3 / 58

第4話

工場がある最寄り駅は本当に何もない。 ただうちの工場がデカイ。 ドームの約30個分くらいあるから、その分働く人数も恐ろしく多い。 だから、電車も急行がとまる。けど。何もない。 ので、飲みにいくのはだいたい隣駅。 隣駅は大学があったり他の路線も乗り入れてるので飲み屋、食べ物屋があってにぎわってる。工場からも歩いていけなくはないから。 「いつものとこでいい?」 「いんじゃない。」 佐々木とくるといつもの決まった店がある。 通りからちょっと入った店でどういうわけか 工場のやつにあわない。 料理も上手いし、店もなかなかなんだけど 今までに工場の人間にあったことがない。 だから。 気兼ねなく、会社の話ができる。 「こんばんは」 「いらっしゃい」 二人ですけど。大丈夫ですか? ・・・・・と言いながら店の中を覗くと。。。 やっぱり工場の人間はいなく。 奥に通され ビールとあと、料理を適当にたのんで。っと。 ビールが来たところで 「お疲れさん」とグラスを、あわせた。

ともだちにシェアしよう!