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第2話

しばらく尚志は赤の他人の勃起をフェラし、何故か、俺はというと、尚志のうっとりした表情に生唾を飲んでしまった...。 そのまま、男は尚志の口を使い射精したらしい。 ぺっ、と尚志は口から精液を個室の床に吐き出し、俺に舌を出しおどけて見せた。 ...俺も勃起したんだけど、なんてこんな場所では言えなくて。 互いに両親は共働きながら尚志の自宅へ行った。 「どうだった?面白かった?」 「面白かった、ていうか...」 「前にさあ、偶然、あのトイレの個室に入ってたらさ。いきなりあの穴からちんぽが飛び出して来て笑っちゃったんだ。そしたらさ、相手が怒っちゃって、ドア叩かれて。トイレどころじゃなくなって」 「な、なにそれ。聞いてない!」 「うん。別に話す必要もないし」 「で、どうしたの...?」 「どう、て...フェラしてセックスしただけだけど」 あまりにあっけらかんと言われ、気が抜けた。 「...セックス?」 「うん。吐き出した精子をケツに塗りたくられてちんぽ挿れられて。それからたまに行くんだ」 「い、行く、て、あのトイレに!?い、痛くないの!?お尻に挿れられるわけだよね!?男同士、て」 驚愕の眼差しを向ける俺に尚志が笑う。 「うん。初めての人もね、俺が初めて、てわかって気を使ってくれて。その後、ホテル移動したし」 「ほ、ホテル...」 「あ、ラブホね。あ、そうだ、こないだ話してた漫画、返さなきゃだったわ」 先日に貸した青年漫画のコミックなんて今更どうでもいい...。 「て、てか、さ、尚志」 「うん?」 「あ、の。俺のも...出来たりする...?」 コミックを片手に尚志はきょとんとして俺を見る。 「...出来たり、て、フェラ?したいの?」 「し、したい、ていうか、されたい、ていうか...その、興奮して...さっきの」 また一瞬、きょとんとなり、尚志は屈託なく笑った。 「別にいいけど。だったらシャワー行こ? 汗かいたし。あ、あとさ、俺、イけてないから旬も頑張ってね?」 「...え?俺も、すんの...?」 そうして一緒にシャワーを浴びた後、尚志に抜いてもらう前に尚志に教えてもらいながら初フェラ。 「あ、痛い。ちょっと歯が当たってる。もう少し口開いて」 ...まさか、尚志のちんぽをしゃぶる羽目になるなんて。 でも。 「...あ。それいい。気持ちいい」 真っ赤な顔して感じてる顔を見上げたらなんだか嬉しいし...不思議と腰が疼く...。 「初めてだと最後まではキツいだろうし、次、俺がしてあげる」 そうして、尚志は慣れた様子で手を離し、俺の勃起を含んだ。 尚志にとってはさっきの穴の男と俺とで二人目になる。 舌を絡ませながら口の中で扱くみたいに動かすフェラは気持ちがよく、腰が抜けそうになる。 「ね、ねえ、尚志」 頬を染め、俺の勃起を含んだまま見上げる尚志の姿に...やっぱり疼く。 「その...出来るんだよね...?挿れるほう...」 ぷは、と息を吐き、尚志が勃起を離すと口元から糸を引いた。 その様まで、いやらしい...。 「なに。挿れたいの?」 「う、うん...。ダメ?」 「んー、いいけど。母さん帰ってくる前にちゃちゃっと済まそっか」 仰向けになった尚志は自ら濡れた指をアナルに入れて解すと、 「はい、どうぞ」 と、おちゃらけながら、自分で両膝の裏側を持ち上げ、アナルを見せつけた。 ピンク色で小さく開き、たまに動いていて、まるで穴が誘っているみたい...。 一旦、フェラしてくれた為、濡れた勃起を尚志の穴にゆっくり沈めていった。 「...どう?気持ちい?」 尚志に尋ねられて声にならず、何度も小刻みに頷いた。 勃起を挿入していたら尚志の内部がきゅんきゅん吸い上げてきて、押し込むと離れる。 繰り返すと抽挿の気持ちよさが堪らない。 「...ああっ!久しぶりだからゆっくり、旬」 「う、うん...加減がわからなくて」 なんだかんだ。 ガツガツ腰使って、尚志を掘り、挙句、なにも了承も得ずに中に出してしまった...。 中で息子が脈打ち、精子を入れている間、尚志のアナルはまた、きゅんきゅん、俺のちんぽ吸ってくるし...。 気持ちよかったから、もう一回、おねだりしたかったけど、 「あー、中、洗わなくちゃ、お腹痛くなっちゃう」 ティッシュでアナルを抑え、尚志は慌てた様子でトイレに走り、俺はベッドで夢かのような現実に未だ唖然となっていた。

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