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闇の中の何か 1
ゆるしてぇ
夜の闇の中で声をあげる。
でもそれは吸い込まれるだけ。
見えないソレは許しを求める言葉など聞かず、また股間に顔を埋めて限界まで張り詰めたそれを舐め、口全体を使ってしごきあげるのだ。
熱い口の中が蕩けるようで、舌にいやらしく絡まられて。
気持ちの良さに身を震わせる。
それが恐ろしくてたまらない。
嫌だぁぁぁぁ
叫ぶ。
出したくてたまらないのに、根元を握りこまれて出せないのも辛すぎた。
何より。
何より。
コレは。
人間では無い。
股間に身体を埋めるソレを押しのけようとしても、そこには何の肉体もないのに、でも確かにそれはいて、足を身体で押し広げ、ペニスを握り、しゃぶっているのだ。
相手からは触れるけれども、こちらからは触れられない。
そんなモノが人間であるはずが無かった。
じゅぽ
じゅぽ
美味そうにしゃぶる音と、熱い口内に含まれる熱。
口で扱かれる感触、舌が攻めるように舐めてきて。
ゆるしてぇ
ゆるしてぇ
むりぃ
も、むりぃ
泣いて感じて喚くしかない。
自分の部屋で何が始まったのか。
何一つ分からなかった。
いやらしい夢を見ていて目覚めたならこうだった。
ズボンを脱がされ、闇のような何かが、大きな身体の何かだと分かるソレが広げられた脚の間にいて、ソコを夢中になってしゃぶっていた。
頭があるとわかる、長い髪さえ感じるソレを押しのけようとしても、コチラからは触れられないのだ。
じゅっ
じゅっ
キツく吸われて、射精感に腰を突き上げても、握り込まれてそれをゆるして貰えない。
だしたい
だしたいいいいい
泣いて懇願する。
でも、先端の穴を、もうそこから白いのが滴ってるだろうそこを大きな舌先で虐められ、さらに狂わされるだけ。
気持ち良さと恐怖と、射精を求めて苦しむ感覚がいりまじる。
ちゅば
ちゅば
またしゃぶられ、舐められる
袋の部分まで吸われて
出る声が女のようになってることに気付かない
ひいっ
いやあっ
あひいいい
やっと射精を許された時。
あまりの気持ち良さと、そうされることの恐怖に。
気絶していた。
でも、気絶した夢の中でも。
またしゃぶられ、今度は出なくなってもそれをやめてもらえなかった。
それは執拗にそこを舐めしゃぶり吸い、扱き、愛撫し続けた。
大きな手。
大きな口。
大きな舌。
人間のものでは無い大きさの頭。
見えなくても。
それが恐ろしいものであることはわかった
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