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第54話 離れて眠る夜12

 4ー12 いかせてっ!  「えっ!ちょ、ちょっと、待って!」  僕は、アーキライトを押し戻そうとしたが、アーキライトは、僕を離さない。  「待たない」  アーキライトが僕のシャツを脱がしながら話した。  「言った筈だ。もう、8年以上、私は、待ったんだと。これ以上、待つつもりはない」  シャツを剥ぎ取るとアーキライトは、僕の下履きとズボンをすらして僕の下腹をあばくとそこに手をあて気を注ぎ込んだ。  ぽぅっと青い光が漏れ、僕の腹にアーキライトの淫紋が浮かび上がる。  アーキライトは、それでも気を注ぐのをやめようとはしない。  僕の体の奥がじんじんと疼き出して。  僕は、吐息を漏らした。  「あ、あっ・・アーキライト・・」  「もう、どんなに嫌がっても止めるつもりはない」  アーキライトが僕の首もとにがぶっと噛みついた。  「うっくっ!」  僕が痛みに身悶えするとアーキライトは、舌先で噛み痕をぺろっと舐めて僕を上目使いに見た。  「覚悟は、いいか?ルルシア」  アーキライトは、僕の裸の胸に手を置いた。  その冷たさに僕は、鳥肌がたつ。  アーキライトは、僕の胸にちゅっと吸い付いて、そこを軽く噛んで引っ張った。  「あぁっ!」  僕は、その甘い痛みに背をそらして哭いた。  アーキライトは、僕の胸の尖りを責めつつ、片手でもう1つの尖りをつまみ上げてぴんと弾いた。  「あっ!・・んくっ!」  「ここ、前より、大きくなってるな、ルルシア。もしかして1人で弄っていたのか?」  アーキライトのくぐもった声に僕は、頭を振った。  「そんなこと、してな、い・・!」  「なら、どうやってその熱を静めていたんだ?」  アーキライトが僕の尖りを痛いほど強く吸いながらきく。  熱い吐息がかかり尖りがびくっと固くなる。  「こんなにも大きく赤くなって。まるで女のようだな、ルルシア」  アーキライトが僕のそこを責めながら囁いた。  「まずは、ここだけでいってもらう。ここだけで、いけたら、ご褒美にもっといいことをしてやろう」  「ふぁっ!?」  僕は、胸を弄られるうちにだんだん蕩けていくのを感じていた。  体の中心が熱くなって。  もう、痛いぐらいに固く昂っていた。  なのに、アーキライトは、そこには見向きもせずに僕の胸の飾りだけを苛め続けた。  僕の両胸の頂きは、真っ赤に染まり腫れ上がってぽってりと立ち上がっていた。  じんじんと熱を放っているそこは、僕の体の奥にある何かを呼び覚まして、僕は、むずがるように腰を振る。  「あっ・・あぁっ・・!も・・いかせてっ!・・いきたいっ!」    

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