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濁点喘/3P/ローションマット/拘束/羞恥/ローションガーゼ/潮吹/連続絶頂/乳首責/玩具/電気責 ◇ ◆ 俺の店には出勤さえすれば不動のNo.1とされている『ひなた』と言うキャストが居る。 その人も俺と同じ大学生で、気紛れな性格。なので出勤しない時は一切しないのでランキング外になる月もよくある事だ。 そんなひなたから声をかけられたのは、槙田先輩とローションプレイをして一ヶ月した頃。 「麗さん、今日よろしくお願いしますね」 「…今日、とは?」 大学生という事しか知らないので正確な年齢は分からないが、童顔で小柄なひなたは年下に見える。 が、俺より歴も長くランキングも上なので敬語で話している。 「あれ、まだ聞いてません?槙田さん、だっけ。あの人が俺と麗さんのダブル指名でローションマットプレイするんですって」 「はぁ!?」 すると丁度スタッフもこちらへやってきて、同じ説明をされた。この店ではキャストがNGでなければ何人でも指名出来る。 完全攻気質のお客様なら、両手に花で二人を攻め立て、完全受気質のお客様なら、二人から攻められる。 そんな指名の仕方が多い中、先輩の意図が分からない。もしかして俺一人じゃ冷めた?けど指名替えしたらキャスト同士が揉めると思って一応俺も指名しただけ? 明らかにモヤモヤした気持ちになる俺を見たひなたは、クイッと俺を引っ張り、前回と同じホテルへ連れて行った。 「全然聞かされてないんですね」 ホテルへ向かう途中、悪戯ぽく笑うひなたがそう言った。 「…何がですか?」 「心配しなくても、槙田さんて方が俺に指名替えする事もないですし、麗さんの事かなり好きなのは確実ですから」 「…え?」 「前ローションプレイ上手くいかなかったそうですね。それで、先月たまたまNo.1だったからか俺を電話指名してくれたんです」 基本的にNo.入りしているキャストはかなり前からではないと予約が取れないので、俺達の店限定かもしれないが、少しでも話したいという人のための電話指名というモノが存在する。 そして槙田先輩はひなたを指名したらしい。それだけでもモヤっとしてしまう。指名客を取られる事を嫌うキャストも多いが、俺は今までそんな事特に気にしていなかったのに。 「どうしても麗くんを気持ち良くさせたいから教えて欲しいって。でもいくら予定が合っても俺と二人で会うのは嫌だから電話で教えて欲しいって。話してる内に俺がドSな事とか、何人でも指名出来る事を知った槙田さんが俺達を指名してくれました。言っていいか分かんないけど、プロとして事前に伝えておきます。今日は俺と槙田さんで麗さんを攻めます。だから彼を満足させれる様に頑張って下さい」 「……え」 嬉しいのか複雑なのか、いまいち分からない感情が頭を駆け巡ると、ひなたはニコッと笑った。 「一応仲良しの設定にしたんで、今日から俺の事ひなたって呼んでよ。俺は麗くんって呼ぶから、タメ口で話そう」 「…分かった、ひな…たくん」 「呼び捨てでいいよ」 会話をしている内にホテルへ到着し、槙田先輩と合流した。 自分からNo.1を指名しておいて、相変わらず俺ばかり見てくれる槙田先輩。それに対して一切不機嫌になる事もないひなたはプロだと思った。 No.の拘りの強い人ならいくら自分の指名客ではなくても奪おうとするだろうし。そんなひなたに安心しながら、俺だけ下着も取り払われて浴室へ連れて行かれた。 前回よりもグレードアップした部屋なのか、浴室がかなり広く、ローションマットを敷いても余裕な広さ。 「…槙田さん、先に僕が麗くん食べちゃうけど本当にいいの?」 「キスとかはしねーだろ?…その、そういうのは見たくねーけどそれ以外で気持ち良くなってる姿は見てみたいから頼む」 「はい、かしこまりました。じゃあ麗くん、始めようか」 微笑むひなたの顔は途端に仕事モードへ切り替わり、俺も初めて見るS気を含んだ表情になった。 この前先輩が使用した拘束具を使う事になり、身の自由を奪われる事になった。 先輩のローション責めでも十分気持ち良かったのに、テクニックのあるであろうこの人に触れられると一体どうなるのか。今後の参考のためにもひなたの攻めを受けれるのは嬉しいが、緊張が走る。 お湯に混ざったローションがひなたと俺の体へ付けられると、ゆっくりと肌を合わせてきた。塗り付けられている最中でも気遣う言葉があったり、少し興奮する様な言葉があったりと、既にテクニックを見せつけられた。 気持ち良い所に当たるように体全体を動かしてくるひなた。いつもお客様相手にしてきたが、身動き取れない状態でされるのは初めてで。ゾクゾクした感覚に襲われながら必死に唇を結んだ。 「ふ……ん、ン」 乳首同士が当たり、ゆっくりと膝で自身を刺激されると堪えきれない吐息が漏れる。 「可愛い、乳首勃ってるね。槙田さんに教えてもらったけど、たくさんいじめてもらってるから敏感なんだってね。僕でも感じるなんて…やらしい」 ボソッと耳へ響く様に囁かれると更にゾクリとした。明らかな反応に二人は興奮した様に俺を見ていて、それに気付くと恥ずかしさが押し寄せた。 「槙田さん、こうやって膝で一番気持ち良い所を擦ってあげたり、お互いのを一緒に触ってあげたりしてもいいと思いますよ。僕は遠慮しておくので、槙田さんしてあげてね」 そういえば先輩の先輩見た事ねーなと思いながら、チラリと先輩の股間へ目をやると大きくテントを張っていた。 「…」   俺の視線に気付いたのか先輩は背を向けたのだが、何故か可愛くてキュンとしてしまった。 「あれ、麗くんも期待しちゃったの?…二人共可愛い。ねぇ槙田さん。あなたのおかげで何処触っても麗くん感じてくれるよ、やってみない?」 「…嗚呼」 よいしょ、と可愛い声を出してひなたが体を離すと、先輩へローションを手渡した。 「足元気を付けて下さいね。本当は僕が槙田さんの体に塗ってあげたいけど、麗くんがヤキモチ妬いちゃいそうだからやめときますね」 わざとらしく俺を見ながら言うひなたの言葉にカァッと顔が赤くなった。 「な…別に…ヤキモチなんか、」 「へぇ、妬いてくれんのか」 クスッと微笑む先輩は本当に嬉しそうで、胸が煩く高鳴った。 「…っ」 俺に近づいて来る先輩は嬉しそうで、たっぷりとローションのついた体を優しく俺に擦り寄せた。ひなたがしていたように乳首同士が触れ合う様に重なると、俺は小さく声を漏らした。 「やらしいな」 「…~~ッッ、んん、」 先輩も反応しているのか少し勃っており、乳首同士が擦られた。その光景が異様に淫らに見えて顔が熱く染まる。 「可愛いな」 「…せ、ぱっ…恥ずかしい、それ…っ」 「俺も恥ずかしい、けど嬉しい。苦しくねぇか?」 「苦しくはないけど…っ体熱い、はずい…退け!」 「こーら。大好きな槙田さんにそんな事言っちゃダメでしょ」 「ひぁっ!?ちょ…ひなっ、何!?」 頭上へ移動したひなたはゆっくりとマッサージするように脇の下を親指で弄り出した。恥ずかしさと二人から攻められる事に慣れていない俺は些細な刺激でも敏感に反応してしまった。 「ふぁ…っんゃぁっ!やっ……恥ずかしいっ、待って…!ひなたぁっ…声、出ちゃ…っ、だめ」 「エロい声。でも俺で声出せよ、いつもみたいに」 対抗する様に先輩はローションで濡れた乳首を擦り出した。言われた事を実行している膝は緩々と俺の自身を刺激している。 「ひゃぁぁ…」 ビクンと二人の前で激しく反応を示してしまうと恥ずかしくて堪らずにフルフルと首を振った。 「待ってやば…はずいっ、恥ずかしい…!やめっ、」 「見られてたら恥ずかしい?…やべ、可愛い」 「先輩…っ足やめ…!イキそっ」 「一回目は足でイケよ。何回でもイカせてやるから、ひなたさんの前でイク時の顔見せてやれよ」 「へぇ、僕にも見せてくれるんだ。嬉しい…麗くん、大好きな槙田さんに気持ち良くしてもらえて嬉しいね」 「うるさい…っ!」 二人の攻撃に爆発してしまいそうになる位に顔が熱い。動き続ける膝になす術もなく、着実に追い詰められた。 「やぁ…っアッ、待って…!見んな、やめっ、」 ゆっくりと動くひなたの指と、先輩の足。鼓動が早くなりゾクっと背が反ると、足も震えて足首がピンと伸びた。自分でも分かるイク間近の体の反応が現れると、焦りで暴れてみるも、刺激は更に強くなってしまった。 「──ッッ、ん!待っ………ひァァッ、イク、先輩!イク…っ、イッちゃう…!」 「いいよ、出せよ」 少し男らしい口調とは真逆な優しい瞳に見つめられると、ゾクっと体が震えて我慢が効かなくなり、俺は二人の前で欲を吐き出した。 「ふ……ぁぁぁぁ………」   「可愛いな、気持ち良かったかよ」 「…気持ち…、良かった……っ」 恥ずかしさを感じる余裕がある俺はそれだけ告げてフイと顔を背けた。 「いい子だな、ひなたさんの前だから素直なのか」 「…別に、もうっ、退け!」 「これから本番だろ。ローションプレイ続けようぜ。…俺のも出していい?」 「…!……い、いい、けどっ」 限界まで大きくなった先輩の自身が姿を現すと、俺は初めてそれを見る事が出来た。いつも俺ばかり気持ち良くしてもらっていて、先輩を満足させる事が出来ているのかと不安だった。毎月指名してくれてるから満足してくれているとは思っていたが、実際勃起してくれているのを見ると安心した。 「…っ」 俺のモノよりもかなり立派なソレを持った先輩の手は、達したばかりの俺のモノと重ねて握った。 「ん、」 兜合わせは何度かした事があるが、こんなに恥ずかしいのは初めてだ。 「…っっんんん、」 視界に入らない様にそっぽを向くと、ひなたに顔を固定された。 「目開けて麗くん。ちゃんと見なよ」 「は…?何、」 「エッチだよ。麗くんのもまた大きくなってる」 ローションと俺の先走りでやらしい音を立てながら扱かれるとビクッと体が跳ねた。 「…ん、気持ち良い」 そう言って先輩は体を密着させると、お互いの股間を握りながら器用に乳首も合わせてくる。 「…ぅぅ、うっ、はず…っちょ…待って先輩…」 先輩が望んだローションプレイも盛り込みつつ、しっかりと俺の苦手な羞恥プレイも合わせてくる辺り、相変わらずこの人は鬼畜だ。それを手助けするひなたもまた鬼畜。 「ぅ、ぁ…っまた、イク…!イッちゃう…っ」 「イケよ」 「先輩…っ、んんッッ!ふぁぁ…!」 ビクンと大きく体を揺らすと、俺は二度目の欲を吐き出した。そこで先輩の体は離れていったのだが、先輩のモノはかなり大きなままで、まだ射精はしていない様子。 「…先輩もイケよ」 「俺はいいんだよ。次はお前の大好きなガーゼしようぜ。ひなたさんもお前の乱れっぷり見たいんだってよ」 「…は?嘘、マジで…?」 先輩は洗面器にガーゼを2枚湿らせると、一つはひなたに手渡された。 「麗くんローションガーゼ弱いんだよね。僕もたまにお客さんにするけどすごい声出してくれるよね。麗くんはどんな声で乱れてくれるのかな?」 クスッと俺を見下ろすひなたは、両方の乳首が擦れる様にセットすると、クシュクシュと左右へ刺激し始めた。 「ひッッぁぁぁあ!?やぁぁっ、やめっ、やだ!!!」 乳首がガーゼで擦られる感覚は初めてで、俺は体をびくつかせて暴れた。 「胸も効くみたいで良かった。少し触っただけで敏感だったもんね」 感心した様に言いながらひなたは左右にガーゼを動かし続け、俺は情けない声を上げてボロボロと涙を溢した。 「じゃあこっちもやるぜ」 「な、っ!?うそ…っ先輩、今はっ、」 イッたばかりで敏感な亀頭にガーゼがセットされると、いつもと同じ様に動かされた。 「ぅッ、ぁぁぁぁァァァッ!!」 「すげー反応」 制御出来ない位に体が跳ね、呻き声に近い可愛くない声が浴室へ響く。それでも二人は興奮した表情を浮かべながらガーゼを動かし続けた。 「~~ッッ!! いッッ、ぁぁあぁッッ!!無理無理無理無理無理!!」 「すげー暴れっぷり。顔もひでーな」 「やぁぁぁぁぁあああァァッっ!!」 おかしくなる程の強い刺激になりふり構わずに悶えていると、再び絶頂感が訪れた。 「イッ、く、ぅッ、せんぱっ、やっっ、めでぇぇ…ッッ!!」 「いーよ、イケイケ」 激しく欲を吐き出すも、相変わらず止まらない刺激。感覚が麻痺して気持ち良いのか痛いのか分からないくらいに擦られた。 「ぅぁぁぁぁっっ!!とめっ、てぇぇぇ!!!出るっ、でちゃっ…漏れるっやだァァァァア!!」 ガクガクと体が痙攣すると、勢い良く射精ではない絶頂を迎えた。おそらく潮吹きをしてしまったのだろう。強い快感に頭が痛くなりながらも、意地悪なドS二人は未だにガーゼを動かし続けた。 「ぅぅああぁぁあァァッ…いやぁっおかしっ、なるっ、やめっ、あっ、あっ、アアッ」 「だーめ、あと10回はイキなよ」 ふざけたひなたの発言にツッコミや悪態を入れる余裕もなく、本当に10回イカせる勢いの二人。 「ぃぁあああああッッ!!」 目の前が何度もチカチカし、一旦自分が何度絶頂したか分からない。優しく見守る先輩とひなたがたまに視界に入るが、もう頭は回らない。 頭が痛くなる程の強い刺激と、快感。 「…可愛い。もっとイケよ」 「ぅああああ…ッッイク、イクっ!!先輩っ、イッァァァァア!!」 もう自分の声も訳が分からない程。喉が痛くなる位に叫び、何度も何度も体をビクつかせて絶叫と絶頂を繰り返した。 「あは、敏感だね。可愛い」 「ぁ、ぁっやぁっ…何、ぁぁ、んッ」 ひなたがガーゼを置くと、かなり膨れて主張した乳首を指で摘んできた。ガーゼとは違う優しい愛撫に甘い声が漏れた。 「乳首腫れてるね。痛くない?…麗くんはどうやって触ってあげると気持ち良いかな」 指で摘んで捏ねる様に動かされると背中が反った。気持ち良くてゾクゾクする感覚に甘い声は漏れ続け、もっとしてほしいと願う感情が現れた。 「…っふ、ぁっ…ぁ、ひなたぁ…」 「なーに、麗くん」 「爪っ、で…」 「うん」 「引っ掻いて…っ、擦ったり…してぇ…」 「いいよ。けどそういう可愛い事は槙田さんに言おうね」 クスクス笑いながらおねだりした通りに両方の乳首を優しく爪でカリカリと刺激し、ローションで滑らせて擦ってくれた。 「おい、そうだぞ。俺にもねだれよ。…腹立つんだけど」 「…っ、だ、て…ガーゼは…本当にキツくて…っ」 「じゃあ一旦やめてやるから、下はどう触るのがいい?」 「……っ、はず、い…」 「はぁ?さっきひなたさんにはちゃんと言ってたくせに」 そんな事言われても恥ずかしいモノは恥ずかしい。蕩けた目で先輩を見つめると、ゴクッと唾を飲み込むのが見えた。 「…ま、そんな可愛い顔見れただけで満足だわ」 先輩もガーゼを置くと、たっぷりとローションを付けて俺の自身を握ってくれた。いつもの激しいだけの刺激とは違い、優しく扱かれると気持ち良くて、あったかくて、嬉しかった。 「…ぁ、…先輩、気持ち良い…!俺、優しいの好き…っ」 「そうか」 「ンン…っ気持ちい…!ふぁ…ぁ、」 俺が完全に蕩けた反応を見せると、二人は優しく気持ち良いだけの愛撫をしてくれた。一旦誰が客なのか分からない様な最高の対応に、俺は精一杯甘い声を出した。 「んっ…イク、先輩…!イキそう…っ」 久しぶりの甘いひと時。甘えた声でそう言うと、先輩はニヤリと笑みを浮かべた。 「次で9回目か。……あと二回は、俺の好きな攻め方させろよ」 「は…?」 てっきり今日はこのまま甘いプレイで終わるのかと思いきや、もう一度ガーゼが亀頭を包み込んだ。それを見てひなたも乳首へガーゼをセットした。 あ、やばい。 そう思った時にはもう遅くて、強すぎる刺激が俺を襲った。 「い……ッッ!ぁぁぁぁああああァアッッ!!」 再び浴室へ響く俺の激しい叫び声。これの何処が好きなのか分からないが、俺のこの反応が大好きらしい。 しかしこうなると本当に余裕なんてなくて、俺は接客も全て忘れて泣き叫ぶ事しか出来なかった。 「やッ、あっ!!やめっ…ろやぁぁぁぁあ!!はげっ、しッッ!!先輩ぃぃい……っっっ!!」 ボロボロ泣きながらビクンと大きく跳ねて絶頂した。 「あと一回かな?正直分かんないけど、ラスト頑張って~」 ひなたの呑気な声を最後に、俺はプツリと意識を手放した。 ◇ ◆ 「………」 やばい。またやってしまった。 目を覚ますとお互い好きな事をしている先輩とひなたが目に入った。ひなたは何故か接客すらしていない。 「あ、おはよう麗くん」 「平気かよ」 「いや、平気なわけねーだろ!!……えっ?」 いつもなら体を綺麗にしてもらい、服を着ているのによく見ると全裸のまま。しかも腕はベッドへ括り付けられていた。 「お客さんの前で盛大に寝こけるなんて中々やるね、普段からそんな感じなの?」 「……あ、いや…その、」 「麗くんが寝てる間に槙田さんとお話ししたんだ。早く起きたら二人でお仕置きしようね、って」 「………」 ふと見ると時間はまだ90分くらいあり、サァッと血の気が引いた音がした。 「も、もう…むり、むりっ」 「さっきの見てたらさ、麗くんって恥ずかしいの本気で無理そうだよね。だから…こうしようか」 ひなたが俺の足元へ来ると、グイッと膝裏を持ち上げて開脚させた。 「!?うっ、わぁっわっ!ひなたっ」 「じゃあ縛りますか、槙田さん」 「おう」 「待て待て待て!やめ…っ」 疲れ果てた体は力を入れる事が出来ず、二人に押さえ込まれるとなす術はなかった。ガッチリとM字に開かされ、固定されると、散々いじめられて縮こまっている股間が丸見えになった。 「~~っや、やっ!やだっ…待って先輩、ひなたっ」 「…いい眺めだな。早めに起きてくれて良かった」 舌舐めずりする様に俺を見る先輩はやけにニヤけていて、仕事を終えたひなたはフゥと溜息を吐いていた。 「…本気の照れ顔やばい、可愛すぎる」 「きも…!先輩息荒いっ!変態っ!!」 俺の股間に顔を埋めてくる先輩は、本当に息が荒くて、吐息が自身にかかりそれだけで体が反応してしまう。 「可愛い。見られて少しだけ勃ってきてんぞ」 「やめ…っ、見んなっ!!のけよっ、どっかいけっ!!」 「全く動けねーのに口だけは相変わらずよく動くな」 「あ…や…だ!やだやだやだやだ!!」 先輩もひなたも何もする事はなく、ただ恥ずかしい格好を強制された俺を見つめるだけ。 「すごいね、結構大きくなってきたね。恥ずかしいの嫌いなんじゃないの?」 ベッドに腰掛けるひなたが冷静にそう言うと、自分の温度差の違いもあり、やけに恥ずかしい。 「見んなぁぁぁ……っ!もっ、俺、疲れてんのぉ…」 「──時間内はちゃんとしなよ」 俺にしか聞こえないようにそう言うひなた。ぐうの音も出ないその発言に言葉をなくすと、先輩はフニフニと自身に触れてきた。 「は…?ちょ、何っ」 「いや、可愛いなと思って」 「やめ…っ、おいっ!」 ただ触れるだけの指の動き。感じさせる様な動きではないのに敏感に反応する俺の体は、みるみる内に火照り出した。 「つついただけでなんで完勃ちなんだよ」 「うるっっさい!!」 「うるさいのは麗くんでしょ」 ヒョコッとひなたが近付いてくると、何やら手にあるものを持っていた。 「え…何、それ」 「電マだよ。見れば分かるでしょ」 冷静なひなたの声色は怖くて、腰が引けてきてしまう。それを許さずに先輩が押さえつけると、電マのスイッチが入れられた。 「お仕置きその1、電マ責め」 「ひ…っ!?ぅぁあああああアァアァ!!」 容赦なく先端に押し付けられると、直様目の前がチカチカと光り出した。 「やぁぁぁぁあ!!ぃぁあああああああ!!」 「まだ敏感なんだね、はい槙田さんどうぞ」 電マを先輩に渡したひなたは、何かを探しにベッドから降りて行った。何処へ行ったのかなんて考える余裕のない俺は、ひたすら声を張り上げた。 「おら、気持ち良いな」 しっかりと竿を掴んで固定されると、グリグリと亀頭に集中して電マを押し当てられた。 「ひっぅああああああ!!」 絶頂の兆しが見える前にドバッと欲を吐き出すも、先輩はそんな事気にする様子もなくグリグリと亀頭へ押し当て続けた。 「や"ッ、イッ、ぎッ、まじ、だぁぁぁぁア"ッッ!!」 「うん。少しだけど出てるもんな、イッたのは見りゃ分かる」 じゃあもう触んなよと言いたいが、可愛くない自分の叫び声でかき消された。 ガシャガシャと拘束された手足が音を立て、悲惨な俺の叫び声が響いていると、ひなたが戻ってきた。また何かを持っているが、俺にはそれが何かをしっかりと確認する余裕はない。 「麗くんは電気が苦手なんだってね。ラブホの自販機に売ってたから買ってきた。プレゼント」 何かを言っている様だが、聞き取る事が出来なかった俺は、ボロボロ泣きながら痙攣していると、俺の上半身の近くに腰掛けたひなたが、ピトッと乳首へ何かを押し当てた。 「な、…にぃぃィッ、も、やらっやぁぁっっ」 「ちゃんと喋りなよ」 次の瞬間、ビリッと俺が一番嫌いな刺激が乳首へ走り、ガクンッと腰が跳ねた。 「あ"ああああああああああッッ!!」 「あは、本当すごいね」 電マと電気の刺激に体は暴れ狂うが、逃げる事が出来ずに俺はただただ汚い声を出し続けた。 「痙攣やばいね。でも安心して、壊れる前にやめてあげるから」 乳首の形をなぞる様に電気の走る玩具を動かしているひなた。乳頭に当てられると勝手に体がのけ反り、その反応を見たひなたはニヤリと口角を上げ、同じ箇所へ電気を当て続けた。 「へぇ、ここ弱いんだね」 「そっこっ、や"ァァァ…っ!!」 「おい、こっちも反応しろよ」 電マの強さを上げたのか、響く振動音が大きくなると、それに比例して刺激が高まり、プシャッと自身からは液体が放出された。 「潮吹きもよく出来る様になってきたな、すげー」 「あ"、あっァアッッ"、許し、でぇぇッッッッ」 「可愛い、顔ぐちゃぐちゃだな」 「あはは、本当。可愛いね、麗くん」 あまりの刺激に意識は朦朧とし、二人の意地悪な声はどんどんも遠のいていった。 もう気絶したい、終わらせたい。 フッと途切れそうになった瞬間にパチンッと乾いた音がして、ハッと意識が戻った。 「何回寝る気?寝かせないよ、時間までは」 「…ひなたさん怖いすね」 「躾も兼ねてるんで」 流石の先輩も苦笑いしながら、二人共刺激は変えてくれず、もう何も言う事が出来なかった。 「次はこっちに電気当てようね、どうぞ槙田さん」 電気を流す玩具が先輩へ手渡されると、電マはひなたに手渡されていた。受け渡しの一瞬の時間が唯一呼吸を整える事を許してくれた。 「…ッ、は…」 痛い程酷使した喉は変な呼吸しか生み出してくれなくて、それに気付いたのひなたは、先輩へ水を手渡した。 「ゆっくり飲ませてあげて」 「嗚呼」 口の中へ注ぎ込まれる水は冷たくて、火照った体はかなり潤された。美味しくてゴクゴクと飲んでいるとよしよしと先輩に頭を撫でてもらえた。 勘違いしそうになるが、俺がこうなっているのはコイツらの所為だ。 「…てめ、ら…やりすぎだ………」 水を飲み干すと、俺は嗄れた声でそう呟いた。 「良かった、元気になったみたいで。これでお仕置きその2、電気責めを堪能出来るよ」 「は……?も、電気……やったろ……」 「まだこっちにはしてねぇからな。お前の大好きな先っぽに電気当てて、まだ起きてたら…お仕置きその3考えるわ」 ピトッと玩具が先端に当てがわれると、俺の制止の声が放たれる前に電気の刺激が走った。 「ぎ…ッッ!?あああああああアァア!!」 クルクルと亀頭を遊ぶ玩具は飛びそうになる位に強い刺激。 「電マびしゃびしゃだねぇ、たくさん出したんだね」 その直後にひなたは電気を乳首に押し当ててくるものだからもうキャパオーバー。 「ひあああああああああ!!」 尿道口を弄りながら時折流れる電気に、乳首を愛撫する電マ。動けない体とイキまくった体はもう受け入れられなくてガクガクと痙攣した。 「流石にそろそろ無理かなぁ」 「じゃああと2回イケたら解放するか」 「今から2回って鬼畜ですね。まぁ、いっぱいいじめましょうか」 二人の声はかなり遠くで聞こえる様な、そんな感覚だった。 「可愛いぜ、麗くん。気持ち良いか」 「~~~ぐぅ……ぅううう"う、ッッ、き、もち"ッッいっっ!!いい、がらぁぁぁあ"っ、やめで、ぇェェッっはな、じ、でぇぇぇぇっ」 俺が最後にそう絶叫し、盛大に体がのけ反り深い絶頂を迎えた所で意識がなくなった。 ◇ ◆ 「…うごけねぇぇぇ…」 「いや、まさか二回も寝落ちするとは」 「誰の所為だこのやろぉぉぉぉ………」 今度はきちんと服を着せられており、時間を見ると残り5分を切っていた。 「槙田さん。今日はありがとうございました、また機会があれば是非。麗くんは今日も直帰でいいって聞いてるんであとよろしくお願いしますね」 「ひなたさん、楽しかったす。どーも」 先輩とひなたが挨拶を終えると、俺は先輩とホテルへ残された。 「飯でも行くか、麗くん」 「てめ…!動けねぇっつったろが………」 「……でももう宿泊に切り替わっちまうから出ようぜ。俺と泊まりたくねーだろ」 「……泊まる」 「え」 「お前が俺をここまでクタクタにしたんだから責任取ってホテル代払えぇぇぇ…!!」 俺がそう怒鳴ると、先輩は目を輝かせていた。 「え、なんでそんな嬉しそうなんだよ…」 「…河村と泊まれるの嬉しい」 「!」 名字とはいえ、不意打ちで本名を呼ばれて俺が顔を赤らめると、先輩は嬉しそうに頭を撫でてくれた。 体も喉も全てが痛いし、悔しいけど、そこまで嬉しそうな顔をされると俺も嬉しくなってしまった。 その後、3Pが気に入った先輩がまたひなたと俺をダブル指名するのは来月のお話し。 end.

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