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第12話
『…マジヤバい…』
お尻からアレを抜きたい。
いや、盛大にイクのが先だ。
掛け布団をさりげなく脚に掛けて誤魔化してはいるが真のマコトは完勃ちしていて気を逸らしてはいるものの、ありえないほど膨らんでいる。
今すぐにでもめちゃくちゃ擦って思いっきりイきたいけれど触らずにもイケそうなほどだ。
きっと今までに無いくらい気持ちよく弾けるだろう。
『…もう限界だ…何かと理由をつけて翼を部屋から出さなきゃ…』
キョロキョロと部屋の中を見回すと十時を指す掛け時計が目に入った。
「つ…翼、俺こんなだからさ…コ、コンビニで朝飯でも買ってきてよ」
早く一人になってこの身体の熱をどうにかしないと…。
「はーい」
にっこりと微笑む翼。
その表情を見て真は気が緩んだ。
だが次の瞬間に翼の唇の端が片側だけ持ち上がる。
「なーんてね」
「えっ?」
「…そう言ってあげたいけどマコちゃんそろそろ限界でしょ?ソレ自分で何とか出来る?」
視線が布団の下に向いている。
「な…何で限界って分かっ…じゃなくて…で、出来るよ…」
体だけでなく語尾までも震える。
「ホント?」
翼の顔がコテンと傾ぐ。
「うぅ…イケメンめぇ…」
幼馴染を改めてまじまじと見るとあの可愛いかった翼は大きくなってももちろんイケメンで…優しげな顔つきも立派に育った体つきも真のタイプど真ん中。
こんなイケメンにお尻に入ったアレをなんとかしてもらうとか…恥ずかしすぎる…。
見られながらイくなんてもっての外だ。
恥ずか死んでしまうに違いない。
そもそも最初に挿れたのは間違いなく翼なのだがそんな事は真の頭からすっぽりと抜け落ちていた。
「とにかく、出来るから!…ぁ…」
言い切って胸を張った途端にお尻から大きめの快感のムーブがやってきた。
「…ンぁ…ぁぁ…」
「ほら、感じてんじゃん」
「う…うるさい…気持ち良すぎんだよ!」
声を張ると快感の波はさらに大きくなり真の粘膜を撫であげる。
「ひぁぁ…ぁンン!」
「俺なら…もっと上手にしてあげられるよ。ねぇ、マコちゃん」
天使が悪魔のように微笑んだ。
「あ…あ…!ダメぇ…」
「ダメじゃないでしょ?マコちゃんのココ食いついて離してくれないよ?」
「ち…違…あぁン!」
膝立ちで翼の脚を跨ぎその首に腕を回して喘ぐ俺…。
ちなみに真のマコトは言葉巧みに翼の手に握られて、イクことも逃げる事も出来ない。
何でこんな事ななっているんだろうと思ったのは最初の一分だけだった。
直ぐに翼の手によって真のお尻にインしていたアレはするりと抜かれ、あろう事か翼の…可愛かった幼馴染の指が代わりに侵入してきた。
存在感はアレとは比べ物にならない。
しかもグニグニと粘膜の際どい所を擦ってくる。
頭とお尻を振ってイヤイヤと拒否しても翼は動じない。
「お尻から抜いてる時もさ、マコちゃん凄く気持ちよさそうでさ…『あン♡』なんて言われちゃったら幼馴染冥利に尽きるよね。ほら、そんなにキツく絞めないで、マコちゃん」
「ゆ…ゆびぃ… や…ぁ…」
「ほらほら、こっちも触ってあげるから」
「ひゃあン!」
唇で器用に真のシャツをはだけさせ、翼の唇は胸の突起に吸い付いた。
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