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第68話 愛とダンジョン12
5ー12 笑顔
アーキライトは、その場に跪くと僕の貞操帯に手をかけ、ゆっくりと下ろしていく。
僕のものが半分出た辺りでアーキライトは、手を止める。
「ああ、お前の、すごくぬるぬるになってるな」
「そんなこと、いいから!」
僕は、アーキライトを促そうとした。
「はやく、とって!」
「わかった」
アーキライトは、一気に貞操帯を膝まで下ろした。
僕のものがぶるん、と飛び出し、アーキライトの頬にぶつかる。
それと同時に、僕の後孔からもずちゅっと音がして栓が抜けた。
その気持ちよさに僕は、堪らずアーキライトの肩につかまって喘いだ。
「あんっ!」
「ふふ・・お前のここ、こんなにぐっしょり濡れて、べたべただな」
アーキライトが僕の立ち上がったものを指先でつつくと手で握り、口を開けてばくりと含んだ。
「あっ!」
僕は、足をがくがくさせながらもアーキライトにつかまって立っていた。アーキライトは、僕のものを舌で転がし、喉の奥まで吸い上げる。
暖かくて、気持ちよくて。
僕は、もう、頭の中が真っ白になっていた。
「ふぁっ・・んっ・・そんな、吸っちゃ・・いやぁっ!」
僕は、いきそうになりながらも懸命に堪えていた。でも、アーキライトは、目で僕を促していた。
いけ!
「あぁっ、あっ・・もう、いっちゃう、からぁっ!」
僕は、達してしまいアーキライトの口中へとびゅくっと白濁を放った。
アーキライトは、ためらうこともなく僕のをごくりと飲み込むとぺろっと唇を舐めた。
「お前の、甘くて美味しいな、ルルシア」
僕は、アーキライトの腕の中に崩れ落ちた。
ぐすぐす、と泣いている僕の頭を優しく撫でながらアーキライトは、僕に囁いた。
「少し、意地悪だったかな?すまない、シア」
アーキライトは、僕の涙に濡れた頬にキスした。
「もう、しないから、泣くな」
「・・ほんとに?」
僕が上目使いに見上げるとアーキライトは、満面の笑みで頷く。
「ああ、もう、こんなことはしない」
嘘だ。
僕には、なんとなくわかっていた。
アーキライトが、こんな笑顔のとき、ろくなことを考えてない。
きっと、僕をどんなふうに弄ぼうかと考えているんだ!
僕は、体の震えがおさまるとすぐにアーキライトから体を離して脱ぎ捨てていた下履きとズボンを身に付けた。
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