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風と光

上にのしかかられると、 あられもない光景が目に止まる もう少しで閉じてしまいそうな 薄い瞼を震わせた なんて光景だ 熱が上がる すこぅしずつ引き締められると 濡れた音がする 吐息はそのまま淡い風になって 彼の太ももをくすぐった くすぐったい 桃色の頬をひしゃげて笑う 仕方がないんだ ときめかずにはいられない 温かな繋がりは 心を満たし 嵐を呼びたくなるが 少し堪えた 潤んだ瞳は光を含み 思った以上に 期待を膨らませている おわり

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