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アピール

林「凪凪ー。ベッド戻ろうか」 凪「戻らない!」 昼食と薬を済ませて、こばやしぃとオセロを楽しんだ 退院できるように、ご飯もいっぱい食べられるところをアピールしなきゃと思っていつもよりは残した量少なかったはず! 大嫌いな粉薬を一旦くしゃみで吹き飛ばしたけど、大体飲んだ! こばやしぃが何回もオセロ負けるから3回戦も付き合ってあげたけど、まだまだ元気アピールしなきゃ 林「凪凪ー、調子乗るとお熱出るんだからねー」 凪「大丈夫だもん」 そんなこんなすること40分後…… 凪「林せんせ……」 林「ん?……あっ!!」 さすがティンカーベル林…… 吐きそうになってる僕に即座に気づいて近くにあった袋を口元にあててくれた 凪「ゲボッ」 林「気持ち悪いねー、、、」 優しく背中を撫でてくれるティンカーベル林の横で、オセロの色をこっそり変えるこばやしぃぃ。 姑息な手を使うこばやしぃぃに、林先生が血圧を測るように的確な指示を飛ばしていた。 小林「血圧測ろうねー。 この勝負は引き分けだなー。」 明らかに僕が勝っていたんだけど! 林「ちょっと頑張り過ぎちゃったね。キレイキレイしてベッド戻ろうね」 ・ ・ ・ 林先生とベッドに戻りながら、このことが立花先生の耳に入らない方法を必死に考える 退院のチャンスを絶対に逃したくない 小林『あっ、俺です。凪吐きました』 凪「!!!!誰に電話してるの?」 林「立花先生じゃないかな?」 <<<よりにもよって立花先生!>>> まるで詐欺電話のような会話の相手が立花先生だなんて、、、 小林『はーい』 バレた、、、立花先生にバレたとなればα班全員に知られたのと同様 小林「診察して異常あったら報告だって」 林「了解」 ベッドに戻るのもなんだか嫌だし、診察って聞こえたし…… 凪「診察するならベッド戻りたくない……」 林「凪凪イヤイヤ期かなー??」 凪「///」 たしかにこの駆け引きは子供っぽいかも…… 診察してもらって、何か処置が必要ってなったらその時にイヤイヤしよう。 凪「……ちょっとなら診察してもいいよ…」 小林「よし!じゃあやろー!!」 えっ!?こばやしぃぃがやるの 林「小林先生がやる気満々だから凪がびびってるよ?」 小林「なんで?大丈夫だよ」 いや、大丈夫じゃないんだよきっと。。。 ・ ・ ・ 小林「よーし!触診しよう!!」 聴診は問題なかったらしいけど念のために触診するらしい こわぁ……こばやしぃぃの触診はこわいんだよな…… 林「パンツ下ろしちゃうねー」 林先生がよかったー。。。 小林「よし……」 こばやしぃぃの緊張感が伝わってくる…… 小林「足広げてー……もう広げてたか」 はい……先程こばやしぃぃが広げてました。 小林「ジェルちょうだい」 林「はーい」 カチャ 来る……くるぅぅ…… ヒヤッ 凪「!!」 チクン!! 凪「ひぃぃぃ!!!」

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