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未来かそれとも過去のこと

 黒い瞳に見つめられて美己男の息が止まった。          あの漆黒に飲み込まれ、溺れたい      わかっている      自分の望みが叶わぬこと      自分が愛するようには愛されない事      だけど、それでも      何度も、何度も      追いかけて飛び込む      あの腕に      あの漆黒に      自分の望む形ではなくてもかまわない      自分と同じ好きの形じゃないと      わかっていても   それでも飛び込まずにはいられない。

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