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第4話
工場がある最寄り駅は本当に何もない。
ただうちの工場がデカイ。
ドームの約30個分くらいあるから、その分働く人数も恐ろしく多い。
だから、電車も急行がとまる。けど。何もない。
ので、飲みにいくのはだいたい隣駅。
隣駅は大学があったり他の路線も乗り入れてるので飲み屋、食べ物屋があってにぎわってる。工場からも歩いていけなくはないから。
「いつものとこでいい?」
「いんじゃない。」
佐々木とくるといつもの決まった店がある。
通りからちょっと入った店でどういうわけか
工場のやつにあわない。
料理も上手いし、店もなかなかなんだけど
今までに工場の人間にあったことがない。
だから。
気兼ねなく、会社の話ができる。
「こんばんは」
「いらっしゃい」
二人ですけど。大丈夫ですか?
・・・・・と言いながら店の中を覗くと。。。
やっぱり工場の人間はいなく。
奥に通され
ビールとあと、料理を適当にたのんで。っと。
ビールが来たところで
「お疲れさん」とグラスを、あわせた。
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