている筈なのに意味深な事を言われたかと思うと、筆が首筋から鎖骨辺りに触れた。
「…ん、」
出来るだけ感じた演技をして身じろぎしながらキュッと目を閉じると、フワリと目に何かを掛けられた。
「千隼くんは手強そうだから視界を塞いでゆっくりゆっくり責めていくね」
「…っ」
「はい、皆さんどうぞ。筆で責めていきましょうよ」
可愛い男の声がすると、スッと体全体にふわふわした毛先が触れた。理解していても体は反応し、ピクリと跳ねた。
焦ってはいけないと思えば思う程、心臓が煩くなる。
「…っ、」
ゾワゾワする刺激に足をくねらせた。
「どう?…気持ち良い?」
「!…ッ、」
男の声が耳元で囁かれると、明らかに反応を示してしまいヤバいと思った。
「…あれ、もしかしてびっくりした?可愛い」
ふぅ、と耳へ息を吹き掛けられると背筋がゾクリと震えた。俺の反応に気付いている男は息を吹き掛けながら、もう片方の耳へ筆を滑らせた。
「…ッッ」
「あらら、耳弱いんだ。可愛い」
「~~……っ」
全身に滑る筆の効果や、目隠しをされて視界を封じられれば段々と体に熱が帯び始めた。渚みたいにデカい反応を示せば面白がって責められるだろうし、強がってもきっと責められる。
どんな反応を示すのが一番ベストなのか考えようとしても上手く頭が働かない。
「…っは、……ぁ、」
小さく漏れた声を聞き逃さない男はクスッと耳元で笑うと誰かの筆が俺の乳首を掠めた。
「あ!」
「何処に反応した?」
「何処でもいいじゃねぇか。声出させようぜ」
「…ッ」
上から聞こえてくる複数の声に少し焦りを覚えながら、キュッと口を結んだ。
「いつまで耐えれるかな?千隼くん」
「ん……」
フワフワと全身を撫でる筆の動きが再開すると、一度反応してしまったからか、何処も異様に感じる。
ビクビクと体を震わせながら唇を噛むとツンと唇を突かれた。
「お口、開けて?声聞かせてよ」
入り込もうとする指を拒否し、しっかりと噛み締めていると、乳首に触れていた筆が離れ、ピンと指で弾かれた。
「んっ、ぁッ」
その瞬間、口が開いてしまい、隙を狙って口に指が入り込む。噛んでやろうと思ったが、舌を摘まれて揉まれたら力が入らなくなった。
「ふ……っ、ぁ、」
「はい、これどうぞ」
「んぁっ…?」
クッと口を開かれて何かが入り込むと、そのまま水も注ぎ入れられた。薬か何かだと気付いた俺は飲み込まないようにするも、鼻を摘まれて呼吸が出来なくされた。
「~~ッッ」
首を横に振ろうとしてもガッチリ押さえられて動けなくされ、息が続かなくなった俺はコクンと入れられた物を飲み込んでしまった。
「げほっ…、ケホッ……」
「いい子にお薬飲めたね」
頭を撫でてくる男に苛立ちを覚えるも、もうどうしようもない。きっと媚薬の様な物を飲まされたんだろう。
「あのお薬、大人用だから君には少し効果が強いかもしれないけどいいよね。鳴き声楽しみにしてるよ」
「…」
演技する余裕もないので、フィッと顔を背けて無言を貫くと、また筆が動き出した。
いつまでする気か分からないが、早く終わって情報収集しなければと意識を別の方へ向けながら、俺はなるべく反応を示さない様に努めた。
しかし、ゆっくりと意地悪な筆の動きが長い時間続いていると、ジワジワと変な感覚が湧き上がってきた。
「…っは、…。ふぅ…」
体が熱くて頭の中がぼんやりしてくる感覚。飲まされた薬の影響なのはすぐに理解出来た。
「千隼くん、お薬効いてきた?さっきまでどれだけ攻めても汗かいてなかったのに体がポカポカしてきたね」
「……」
「あら、ダンマリ?…本気で感じ始めると演技やめちゃうんだね」
「…」
「しっかりとお薬効いてきたらきっと声出ちゃうと思うよ?だから我慢しないでね」
男の腹立たしい声が続く中、皆が協力し合ってゆっくりと俺の体を責め立てる。じっくりと少しずつ感度を上げていく様な焦らす動きはそろそろ限界だ。
「…っ、」
「じゃあ次は指でいじめてあげるね」
その声を合図に筆は俺の体から離れたが、次は指が当てがわれると、話し合ったかの如くゆっくりとなぞられた。
「~~~………ンン、」
「乳首もぷっくりしてる。結構感度上がってるはずなのに声出さないの凄いね」
ピンと乳首を指で弾かれると声は出なかったが、大袈裟に体が跳ねた。最初に触れられた時よりかなり敏感になっており、焦りが生み出される。
「……っつ、」
ピシッと何度か指で弾かれた後、クリクリと摘むように弄られると背中がゾクリとした。その間も全身をなぞる指も止まっていないので、本格的に追い詰められた。
足が震え出し、どれだけ力を込めても鼻から抜ける声が我慢出来ない。
「…っン、んん…っ、は…ぅ…」
「可愛い」
「そろそろ激しくする?」
「ココも限界そうだけど」
やっと話し出した声が聞こえると、ピシッと自身を弾かれた。
「!!」
「凄い濡れてる。体撫でられただけでおっ勃てて恥ずかしいな」
クチュっと恥ずかしい音を立てながら緩々と自身を扱かれると強い刺激にガシャンと枷が音を荒げた。
「ぅ………ッ、や…めッ」
「限界か?」
「……ッ、」
「素直じゃねーけど、こいつもなかなか良いな。俺はこいつら買うわ。だから悪いけど、他の奴らあたってくれるか?」
「えぇ、待って下さいよ。俺が薬まで使ってここまで仕上げたんですから、もう少し遊びましょうよ」
おそらく最初から居る美形と可愛い男の会話が聞こえてきた。とっとと購入手続きして終わらせてくれよと願いながらも、その希望はすぐに消え去った。
「…仕方ねーな。じゃあ、こいつが渚みてーに堕ちるまでは買わずに居てやるよ」
俺が堕ちるわけねーだろ。
今までの俺なら本気でそう思えていたが、今回は久しぶりに余裕がない。
「じゃあ感度も爆上がりしてるみたいだし、徹底的に追い詰めましょうか」
楽しそうな声が聞こえると、優しい動きから一変──感じる様なダイレクトな刺激に変わった。
「ん!……ッ、や、」
自身を扱いていた指が動き出し、竿を扱きながら濡れた先端をくすぐってきた。
そして乳首を摘んでいた手も捏ねる様に動き出し、サワサワと肌を撫でる手も現れ、体全体がビクンと跳ねた。
「ふ…っ、やめ……!待って…離せ…っ」
演技じゃない本気の声が出てしまったのはかなり屈辱的だった。今まで必死に耐えてきたのに、一度声を出す事を許すと止まってくれなくて。
「う…っ、あ…やば…待て…やめ、やめてっ」
「あはは、可愛い~ついに声出ちゃったねー。恥ずかしい?ねぇ、悔しいでしょ?」
「く…ッそ、やめろ…やめ、あ、ぅ…っ」
ガチャガチャと枷が響く音と比例する様に強まる刺激に目の前がチカっと光る。やばい、イカされる。一度イカされたら渚みたいに連続でイカされてしまうだろう。
「~~っっ」
必死にイカないように力を込めると、脇をくすぐられて力を込めることすら許してもらえなかった。
「ぁ…っ、や…!あっ、あっ…」
「ほらほら、無様にイッちゃいなよ。千隼くん」
コイツ腹立つ。絶対に身元を調べ上げて復讐してやる。
そんな思いも打ち砕く様に追い詰められ、俺はビクンと大きく体を揺らして射精した。
周りからおぉっ、と言う歓声と拍手が聞こえ、流石にかなり羞恥を覚えた。人前でイクとかあり得ない。
「可愛いモノを見せてもらえたよ。他の子ももっと可愛い子が居ないか見て回るとしよう」
取り囲んでいた奴らが数人離れて行く音が聞こえると、目を覆っていたものが取り外された。
「…っはぁ、」
目の前に居たのは元々居た美形と可愛い系。この二人は最初から俺達を狙っているみたいで、他へ行く気配がない。
「あは、可愛かったよ千隼くん。無様にイッちゃってさぁ。恥ずかしいね」
今までよく喋っていた可愛い系がクスクスと煽ってきた。本気で腹が立つ。
フィッと顔を背けると、美形が達したばかりの俺の自身を掴んできた。
「!」
「さっきは俺の手でイッてくれて嬉しかったよ。けど兄貴みたいにもっと乱れるお前を見てみたい」
「…?」
美形はニヤッと口角を上げると、先程と同じように上下に扱いてきた。
「!?…ンっ、」
達したばかりの自身への刺激はきつく、体はビクッと大きく跳ねた。
「あ…っ、やめ…!今は…!っ…んはァッ」
濡れた先端を親指で撫でられると、目の前がチカッと光り、再び絶頂が近くなった。
「やめっ…離せ…!やっ、んはっだめ、待っ…ぁっ、あっ……~~、ッ…ンんっ」
ビクッと体が痙攣すると、俺はあっさりと二回目の欲を解き放った。
「あ、あ、あっ…離してっ!!も…ダメ、ダメ!」
止まらない指の動きに目の前が終始チカチカした。ガシャガシャ激しく枷が音を立てても気は全く紛れない。
「千隼くん、可愛いね。俺はこっちさーわろっと」
可愛い系が乳首を引っ掻くとそれも強い刺激になり、俺はさっきの渚みたいに乱れた姿を晒す羽目になった。
「んん…!やだ…やめて、お願い…っ、やっ」
何度も絶頂させられると、力も入らなくなり、俺はだらしなく涙を流しながら浅い呼吸を繰り返した。
「さっきまでとは大違いだな。──こっちは開発済みか?」
手コキをかましていた美形が、指を移動させて蕾を突きながらそう訊ねてきた。
「!やめろ…っそっちは、」
「そうか、それなら都合が良い」
美形が拘束台を操作すると、膝の部分が上がり始めた。
「な…!?」
「この拘束台、足の部分はM字に開くようになってんだよ。見せてみろ」
「やめ…っおい!やめろ!」
パカリと大きく広げられた股間。恥ずかしい部分を全て晒す体勢になると、一気に羞恥が襲った。今まで何をされても任務の時は感じなかったのに。
薬を使われて絶頂させられたのが関係しているのか、弱い部分を曝け出すのは恥ずかしくて不安で堪らない。
「やめ…っ見んな…っやめ、閉じて…!やだっ!」
足を閉じようと必死に力を込めても動けなくて、二人が俺の股間がよく見える位置に移動すると体全体があり得ないくらいに熱くなった。
「へぇ、こんな可愛い反応も出来るんだぁ」
「やめ…!本当…!!」
「優しくしてあげて下さいよー?はい。これローション」
美形は可愛い系からローションを受け取ると、指に絡めて俺の蕾へ挿入した。先程シャワー室で入れられていたので指くらいなら痛みを感じずにすぐに受け入れてしまう。
「熱いな」
たっぷりとローションを絡めてくれたので恥ずかしい音を響かせながら掻き回されると視覚から感じてしまう。
「や…っ、ぅぅ……っ音、やだ…!」
「そういえば君、耳が弱かったもんね。こういうのはどう?」
渚も寝てるのでやる事がない可愛い系は俺の方へやってくると、ローションを絡めた指を俺の両耳へ突っ込んできた。
「ひぁ…!?」
「ほら、君のお尻と同じいやらしい音がするでしょ」
クチュ、グチュ、と耳に音が響くとビクッと跳ねた。
「やめ…っ、耳、離…、せッ」
元々耳への刺激も弱いので煩い位に響く音と指の刺激に終始ゾワゾワした感覚が襲いかかる。
「んん…っ、お願…!離して、やだっ」
煩い耳の音と、進んでくる指。固く目を閉じて震えていると、ピリッと変な刺激が襲った。
「ここ、かたくなってる」
グイグイと一箇所を集中して押す指。押される度に声が漏れた。
「あ…ぁ、ぁっ?…な、に…っぁ、やぁっ」
「指増やすぞ」
耳に入った指が生み出す音の所為で聞き取れないでいると、圧迫感が増した。
「んんん…ッ!」
「あんまり力入れるな」
「ひぁぁ…前、さわ…、なっいで、」
「よし、そのまま力抜いとけ」
「──~~ふ、…ぁ、ンン、」
増えた指も奥まで挿入され、先程違う感覚を生み出した箇所を執拗に責められた。
「やっ、ぁっ、あぅ…やめ、やめてっ、やっ」
「あはは。可愛い、初めての刺激にビクビクしちゃってる。初々しいな~俺も後で渚くんにやっちゃお~」
耳から指が抜け、そんな声が聞こえた。
「な、ぎさ……、にはっ」
「ん?どうしたのー?」
「アイツ…には、もう…何もしない、で…っ」
「こんな時にもお兄ちゃんの心配?健気だね」
「ぁあッ、そこ、やぁぁ…!」
トントンと指で刺激されるとガクンと体が跳ねた。そんな俺の反応見て可愛い系はクスクス笑う。
「千隼くんビクビクじゃん。あの男の人の指、そんなに気持ち良いの?」
「ぅ、るさ…っも、いいだろ…!やめっ、てく、ださッ」
「しっかりと言葉も話せなくなっちゃって。最初の千隼くんは何処行ったのかなー?」
やっぱりコイツ腹立つ。
「あれ、何その目。怒ってる?」
「ひ…っ!?ぁぁぁあ!!」
グッと可愛い系が脇の窪みに指を入れると、俺は目を見開いて叫んだ。
「ほら、こちょこちょこちょ~」
「あっ、あぅっ、やっ!やめっ、ひ…はっ、ダメっ、ダメっ」
「すげー締まった。おい、もっとくすぐってやれよ」
「本当ですかー?いいですよぉ~」
「──〜〜っ、ンンんっ!!ぁっ!はははは!やめっ、離し…やっだぁぁぁぁ!!」
「やったー、笑ってくれた。可愛い~」
「あははははは!!嫌だ!!ひはははは!!」
「あは、可愛い。くすぐったい?でもやめてあげないよー?」
「やめてっ、あはっ、ひはっ…やっあっ!やっ、」
「ふふ、何処をどう触るのが一番弱いかなぁ」
「う…っ、ぁっ、やめ…ひぁ…!くぅ…っ、ふふ、うっ、」
「もう無様に笑えばいいのに。変に我慢しちゃ辛いでしょ?」
「──~~ッ、ひゃあぁ!!」
探る様に動く指と、的確にイイトコロを突いてくる指。二つの指に翻弄されながら、体は痙攣し続けた。
「あら、エッチな顔。あの人の指、気持ち良いんだね」
「ちが…っ、違う…っやめ、やめろって…」
「何だ、違うのか?随分いい反応見せてくれていると思ったが。じゃあもっと触ってやらねーとな」
「あっ……!?んぁあっ!!」
ガクンと背中がのけ反る位の強い刺激。
「すげー力入ってんぞ。気持ち良くねーなら力抜けよ」
「やめ…お願い…っ!も、ダメ…っ本当に無理っ」
イイトコロを摘む様に触れられると足首がピンと伸びて絶頂間近の感覚に陥った。
「離して…っ!やっ…何!なんか…っあっ、だめ!だめ…っ何か、クル…っ離して、離せぇぇぇ!!」
「へぇ、中でイケそうなのか。それは素質あるな」
あ、やばい。
力が入りすぎた体は痺れた感覚になり、もう無理だと一度思ってしまうと、我慢は効かない。
「~~っっっ!!」
何度も痙攣して、中に入った指の刺激だけで俺は絶頂してしまった。恥ずかしいや悔しいと言った感情が出てくる前に──。
「ふぁぁ…き、もち良い…」
そう思ってしまった俺。初めて任務で堕ちた瞬間だった。
「…それは良かった。覚えてる内に何度もイカせてやるよ。気持ち良いって言葉にしながら俺の指を感じろ」
前でイク時とは違う、長い快感が終わらない内にまた指が動き出すと、美形は低い声でそう言った。
「ぁ、ぁ…、気持ち、い…っ気持ちいい…っ、」
「…それは良かったよ」
「ふふ、可愛いなぁ。ねぇ、俺も動き再開させていい?」
「あぁ。気持ち良くさせてやってくれ」
「気持ち良くなら胸かな?ローション付けてヌルヌルしてみようか、千隼くん」
「あぅぅ…っ、あっ、気持ちいっ、気持ち、いっ」
胸元に付けられたローション。ヌルヌルとした手で乳首を捏ねられると気持ち良過ぎて、俺は思ったままの言葉を放った。
「うわぁぁぁ。堕ちちゃったね千隼くーん。可愛すぎ」
興奮したような可愛い系の声が聞こえたが、もうどうでもいい。俺は体が望むままに快感を受け入れた。
「ぁ、あ…気持ちい、…んんっ」
その後俺は頭が働かないままに何度も絶頂し、フッと意識を手放した。
end.
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