6 / 10
第6話
「はぁ…はあ、はぁあァァ……」
「ふふ。上手にイケたね」
ビクビクと痙攣する自分の身体が自分じゃないみたいに動作が止まらない。
「痙攣してる千明くんの身体、すっごいエッチだね」
「鹿嶋、さ……ぁ……ん、ふぁ」
キスされる。
ねっとりしたキス。
口の中を鹿嶋さんの舌が蹂躙する。
ジンジン。
ふわふわ。
まだ余韻が続いてるなかで、新たな刺激とともに鹿嶋さんの指がまだ俺のチンコをニギニギしてて気持ちよさがずっと維持されてる。
「んふぁ……ぁ…」
「ふふ…気持ちよかった？」
「ん……はぃ……」
「これからもっと気持ちよくなれるコト、したい？」
「え……？──あ…っ」
さっきまで俺のチンコいじってた右手が。だんだんと下に降りてきて。
「ココ。明日イジるんでしょ？」
俺のアナルをツンツンと押し出し始めた。
「千明くんのおちんちんから出たお汁で指濡れてるから、ローションなくても指入っちゃいそうだね」
「や、指ぃ……や、ん……」
「やだ？」
「あ……」
クニクニと入口をイジられる。
それがまたなんともいえないモジモジとした感覚で、むず痒い。
端的にいうと、いじらしくも気持ちよくて。
「お尻の穴ヒクヒクしてるね。可愛いよ」
だんだんと鹿嶋さんに「可愛い」と言われることですら快感を覚え始めてきている自分にも気付き出していて。
ああ、俺。鹿嶋さんの良いなりになり始めてる。
穏やかに笑うイケメンが俺の耳元で吐息まじりに囁き出す。
「──もっとさ、……気持ちよくなりたい？」
「ふぁ…っ」
耳にかかる吐息とイケボが脳に直撃する。
直撃して。
ふわふわして。
なんも考えられなくなって。
アナルふにふにされて。
ふわふわして。
「ほら。ココ。こんなに柔らかくってヒクヒクしてて──」
────つぷ。
「あ……っ」
……嘘。
指が。
指が……。
鹿嶋さんの指が俺のアナルに。
「第一関節、入っちゃったね」
「ふあ…ん……っ」
──異物感。
ナカ、グリグリされてる。
やべえ。
指が入った瞬間がキモチイイ。
ズポズポされるのヤバい。
「んぅ、んぁ、あっ……や、やぅ…」
「腰が動いてるね。キモチイイの？」
「…うん……っ」
ふるふるとゆっくり首を縦に振る。
「もっと。弄ってもいい？」
また耳元で囁かれる。
その声、ズルいってばぁ……！
「ぅん……ぅん……っ」
ふわふわした気持ちで。
どうにでもして欲しくて。
鹿嶋さんの目を見てコクコクと頷き返す。
「その顔、ズルいなぁ…」
俺のアナルに入った鹿嶋さんの指でグニグニと内側を擦られる。
擦られながら。
もうひとつの鹿嶋さんの左手で俺のチンコが握られて、こちらも上下に擦っていく。
「やぁ、や、やんん……ッッ！！」
ふたつの刺激が同時に直撃して頭が追いつかない。
アナルにぬぽぬぽと指が差し込まれて。
チンコを上下に擦られて。
俺は。
俺は。
──翻弄されるしかなくて。
「あん…っあぅ、あっ！あはあァァぁぁ……や、ぁ…っ」
ぬちぬち。
ぬぽぬぽ。
水音がヤバい。
「ソコまたイジられると変になる…もやだ、やなのに、やらあァァァ……」
「きもちぃ？」
頭がふわふわする。
身体の熱がおさまらない。
「きもちい、いぃ、いぃいィィ……ッッ！！」
俺の声を聞いて鹿嶋さんの鼻息が荒くなってる。
「エッチだよ。千明くんすっごくエッチで可愛い。ほらもっと曝け出してごらん？」
鹿嶋さんのエロボイスで脳が溶かされる。
ドロドロにされてもう訳わかんない。
また。
またイカされる。
「またイク、またイッちゃうからぁ……ッッ」
「いいよホラ。何度でもイッて」
「ひうぅ…やらぁ……っ」
「気持ちいいコト。──好きでしょ？」
だから低音ボイス禁止〜〜！！
好きだけど。好きだけどぉ……。
俺の頭バカになっちゃうよぉ……！！
「ひう…ん……」
「可愛いよ……千明くん」
アナルに差し込まれた指がいつの間にか増えていて。
くぱっと指が広げられると。
「あ…っん！！」
「ん？千明くんこれキモチイイの？じゃあいっぱいシテあげるね」
くぱ。
ぐぽ。
ぐち。
「ふあああァァァァ……や、あ、あん！あ、ぁあはあぁぁ、やぁ、い、いぃ、気持ちぃ、よぉ……っ」
下半身がゾクゾクする。
ゾクゾクして。
気持ちよくて。
腰が勝手に動いちゃって。
そんな自分が恥ずかしくなって。
「耳赤いね。恥ずかしい？」
穏やかに問いかける鹿嶋さんの顔を見て、ウンウンと首を縦に振る。
「恥ずかしがってる姿も可愛いよ……」
気がつけば、鹿嶋さんの指は第二関節まで入っていて。
ぬち。
ぬちょ。
ぬぷ。
ぐちゅ。
…………ぐち。
「あはぁん！！」
身体がビクついたのがわかる。
ビリビリした快感が全身を襲う。
なに、今の……。
「あ、ココ？」
ぬちぬちぬち。
「あ！やだ！ダメそこ……！！」
「ふふ。コリコリしてるよ」
鹿嶋さんがピンポイントに、とある一箇所を攻めてくる。
やだ、ダメそこ。変になる。
「あっ、あはあァァァァ、ソコダメええぇぇッッ！なんか、変……ッッ！やはぁ！ああん！」
ダメだ。
ソコ弄られると腰が跳ねまくる。
ゾクゾクが止まんない。
その顔を鹿嶋さんに見られて。
さらにゾクゾクが止まらなくて。
「キモチイイんだね？もっとイジってあげるからね」
鹿嶋さんが笑顔で恐ろしいことを言う。
「ヤダヤダおかしくなるからやだあああッッ……あっん！や、やん、やぅ、あん、あは、やぅ…っん……！」
チンコも忘れずに一緒にクチクチとイジられて、俺の腰は勝手に上がる。
「お尻でイッちゃえ……」
耳に吐息混じりで囁かれて。
そんな声で囁かれたら────
「ダメダメほんとにまたイッちゃうイクイクイグいぎゅイグうぅゥゥゥゥ〜〜〜〜……ッッ！！！！」
腰が跳ね続けて。
みっともない声をあげてまたもや盛大に精液をぶちまける俺。
お尻。──キモチイイよぉ……。
ともだちにシェアしよう！
