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第7話 かっぷる誕生

青年は大人びていたけど17歳だった。 海雲暁人さん医者の息子で後を継ぐ予定。 Ωの保護などの活動をしていることでも有名な病院だ。 お姉さんはΩで女医をしてると説明された Ωの女性で仕事を持っているのはとても珍しい。 パーティ会場から別の部屋へ移動しての自己紹介タイムなんだけど 今いる部屋の状態だけど・・・ αの青年は妹を膝に乗せ蕩けるような優しい顔で頸に頰をよせて匂いをかいでいる。 妹も彼に身体を預けて幸せそうにしてるよ! いきなりラブラブモード全開 妹は10歳だよ いいのか? 父さんは、、、あ、怒ってる のほほん父さんがグルグル唸り声あげて引き剥がそうと動こうとしてるんだけど ガッチリとおじさんに後ろからホールドされて押さえつけられてるよ 。 おじさん父さんを余裕で押さえつけて笑ってる 楽しんでるだろ! じいさまは企みが上手くいったと満足そう。 カオスだね 「じいさま、これはどういうこと?」 なにかやっただろさすがの僕でもわかるぞ〜 くっと笑うじいさま 「これだ」出したのは 優香が最近首にスカーフがわりにまいてたハンカチだ 「最近はこれを持って出歩いて匂いに反応したαが目の前の青年だ。 家柄も性格も優香にとってこれ以上はない良縁だな」わらうじいさま。 「事前にわかってたのなら、お見合いでもよかったんじゃ、、」 「ダメだな、親がβの家に見合い話がくるわけなかろう。 たまたま出会ったにしてもこれだけの優良物件だと今後邪魔される可能性が高い!」 おじさんが 「だからさ〜 パーティ会場で合わせたんだよ 父親はβだけどαの友達がたくさんいる、兄の君は優秀、爺さんは有力者、まぁ運命の番いにだったのは予想外だったけどね これでだれも邪魔もできないよ あははは」 暁人さんは「優香をたいせつにします、引き合わせてくれてありがとうございます」 じいさまに素直に感謝して頭をさげる。 おじさんが「いや!感謝する必要ないよ〜!このじいさん今回のパーティで他にも何人か候補みつくろってたから!あそこで君が申し込まなければ見切りつけて次の人だったよ あははは」 ははは 笑いましたね!そこわらうところですか?おじさん!なにぶっこいてんですか、 そしてじいさま黒いよ ・・黒い さすがに暁人さんは妹を渡さないと抱え直し妹もひしっとしがみついた。 父さんは展開についていけなくて赤いお顔でパクパク金魚見たい、 父さんがβだったのがかわいそうと思ったのは始めてだよ かわいそうなとうさん、、、 その後はすぐに向こうのご両親も駆け付けて来て部屋に入ってきたので 後は大人の話になった。 僕は疲れたのか帰り道に急に吐いてしまい 頭痛とともに高熱が出てしばらく寝込んだ 頭がひどく痛くて痛くて辛かった

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