貪るようなキスに翻弄されていると、片瀬の手がシャツのボタンを外しはじめた。 「やっ…、ふぅっ…んん！」 片瀬の手を掴むが、全然手に力が入らない。 全て外し終えると服を開かれた。 やばい…、おっさんの上裸を晒してしまう！ 唇が離れて、俺は肩で息をしながらなんとか手で隠そうとしたが、掴まれてしまう。 「やめっ…、見るなっ」 そのまま、数秒が経過し、俺は不思議に思って片瀬を見上げた。 おっさんの体に引いたとか…？ 片瀬は俺の体をガン見していた… 「なっ…、何も面白くないだろ！ そんな見るのやめろってぇ」 情けない声が出た。 「…、やばい」 「は？」 人の体見て、やばいとか言うなよと思ったら、徐に乳首に噛みつかれた。 「ひっ…！？」 痛みに肩をすくめると、次にそこに舌を這わせてきた。 「あっ…、んあ、やだっ」 前にも言った通り、俺の乳首は激弱だ。 相手が片瀬(部下)であろうと、そんなところを舐られたら死ぬほど感じる。 「やめろ」と言っても止めてくれず、俺はそこで達っしてしまいそうになる。 乳首責めで吐精なんて恥ずかしすぎて無理！ 必死に止めようと踠いたが、その分、片瀬は離すまいと躍起になる。 その攻防の結果、俺は無事、イってしまった。 「やあぁぁっ」 射精の余韻で体をびくつかせていると、片瀬は俺のスラックスをパンツごと下ろした。 「まさか、イッたんすか？」 「うぅ…。言っただろ、ここ弱いって！」 「そうでしたっけ？じゃあこっちは？」 「あっ」 イッたばかりで少し力抜けたペニスを掴まれて、俺は思わず腰が跳ねた。 少し手で擦られただけで、そこは再び勃ちあがった。 「こっちも弱いじゃないですか」 「それは、ヒートだからでっ」 「ふーん」 クチクチと音を立てて擦られるの恥ずかしすぎる。 片瀬はずっと俺の顔を見てくるし。 再び、吐精してしまうが、体の熱は引かない。 それどころか、腹の中の疼きはどんどんと増していく。 「片瀬ぇ…、こっち…」 俺は耐えきれず、自分の後孔に指を入れる。 そこは今までにないほどドロドロになり、粘液が滴っている。 「…、本当に俺、悪くないですからね。 全部三上さんが悪い」 「んっ、それでいいからっ」 「クソっ」 曲がりなりにも、上司に向かってクソって… と、思う間も無く、片瀬は自分のスラックスをくつろげる。 その瞬間、奴のソレが目に入った。 でっか… んで、赤黒くて血管が浮き出すぎだろ。 上級のαってあんなバケモノみたいなもの付けてんのか？ あれが…、俺の中に…？ ソレが後孔に当てられた瞬間、自分でもそこがキュンと蠢いたのが分かった。 「淫乱」 そう低く呟いて、片瀬が俺の中に割り入ってくる。 「淫乱じゃなっ…、あぁっ…」 その圧迫感と体を裂かれるような衝撃に、俺の背中は自然に反り返ってしまう。 熱い。 ぞりぞりと中の壁を擦る感覚に、俺はトコロテンをかましてしまった。 「はっ…、部下のちんこ入れられただけで出ちゃうんですか？ 淫乱じゃなかったら、なんなんすか？」 「やぁ…、あああっ…、きもちぃ」 悔しいけど、抗えない。 もっともっとと、腰が自然に動いてしまう。 しっかりと腰を掴まれてしまい、律動が止まる。 「やだっ、片瀬ぇ」 俺は泣いて懇願する。 「本当にあんたは…」 そのまま、数秒止まったかと思ったら、急に突き上げられて、俺のソレはまた何かを吐き出した。 「はっ…、突き上げられてうれションすか？」 片瀬が不敵な笑みを讃えたまま、俺を突き上げる。 その度に俺のペニスはサラサラとした液体を吐き出した。