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Interlude
…………
……
…
静かな眠りの中に入っている碧を横に
(もう、過去の夢は見てないよな?)
竜士はそっと碧の頬を触れた。
薄明かりの中で眠っている碧の肌はとても白くて滑らかで陶器みたいだった。今、少し以前と違うのは少し赤みをさした顔色となっていたことだった。
「……?」
碧が静かに目を開いた。
「ごめん。頬、触って起こしちゃった?」
碧はぼんやりと竜士を見つめながら、頬を触った竜士の掌にそっと触れる。
「竜士の手は暖かいね……」
「……そんな瞳で見るなよ。そんな顔したら。また、碧ちゃんを抱きたくなるじゃないか」
竜士がそう呟くと碧はクスッと笑った。
「なんで、竜士は俺にそんなに優しくするの?」
「それは、俺が碧ちゃんが好きだから」
「……好き?」
碧がぼんやりしながら繰り返す。
「そう、当たり前じゃないか?好きだからこうやって一緒にいるし、キスしたいし抱きたいし、抱いたし」
碧は微笑む。
「俺の事を愛してるの?」
「……愛してるよ……」
竜士はそっと言う。
「……そう」
碧は何か考え込む。
「……昔、俺に愛していると言ったのは俺に乱暴したやつだった」
竜士はそれを聞いて思わず動きが止まる。
(そうか、碧ちゃんは……)
「碧ちゃん」
そう言って碧を抱き締める。
「だから、他人から愛していると言われるのは信じない……」
碧は目を大きく見開いて言った。
「俺を本当に愛してくれたのは、かあさんだけだから、」
"でも母さんはもういない"
竜士は抱きしめている腕に力をこめて言った。
「俺は違うから」
碧はじっとして何も言わない。だけど、暫くしてから言葉を放つ。
「信じていいの?」
言葉は空気を切るように響く。
「大丈夫。俺を信じて」
竜士はしっかりと碧の目を見て言う。
碧は微笑んでからそのまま目を閉じてまた眠りに入った。
「碧ちゃん?」
……今の碧ちゃんは寝ぼけていた?
碧はもう寝息を立てていた。
そっと優しく碧へキスをして竜士もその隣に眠る。
外は夜も明けきる時間、麗らかな陽の光がさしてくるとき。
………
………
そして、ときは
2人が出会う遥か前
そして生を受ける少し前の
昔日の頃の話へ
時代は60年代の学生運動の盛んな頃。
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