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①
総受/耳責/くすぐり/キス/人力拘束/羞恥/フェラ/へそ責/玩具/乳首責/言葉責/挿入有/強気受
攻→ハルヒ+悠斗+ハジメ
受→レン/視点
◇ ◆
「王様ゲームしようよ」
男4人。
学校帰りの放課後、友人ハルヒの家でTPSゲームをプレイしている時、友人の一人・ハジメがそう言った。
「いや男同士でやって何になるんだよ」
「だって俺ばっか床ペロしてつまんない!」
「まぁお前こういうの苦手だもんな」
「頑張って今まで俺らに付き合ってくれてたし、一回くらいやるか」
俺達がそういうとパァァっと目を輝かせて、くじを作り出すハジメ。ゲームにも好みがあるから、今まで無理して俺たちに合わせて頑張ってくれていたのだろう。
「折角だしエッチなやつもありにしようよ」
「はぁ…?」
三人の声が重なった。
「虚しすぎるだろ。まぁ…もう好きにやろうぜ」
みんな呆れる中、最初に王様になったのは俺だった。特にこの三人のエロなんざ求めていない俺は、適当な命令をした。
「…じゃあ①が②をデコピン」
「何それ!全然萌えないじゃん」
「男だけで何やっても萌える要素なんてねーよ」
普通に軽いデコピンを食らわせて終了し、次に王様になったのはハジメだった。ニヤケまくる顔は気持ち悪い。
「じゃあ③が②を押し倒して耳を舐める!」
「「…」」
②を引いた俺は、③を引いた悠斗と顔を見合わせた。悠斗はハァと大きく溜息を吐く。
「…まだ②がレンで良かったよ」
「ちょ、待て待て」
悠斗に押し倒されると反射的にジタバタ暴れてしまった。それを押さえつけるように悠斗が覆い被り、口角を上げて俺を見下ろす。
「ほら、レン。王様の言う事は絶対だから大人しくしような」
そう呟くと悠斗は俺に顔を近付け、耳へ口を寄せるとゆっくりと舌を這わせる。
「…んっ」
すぐに終わると思った刺激は中々終わらず、手を掴まれて逃げられないようにされるとしつこく舐められた。ゾワッとする感覚に目をギュッと閉じて変な声が出ない様に唇を噛んだ。
「も、いいだろ!終わり!」
耳の穴へ舌が侵入しそうになった所で俺は全力で悠斗を押し返してそう叫んだ。
「レンめちゃくちゃ感じてんじゃん」
「うるせーよ!!」
解放されるとゴシゴシと袖で耳を拭き、赤くなった顔を隠すようにフィッとそっぽ向いた。
「はい、じゃあ次」
みんなご機嫌にくじを引くと、王様になったのはまたハジメで、ニヤニヤしながら命令を下す。
「じゃあ次は~①が②を羽交締めにして、③が②をくすぐる!」
②と示されたくじを見て、顔が青ざめた。そんな俺の顔を見て微笑むハジメ。仕組まれたのかと感じたが、何も言えずに睨みつけた。
「②ってレンだよね?ちょっと失礼~」
「え?ちょ…」
①のハルヒに後ろから羽交締めにされて腕を拘束されると、さっきも③を引いた悠斗が俺の足に乗ってきた。
「はーい、こちょこちょ~」
「んぁっ…!」
脇腹をくすぐられ思わず吹き出しそうになり、必死に声を堪えた。ジタバタと体を捩っても小柄な俺は動く事が出来ず、ビクンと跳ねる。
「ん…っ、やめ…っ、んくぅ…ふ、はぁっ」
「くすぐったい?」
羽交締めで体が近いハルヒに耳元で訊ねられるとゾワリとして鳥肌が立った。くすぐりと耳への刺激に体が熱くなって顔を赤くしている俺を見て、みんなは嬉しそうに笑っている。
「レン、可愛いな~」
「やめ…」
腕と足を押さえられているのであまり動けないが、少し目線を下にやると、自分のズボンが膨れているのに気付きギョッとした。
「…っ!離せ…!」
必死に今まで以上にジタバタ暴れたらとその理由に気付いたハルヒが腕を解放してくれた。
「はーい、ハジメも悠斗もおしまーい」
グイッと悠斗を俺から引きずり下ろすと、俺は体育座りをして隠した。ハルヒはそんな俺を見て頭を撫でてくれた。
「ちぇーじゃあ次ねー」
ハルヒのおかげで、幸い二人は俺が反応したことに気付いていなかったみたいで、次が開始された。また俺の数字は②で、王様もハジメだった。
「じゃあ①と②がキスする」
そう言うと①を引いていたハルヒは、ニパっと笑い、明らかに周りに花を飛ばして俺の目の前にくる。
「はぁ?キス?…本当にすんの?俺初めてなんだけど」
「俺も初めてだよ?でも命令だから仕方ないよね、レン」
「あ……」
手を握られ、壁に追いやられて逃げれない様にされると、軽く触れるだけのキスをされた。近くにあるハルヒの顔を見て一気に顔が熱くなる。
「顔赤いよ」
「だ、だって…ん、待っ」
もう一度触れるだけのキスをされた後、閉じきれていなかった口へゆっくりとハルヒの舌が入ってきた。文句を言いたかったが、口内を探る舌が気持ち良くて抵抗出来なかった。
「エロー…」
近くで見ていたハジメと悠斗が興奮気味に言う声が聞こえ、ハッと我に返りハルヒを押し返した。少し残念そうな表情を見せるも、ハルヒは嬉しそうに笑っていた。
「じゃあ次は③が②の服を脱がして腕を拘束する。暴れたら①が押さえつけておく」
「ちょ、何でっ!?キスで終わりだろ…」
慌てて抵抗しようとしたが、直ぐに二人に押さえつけられると何も出来なくて、あっさりと下着姿にさせらると床に寝転ばされ、悠斗が足で俺の腕を押さえつけた。
「やりすぎだって!何回命令すんだよ。離せ」
「②が弱点を言う」
「は?」
「言わなかったら無理矢理①と③が言うように攻めるってのはどうかな」
「うん、俺はそれでいいよ」
「俺もいいよ」
「何言って…!」
「ほら、レン。何処が弱いの?言ってみて」
ハルヒが嬉しそうに顔を近付けて訊ねてくるので、恥ずかしくて顔を逸らす。
「わ、わかんねーよ…自分でもそんなの!」
「じゃあ探してもいい?レンの弱いとこ」
「ん…ハルヒ待って!」
「待たない」
ハルヒが笑顔で俺の足を開かせると、その間に体を入れ込み、優しく脇腹をくすぐった。
「…っはぁ、」
ゆっくりと動く指はくすぐったさと気持ち良さが混ざり、また俺の股間に熱が集まる。それを隠すようにハルヒは体を入れ込ませ、こちらを見ながら指を滑らせた。
「レン、気持ち良い?」
「やめて…っやばい、」
「やばいって?」
「くすぐんないでぇ…っ」
ビクビクと体を反応させながらハルヒに伝えると興奮したような表情で俺を見つめた。
「可愛い…もっと触ったげる」
「やめ…やりすぎっ!離せ!バカ!」
「へぇ、そんな態度なんだぁ?隠してあげてたのに、冷たいなぁ~ここ反応してるくせに」
「ひゃぁっ」
グイッと足で股間を刺激されると、変な声が出て顔がまた熱くなった。
「あ、本当だ。レンってばエッチ~」
「うるせーな!!お前らの所為だろ!」
「下着汚れちゃダメだから脱がしちゃうね」
「ばっ、嘘…やめろって!」
簡単に下着まで取られると、反応した股間が曝け出され恥ずかしくて堪らない。
「やめ…!!」
足を閉じる前にハルヒが体を入れ込むと、思いっきり開かせた状態でニッコリと微笑んだ。
「ぅぁぁぁあ!!見るな見るなっ」
恥ずかしさで涙を流しながら懇願しても、誰も止めてくれることはなかった。そんな俺を見てハジメは再び命令を下す。
「…①が②をイカせてあげる」
「了解、王様」
「ひぁぁ…っ」
ハルヒが俺の股間へ顔を埋めると、躊躇うことなくパクリと咥えた。
「…ッッ!!」
初めて他人に触れられる自身は、恥ずかしいが我慢出来るはずもなく簡単に追い詰められた。
「やぁ…ダメ…っ、ハルヒぃ…!」
「その声で名前呼ばれるの最高だね」
「はぁっ、そこで喋んな…っ」
「ここで喋ったら…もっと感じちゃう?」
先端を咥えられて、手で竿を上下されると体がビクっと跳ねた。
「じゃあ、③が②をくすぐる」
「んな…っ!」
「はーい王様」
こちょこちょと脇の下をくすぐられると、ビクンと背中が仰け反った。
「ぁっ、んッ…ひぁ!!待っ、イク!!」
両方の刺激に耐えきれず、俺がハルヒの口の中に欲を吐き出すと、ハジメはニヤニヤと笑っていた。
「どう?自分が何処弱いかわかった?教えて?」
「…っ、変態やろーどもめ!」
息を整えながらキッとハジメを睨みつけるが、全く効果はなく、ハジメは俺に近づいてきてもう一度訊ねる。
「②が弱点を言う。ほら、何処?」
「…普通に、ハルヒが…舐めてたとこが一番弱いに決まってんだろ」
恥ずかしくならないよう意識しても、顔の熱さは取れなかった。俺はフィッとそっぽ向きながら答えると羞恥で涙が出た。
「もうーハジメいじめすぎ。泣いてんじゃん」
「泣いてねーし…」
「だってレンが可愛いから仕方ないだろー?」
「こんの床ペロ男め」
「おーい聞こえてんだけどー?せっかくだし、レンの弱い所、他にも沢山見つけてやろうよ」
「それはいいね。レン、いい子にしててね」
「…は?いつまでする気だよ…!ふざけんなって!」
「はい、レン静かにしようね?」
覆い被さったハルヒにキスされると、口内をゆっくりと舌で探られた。逃げようにもハルヒも悠斗も俺を押さえているので動くことが出来ず、フルフルと首を振った。
「ん…ぅ、っ」
ハルヒの舌が上顎をなぞると思いっきりビクリと体が跳ねた。それに気付いたハルヒは集中的に舌先で上顎をなぞってくる。
「ん…レンここ好き?」
「ふぁ…はる、だめ…」
「んー? だめって顔、してないよ」
ちゅっと音を鳴らしたキスをされ、もう一度上顎をなぞられると気持ち良すぎて欲に負け、縋るようにキスをした。
「ふぅ…っんっ、ん…」
「レンはここ弱いね」
ハルヒの唇が離れると、クスッと笑みを向けられた。俺は恥ずかしさより快感が勝ち、もう一度キスを求めて口を開いた。
「ん、もっとしてほしいって事?」
「…うん」
「ちゃんと言って」
「キスして…ハルヒ」
「はーい」
深いキスを続けていると、痺れを切らしたように悠斗とハジメが言葉を放つ。
「おい、お前ら二人だけじゃねーんだけどォ」
「!」
その声で我に返り俺は顔が一気に熱くなり、ハルヒから顔を背けた。
「ねぇ、ハジメも悠斗も外出ててくんない?レンの事食べたいなー」
「お前さ、レンのこと大好きなの分かるけどダメだって。もっと遊んでから二人でヤれよ」
「ちぇーじゃあレンの弱いとこみんなで探してトロットロにしてあげよっか」
「勝手に決めてんなよ!俺帰る!!」
「逃げれると思う?」
「ぐ…っ」
「じゃあまずはさっきも感じてた耳からね」
「ゃだ…っ」
ハルヒが俺の耳へ近付くと、フゥと息を吹きかけた。今までの余韻もあり、体は簡単に反応した。動けない様に頭を支えられながらわざとらしく音を鳴らして耳を責められると体のゾクゾクが止まらない。
「ふぁ…っやだっ、あっ、ぁ、」
「やだって顔と声じゃないけど」
「~~ッ!! んっ…ダメ」
もう顔も体も熱くて堪らない。俺は涙を流しながら逃げれない快感を受けた。
「本当、レン顔トロトロ。エロいなァ」
ハルヒが耳から離れて俺の顔が見えるようになると、ハジメと悠斗は顔を熱らせながら俺を見下ろした。それに対して恥ずかしい気持ちはあるが、言い返す気にはなれなかった。
「次は首ね」
カプリと軽く歯を立てられれば、ビクビクと体は跳ねた。もう今は何処を触られても反応すると思う。
「ん…っハルヒぃ…」
「んー?」
「…気持ち良い、もっとして…」
「………」
ハルヒの驚いた表情を見て、またハッとした。
──あれ、俺今なんて言った?
快感が襲うと変な事を口走ってしまう自分に羞恥を感じていると、ハルヒはそんな俺に応える様にクスッと微笑んだ。
「いいよ。もっとしてあげるね」
首筋にハルヒの唇が触れ、甘噛みされた部分を舌先でなぞられた。気持ち良くて頭がフワフワする感覚にぼぅっとしてしまう。
しばらく首筋を舐められていると、急に音を立てて吸われ、気持ち良さと少しの痛みが襲った。
「い…ッ」
「レンは俺のね」
「…?」
何をされたかも分からないままハルヒを見ると、その目線は満足そうに俺の首筋を見ていた。
「ハルヒばっかやりすぎ。次俺にさせてよ」
「やだあっち行け」
ずっとハルヒのターンだったからか、ハジメが口を挟むと、すかさずハルヒは断った。
「やだじゃねーんだよ。キスとかしねーから安心しろ」
「…触るだけにしろよ。舐めたりもダメだからな」
「分かってるよ。つーかレンはお前のでもねーけどな」
許可を貰ったハジメは嬉しそうな感じにハルヒを押し退けると、俺の上へ跨った。
「レン、次は俺な」
「…」
ハジメの顔を見ると興奮も冷め、少しだけ冷静になったが、ゆっくりと脇腹に指を這うと、体は素直に反応を示す。
「んん…」
くすぐったいより気持ち良い感覚が勝つソフトタッチな感覚に、頭が混乱した。
「ぁ…なんかっ、それ…やだぁ!」
「これ?」
スルスルと人差し指で脇から脇腹をなぞられるとダイレクトに股間が熱を持った気がしてジタバタと暴れた。
「すごい、大きくなってる。そんなに気持ち良い?」
「ちが…っやめろって!退けチビ!」
「ハルヒの時と違って反抗的だな。つーか俺とそんなに変わんねーだろ」
「んんっ、ぁぁ…」
サワサワと肌を触られると我慢出来なくて、ただ甘い声を上げた。ハジメの横で俺を見るハルヒが見えた。目が合うとニコッと微笑んでくれて、何故かドキッとした。
「ねぇハジメ、レンは俺の方がいいって言ってるからやっぱりどいてくんない?」
「え、いつ言った!?」
「目で俺に訴えてきてくれたから。ね、レン?」
「うん…ハルヒがいい」
「なんだよ両思いかコラー」
むーっと頬を膨らませて不満そうにしていると、ハルヒに思いっきり押し退けられていた。
「うおっ…、コラ!もうちょっと優しくしろや」
ドタンと尻餅をついて更に怒るハジメを無視して、ハルヒは俺にキスをした。
それを見て『あーあ、また始まった』と不満そうな声を上げてハジメは椅子に腰掛る。
ハルヒは舌で俺の上顎を舐めながら、先程のハジメと同じようにサワサワと優しいタッチで脇腹をくすぐってきた。
「んんっ…ッ、ん!!んー!!」
耐えきれず暴れるが、無言でずっと俺を押さえつけていた悠斗はしっかりと役割を果たしており、ビクともしない。
「こっちも触ってやるよ。こうしたらどうなっちゃう?」
悠斗がそう呟くと、脇へくすぐったい刺激が走った。ハルヒと同じように優しいタッチでゆっくり動く指にぞわっと体が震えた。
「ッ…んっ、んぅっ、んっ!」
口内を犯されながら苦手な部分を責められ、もう限界寸前。それに気付いたハルヒの足はゆっくりと俺の自身を擦ってくる。絶頂が近付き、俺は必死に叫んだ。
「んくっ!んくっ、んく!」
イクと叫んでみても、ハルヒにキスをされて上手く話せずにいると、的確に足で感じるように刺激されると我慢なんて出来る筈もなく、俺はハルヒの足に欲を吐き出した。
「あーあ、汚れちゃった。悪い子だな、レンは」
「ぷはぁ…俺…悪くねーだろ、はぁ…お前らが悪い…」
クタリと脱力しながら反論するが、三人は俺を解放する気はないらしい。ハルヒは汚れたズボンを脱いで下着姿になると、もう一度俺へ跨り、人差し指でお腹をなぞり始めた。
「ちょ…もういいって!いつまでやる気だよ!!俺疲れたんだけど!帰らせてっ」
「俺の服汚したからちょっとお仕置き」
「だから…っイクって言っただろ…」
「聞こえなかったよ」
「お前が口塞ぐから…っ、あ!?っひゃぁぁ!ちょ、ちょっと待って…!!」
「んー?ここ気持ち良いのー?」
「んひぁっ…ま、待ってッ、本当にやめて!!」
腹部をなぞっていたハルヒの人差し指がお臍を掠めると、俺は大きく反応した。今まで誰かに体を触られた事なんてなかったので、自分が苦手な所なんて知らなかったが直感でやばいと感じた。
「可愛いお臍」
「んぅぅぅ…ッッ、ゃめ…ッ!!」
「すげーレンめっちゃ力入ってる」
今までずっと腕を押さえていた悠斗が驚いたように声を上げると、更に力を込めて押さえつけてきた。
「へぇ…レンの弱い所発見」
「んひぁぁァッっ、やめろっ、やめ…やめてっ」
カリカリと爪でお臍周りを引っ掻かれると我慢が出来ずに出せるだけの力を出して本気で暴れた。すると体を押さえていた悠斗もハルヒも驚いたように俺を見ると、ハルヒは俺の足を自分の足でガッチリと挟み、しっかりと体重をかけて殆ど動けない様にした。
「すげー反応」
「おねがっ…そこ無理ぃ…まじで無理!やめて!!」
どれだけ力を入れても逃げれない状況と、今までにないくらいの感覚にパニックになりながら制止を求めた。
「せっかく見つけたのにやめるわけないじゃん?」
「~~ッッ!! ひゃぁぁぁっ助けてっ…やだっ…そこ嫌ぁっ…許して、」
俺が暴れまくるとハルヒと悠斗も本気で押さえつけてきて腕や足が痛くてもそんな事気にならないくらいに辛かった。
「まじ、っでぇぇ…やめて!!ごめんなさいっ、ごめっ…いやぁっ…ハルヒっ…触んないでっ…お願い!!」
「そんなにダメなの?ここ」
爪でカリカリとお臍周りをくすぐられると頭がおかしくなりそうで、ボロボロ泣きながら懇願した。
「お臍弱いとか可愛すぎ」
爪で優しく引っ掻かれたり、たまにお臍の穴へ指を入れられると面白いくらいに腰が跳ねた。
「指入れたらもっとビクビクするじゃん。どーう?レン、いっぱい触ってあげるね?」
お臍の穴へ入った指がゆっくりと動かされると、ビクンと体が跳ねて、背中がのけ反った。
「やめて…っ!やめてぇっ…ハルヒ、ハルヒ!!許して…っお願い…だめ、本当にだめ…!」
「んーそっかそっかぁ、ダメなの~顔真っ赤にして泣いて可愛いねー?辛いねー?」
意地悪を言うためか、指の動きが一旦止まると、あまりにムカついたので思いっきり睨み付けた。
「てめぇ…っ意地悪っ…最低…!許さねぇからなッ」
「あ、レン。そんな事言ったら逆効果だぞ」
俺がハルヒに喧嘩を売った瞬間に、悠斗があらあらと言いながら頭を撫でてきた。だが言わないとやってられないのでずっとハルヒを睨み付けた。
「なーんだ、元気そうじゃん。じゃあ再開しよっか」
「や…やだ…ごめんなさい…!ごめ…っひ、ぁぁァッ、やっ、ぅあッ…んんん」
当たり前と言えば当たり前の展開に、悠斗もハジメも俺に対して『バカだねぇ』と呟いていた。苦手な触り方をされ続けて数分、やっとハルヒの責めが終わる頃には俺は力尽きて荒い息を吐いていた。
「んじゃ次はどう刺激したら一番感じるかやってみよっか」
「もうやめて…ごめんなさい、ハルヒ、ごめんなさい…やだぁ」
「長く責めたから随分可愛くなっちゃったね。でも俺にあんな言葉使ったからだよね?誰が悪いの?」
「俺が…悪かった、です…」
不満には思ったが俺がそう言うとニコッといつもの優しい笑顔を見せてくれた。
やっと解放される…と安堵していると、ハジメがスマホをいじりながらハルヒに話しかけた。
「ネットで調べたらローターとかの刺激もいいって書いてるぜ」
「いや、もう許してもらって終わる流れだっただろ…てめ…ふざけんなよ…」
「え?そうなの?ごめん、俺ずっとネットでお臍責めの検索してた」
「折角調べてくれたしローター使ってみようか。ハジメ、俺の机の引き出しから鞄取って」
ハルヒが一番机の近くに居るハジメに言うとはいはーいと言いながら引き出しを開けて鞄を取り出した。
「うわ、何これ。めっちゃ色々入ってんじゃん。お前、いつ脱童貞したの?」
「レンといつか使えたらって思って集めてた」
(え、怖……)
ハルヒの発言の後、俺達は同じ表情をしたので、おそらく三人が同じ事を心の中で思ったのだろう。
そんな事も気にせずにハルヒはハジメから受け取った鞄を探り、ローターを取り出した。玩具なんて見た事がなかったので、三人が興味深くそれを見つめていると、ハルヒが『三人とも見過ぎ~』と言いながら、ローターに電池を入れて、弱の状態で俺のお臍にセットした。
スイッチを入れると機械音が響き、俺のお臍に弱い振動が走る。動き出した瞬間はピクリと反応したが、先程の指の動きよりはマシだった。
「ぁ…ん…んぅ」
しかし物足りないような、体の奥に響くような刺激に何故か甘い声が漏れた。
「気持ち良さそう」
「ふぅ…や、もぉ…」
先程より耐えれるとは言えこれはこれで変なことを口走りそうで危ない。頭がふわふわする感覚に、体を捩る。
「だーめ動いちゃ。もう少し可愛くなりなよ」
クルクルと少しだけ移動させながらハルヒが俺のお臍にローターを当て続けると体が震えて甘い声が漏れた。
「や…ぁ、もう…そこ…やめてよ…」
「可愛いけど、やっぱり俺はさっきの反応の方が好きかな」
ある程度ローターで俺の反応を堪能すると、ローターを横へ置いて、カリカリとまた爪で刺激し始める。
「ひゃぁァッ!!やめてってそれっ本当に!!おかしくなるっ…!!ごめんなさいっごめん、なさいっ…もう悪い事言わないからぁ…っ」
「おかしくなりなよ。可愛いレンもっと見せて」
ハルヒは俺の激しい反応にクスクスと笑ってしつこくお臍周りを擽ると、次は悠斗が動き出した。
「ハルヒ俺にそれ貸して」
「はーい」
ローターが悠斗に手渡されると、弱に設定したローターが俺の乳首に当てられた。
「ひ…っ!ちょっと、やめっ!!」
ビリビリする感覚に更に暴れると、二人ともニヤニヤとした表情を浮かべた。
「すげー、乳首ぷっくりしてる。ピンク色だし、純粋な子を犯してるみたい」
「なんだそれ…っやめろってばぁ」
「レン肌も白いし、ピンクが映えるよね」
「見るなバカ!!」
二人の言葉での責めと、快感に耐えられずに意味がないと分かっていてもとにかくじっとしていられなくてジタバタと暴れた。
「こっちも触ってあげるよ」
片方にローターを当てながら、もう片方を悠斗の爪で優しく引っ掻かれると腰にゾクリとした刺激が走った。
「はぁ…っ!!やめっ…」
「レンって爪でいじられるの弱い?すげー感じてんね」
「やめてぇ…っ二人とも…っだめっ、だめ!!」
「レンさぁ~さっきからだめとかやめてとか言う割に感じまくってんじゃん」
ハジメが一番嫌なタイミングで発言するのでキッと睨みつける。ハジメと目が合うと満面の笑みで微笑まれた。
「笑ってんじゃねーよバカ!そもそもお前の所為で…っ…!?ちょ、はるっ…待っ…!!」
俺がハジメに暴言を吐こうとしたタイミングで、ハルヒは少し体を移動させて俺のお臍に口を持ってきた。
「あ、バレた?…今から舐めてあげるよ、口だと反応はどうかな?」
ニコッと可愛らしく微笑むハルヒは、舌先を尖らせてお臍の穴へ入れた。
「──ッぁぁぁあっ!! やぁぁッ」
「うわ、すごい反応。一番効いてるんじゃない?」
ハルヒはニコニコしながらこちょこちょとお臍周りや脇腹を優しい触り方でくすぐってくる。尖らせた舌先でお臍の中を突くように舐められると、頭が真っ白になる位の快感が襲った。
「さわっ…な、ぃでぇぇっっ!!」
「レン、俺も居るからこっちも感じてよ。ハルヒばっかりずるいんだけど」
そう言いながらもニヤニヤと意地悪な笑みを向けてくる悠斗は、未だにローターで乳首を弄り、片方は指で擦るように指の腹で刺激してきた。
「やめ…っもぉ、無理…っそれ全部やめてぇぇぇっ!!」
頭がパンクしそうになる刺激に泣きながら叫んだ。自分でも面白いくらいに体が跳ねて、自分の体がこんなにも敏感だったのかと知らされた。
「ほら、レン。可愛いお臍が喜んでるよ」
「よろ…こんで、ない…っ許して…もう…っ舐めないで…っハルヒ、ごめっ…お願い、やめて…!」
「ん…やば。レンのそんな声と顔、初めて見た。元々可愛いのに、弱い所触ったらこんなに可愛くなるんだね」
優しくお臍の周りをなぞるように舐めたり、奥を突いて刺激にどうしても我慢出来ずに、ボロボロ泣きながらハルヒを見つめた。
「お臍まで可愛い…形も綺麗だよねずっと見てられる。レンだから可愛く見えるのかな」
「はぁ…もぉ、本当にしつこい…んだけど…っ」
終わる気すら見せないハルヒは、ローションを取り出して指に付けると、グイッとお臍の中に指を突っ込んだ。
「んぐ…っ」
「あ、ごめん苦しかった?大丈夫?」
「…っぁ、ぅ…平気…っ」
苦しかったのは一瞬だけで、いやらしい音を立てながら優しく指を掻き回されると、体の奥へ伝わるような刺激に変わる。ローターと同じ様な耐えれないような刺激ではなく、奥底から快感が生み出されるような頭がぼぅっとする感覚。
「ん…もぉ…だめ…」
表情も作れずにトロンとなっているであろう顔でハルヒにもう無理だと訴えると、ゴクリと生唾を飲んだような表情なハルヒと目が合った。
「…やば。ごめん、入れたいんだけど」
快感に頭が回らず、ハルヒの言葉が理解出来ずにいると、周りの二人が顔を見合わせた。
「俺達はレンがいいならいいけど」
「絶対無理強いさせんなよ。今レン、トロトロなんだからちゃんとした思考してるか分かんないし」
一番付き合いの長い悠斗はローターを止めて本気で俺の事を考えてくれている様子でそう言った。よしよしと宥める様に撫でてくれる手が温かい。ハルヒはコクリと二人の言葉を聞いた上で、もう一度俺に訊ねた。
「ねぇ、レン。いいかな?痛い思いはさせないようにするし、気持ち良くさせるから。俺、レンが大好きなんだ。だからずっとこういう事したいと思ってた」
一旦全ての刺激が止まり、息を整える時間を貰えた。今こんな状況で放置されるのももどかしいが、ハルヒ以外からの誘いなら恐らく即答で断っている。
悩んでるって事は、そこまで嫌じゃないのかなと自分の中で判断し、ぼんやりとした意識の中ではあったがコクリと頷いた。それを見てハルヒは明らかに嬉しそうな表情をし、俺も照れくさいけど嬉しくなった。
「俺達も見てていい?」
「いいよ」
「え…俺は、やだ」
「散々見られたんだからさ、見せつけようよ」
ハルヒの思考が理解出来ないが、グイッと足を広げられるとそれどころではなくなった。
「あ…っ、」
「綺麗」
「んな…!バカっ、見んな!」
「見ないと解せないから」
「だ、だったら早く…!そんなに見ないで…っ」
中々行動が変わらず、じっと俺の足の間を眺めるハルヒに、顔から火が出そうになる程羞恥を感じた。
「可愛い、ここヒクヒクしてる」
「本当だ。つーか綺麗だな」
腕を押さえている悠斗以外の二人にマジマジと見られるとあまりの恥ずかしさにジタバタと暴れた。
「うわぁぁ…っみ、見るな!そんな意地悪するならしないぞ…バカぁっ!!」
「ごめんごめん怒んないで。しようね、レン」
ローションをたっぷりと指と俺のお尻に垂らすと、音を立てながら蕾に指を入れ、解すように弄られる。誰にも触られた事がない箇所への刺激に恥ずかしさと違和感が襲う。
「その間俺こっち触っててやるよ」
俺の体が強張り始めた辺りで悠斗がローターのスイッチを入れ、また乳首への刺激を再開した。その刺激は気持ち良くて俺の体を解してくれた。
「ふぁ…ぁ…」
「ありがと悠斗。ちょっと力抜けたね、レン。痛くない?」
違和感はあるが痛みは少ないので、俺はコクリと頷くと、ゆっくりと指は奥へと進んでいく。今は乳首への刺激だけが癒やされる。
「ん…はぁ…っ」
絶えず漏れる声にみんなは揶揄うような言葉を言ったりする事はなく、ただ欲情したように見つめてくる。
「ここらへんかなぁ」
指を進めていたハルヒがそう呟き、クイッと曲げられた瞬間にビリッと目の前に光が走った。
「んんっ!?」
体が大きく跳ね、乳首への刺激が無くなるほどの快感が襲った。
「あ、ここみたいだね」
「あっ、ぁぁ!ぅあっ」
グリグリと強めに触れられると、指の動きに合わせて声が漏れ、体も跳ねた。しばらく慣らすように指を動かされ、慣れてきた頃に指が追加された。
「ここがレンのいい所だよ。…俺のでいっぱい気持ち良くさせてあげるからね」
ハルヒの言葉を理解するのに時間がかかるほどにぼぅっとした頭。次の瞬間に、グッと太いモノが俺に挿入されると、先程とは全く違う違和感と痛みが走る。
「…っく、ぅ! 痛い…!痛い…っ」
「ごめん、大丈夫?」
俺の泣き声と体の震えに気付いてすぐに動きを止めてくれた。止まってくれたとは言え、体はまだ強張ったままで、涙で霞んであまり見えない視界でハルヒを見つめて震えながら声をかけた。
「はぁ…っ大丈夫、だけど…前も、触ってぇ…」
「うん」
俺の言葉を聞いてハルヒはゆっくりと俺の自身を扱いてくれた。乳首を刺激してくれていた悠斗の動きもあり、力が緩むとそのまま奥まで挿入された。
「ん…っはぁ…」
「レン、全部入った。嬉しい」
「…俺、も」
俺がそう告げた辺りで、ずっと腕を押さえていた悠斗が立ち上がり、頭を撫でた後にハジメの近くへ行った。解放された腕は痺れていたが、ぎゅっとハルヒの首に腕を回す。
「あとは見とくから二人で楽しめよ」
ハジメと悠斗が見ている中、ハルヒが腰を動かして先程光が走る程強い快感を生み出した箇所を突いた。
「ぁぁ…そこ、ッ…だめ…!気持ち良い…っ」
「レン可愛い、大好き」
ハルヒの告白を聞く余裕もない程の刺激に、俺はしがみつきながら大きく声を上げた。
「気持ち良い?」
「ぁっ、ぁあ…気持ち良い!っイク、イキそっ」
「俺も。一緒にイこ」
ハルヒの優しい声色と、正反対の激しい刺激におかしくなりながら、俺達は同じタイミングで果てた。
「……はぁ、…ぁぁぁ~」
深い溜息を吐いて、俺たちはばたりと床へ寝そべった。
「いや、まさかこんな素晴らしいもんが見れるとは思わなかったわー」
ハジメの声は疲れ果てた俺には届かなかった。
◇ ◆
「ごめんてレン」
着替えを終えた俺は直様無言で帰る支度を始めた。
「いやお前らまじでやりすぎだから」
キッと二人で並んで座るハジメと悠斗を睨み付けると、ヘラヘラと笑顔のハルヒがひょっこりと顔を出す。
「レン、送ってくよー体しんどいでしょ?良かったら泊まって行ってくれてもいいし」
「…お前が一番反省してほしいんだけど!」
ハジメと悠斗が謝る中、いつも通り変わらないハルヒにボカっとパンチをかました。
「え、何で?レンもいいって言ってくれたじゃん。俺達両思いなんでしょー?大事にするからねっ」
「はぁ? 何でそうなるんだよ!」
「じゃあなんであの時いいって言ってくれたの?ハジメか悠斗でも最後までしたの?」
普段あまり見ないような真剣な表情に見つめられると、俺は言葉を失った。
確かにハジメと悠斗ならあの状態でも断っていた。じゃあ、何でハルヒはオッケーした?考えれば考える程に、自分の気持ちが見えてきた。認めたくなくて俺はもう一度ボカっとハルヒにパンチした。顔が熱かったのできっと顔は真っ赤に染まっているだろう。
「…と、とにかくっ帰る!」
「あは、また明日ねーレンー」
ハルヒの『また明日ね』という声に少しドキドキしながら俺は走って家へ帰った。
end.
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