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09可愛い君に、そんなに誘われたらたまらない

「お仕事、お仕事、貧乏は嫌だからなぁ」  俺はぼやきながらトレンデの街の外に出ていた、もちろんサシュも一緒で冒険者ギルドから依頼の、ダークウルフ退治に俺たちは来ていた。ちょっとお高い剣を買ったせいで懐が寂しいのだ、地道にいくつか依頼をこなしていく必要があった。今日はダークウルフを十匹退治だ、西の街道をそいつらが塞いでいるらしい、そのせいで駅馬車も止まっていて、俺たちは徒歩でそこに向かっていた。 「サシュ、お前は戦闘が始まったら俺に傍にいろよ」 「はい、カイトの傍にいます」  西の街道までちょっと距離があるところまできた、俺とサシュにとっては良い運動だった。そうしてダークウルフが現れた、俺は油断なく構えたが数がニ十匹くらいいた。とはいえダークウルフだ、俺にとっては多すぎるということはなかった。いつものように魔力を込めた剣を思いっきり俺は振るった、すると何本もの風の刃が出てそして直接刃が届かないところまで風の刃が飛んでいった。二、三回剣を振るったらダークウルフはもう皆死んでいた、そして俺は少しばかり考え込んだ。 「冒険者ギルドの情報ミスか、数が十匹もあわんとは珍しいな」 「はい、カイト。魔石を全部とってきたです」 「お疲れさま、サシュ。ちょっと念の為にもう少し街道を進んでみよう」 「ダークウルフがまだいるのですか?」 「かもしれん、こいつらは偶々出会っただけかもしれない」 「はい、分かりました。また歩くのです」  そうして西の街道の中心まで来たら、ダークウルフが十匹襲いかかってきやがった。サシュは俺の傍から離れず、俺はまた魔力を込めた剣でそいつらを斬り殺した。そうして終わってから数えると今度はきちんと十匹いたので、あとは冒険者ギルドに魔石を持って行けばめでたく依頼達成だ。するとサシュが真っ赤な顔をして、俺の服をぐいぐいと引っ張った。 「サシュ、どうした? もう安全だぞ?」 「安全ですよね、カイト。あの、その、白いおしっこが出したいです」 「え!? ああ、したくなったのか。魔石だけ回収してくるから、ちょっと待ってな」 「はい、待っているのです」  そうして俺はダークウルフの魔石を素早く十個回収すると、サシュを木陰につれていってズボンを下ろさせた。サシュのものは興奮して勃起していて、ちょっと刺激を与えてやれば射精できそうだった。 「これなら自分でできるな、サシュ。やってみろ」 「ひゃ!? はぁ、はぁ、はぁ。……カイト、すみません。自分ではできないのです」 「サシュ、お前ったら変な癖を覚えたな。ほらっ、触ってやるから来な」 「あっ、あっ、ごめんなさいです。やぁ、カイトの手が気持ち良い。はあぁ!! 出る、出ちゃう」  誰もいない森の中でサシュは俺に触れられて射精した、最近こんなことが多いのだ。サシュが自分自身で射精までできないで、その度に俺に頼むようになっていた。こんな外で頼まれたのは初めてだった、俺はサシュに後始末を魔法でさせた。汚れた服や靴もそれで綺麗になった、サシュは真っ赤な顔をしてごめんなさいとまた謝っていた。 「自分自身で射精できんと、俺がいない時はどうするんだ。サシュ、練習しろ」 「カイトがいなかったら、僕もしたくならないので大丈夫です」 「……そういうものなのか?」 「はい、カイトがいる時だけ興奮してしたくなるのです」  俺はサシュが変な癖を覚えてしまったなぁと思って頭をかいた、サシュが自分自身で性的処理ができないとまずい、そう思ったがだからといって改善法も無かった。仕方なく俺たちはまた元来た道を帰ることにした、帰り道は安全でなんのモンスターも出なかった。 「ダークウルフ退治完了だ、ついでに近くをうろうろしていた別の群れも片付けた」 「魔石三十個!? はぁ、また大きな群れがいたのですね」 「街道の安全が心配なところだな」 「全くもうそうなんです」  冒険者ギルドに行って合計三十個のダークウルフの魔石を換金して、宝石店に行ってまた金の輪と変えて貰った。当面の生活費は財布にはいっているからこっちはこれで大丈夫だ。 「カイト、僕と一緒にしませんか?」 「元気だな、サシュ。いや、別に大丈夫だけどな」  大丈夫でなかったのはサシュの方だった、射精を覚えて間もないせいか、サシュは俺のことを頻繁に誘った。お互いにズボンを脱いで自分たちのものをこすりあわせるだけだが、サシュはその快感にはまっているようで誘われないという日が無かった。 「まぁ、サシュの手は気持ち良いから俺もいいだけどな」 「本当ですか、毎日誘って飽きませんか?」 「なんだサシュ、飽きてきたのか?」 「いいえ!? 僕は全然飽きてません!!」  俺はサシュのものをこすってやりながら、やっとサシュを買った目的が叶っていると思っていた。そもそもこういうことをして欲しいからサシュを買ったので、毎日誘われたって俺としては平気だった。サシュの手は柔らかくて、小さい手だったが結構器用に俺のものを刺激してくれた。 「おっ、サシュ。出るぜ、気を付けな」 「僕も、出そう、出ちゃう、ああっ!!」 「ああ、気持ち良かった。ありがとよ、サシュ」 「僕も凄く気持ちがいいのです、ありがとう。カイト」  そうやってお互いに刺激しあって何度か射精したら、一緒に風呂に入って洗いっこした。金は多く取られるが小さくても風呂がついている部屋がやっぱり良い、そうして風呂の中でもまた一回ぬいておいた。それはいいのだが、サシュがいく時に俺にキスしてきた。体中にはキスしてもらったことがあったが、サシュから俺の唇にキスされるのは初めてだった。 「サシュ、お前ホントに可愛いな」 「あっ、はぁん、あんっ、んくっ」  俺もキスなんて経験は無かったが、サシュが可愛いのでその舌をからめたり、可愛い舌を吸ってみたり口の中を舐めてみたりした。サシュは夢中で俺とキスをしていた、だが体力の限界はくるものだ。サシュの体が重くなってきたら、俺は俺とサシュの体を綺麗に洗って風呂を出た。 「カイト、ヤダ。もっとキスして……」 「今日はもうおしまいな、明日またしようぜ。サシュ」  サシュを寝衣に着替えさせてベッドに運んだらまだするというから困った、でもサシュの体力の限界だったのでキスして俺はサシュを寝かせつけた。サシュはやっぱり疲れていたのだろう、スヤスヤとすぐに眠りについた。俺もそんなサシュを腕の中に抱いて眠りについた、凄く気持ちよく眠れて何か楽しい夢を見た。翌朝はサシュからの唇へのキスで起こされて、少し驚いたがこれは習慣になっていった。 「うーん、俺って贅沢な奴」

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