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第84話 湊のだから

 このまま彼の言う通りにして良いものか……。  今更だけど、段々と不安になってきた。後ろから抱きしめられて、首元にキスをされた。  舐められて体がビクンとして、姿見を見てみる。彼はいつの間にか、白いタキシードに着替えていた。 「んっ……」 「湊……子供欲しいって、本気?」 「うん……輝くん見てたら、欲しくなったんだ……そんな簡単じゃないとは思うけど」 「俺は嬉しいよ。だけど、妊娠や出産って相当負担が大きいらしい。湊の体調や体が一番だよ」  耳元で囁かれて、体がビクンと反応してしまう。確かに僕が思っている以上に、子供を育てるって大変だと思う。  それでも僕は彼との間に、子供が欲しい。自分が育てられるかは、凄く不安だし……正直、怖さもあるけれど……。 「僕は家族が欲しいから。花楓がいてくれて、子供と一緒に遊んだりしたい」 「そうだな……俺も家族が欲しい」  僕は彼の方に向いて首に手を回して、彼の顔を見て微笑む。僕たちは見つめ合うと、彼が少ししゃがんでくれて優しくキスをした。 「うん……僕たちで、賑やかで楽しい家庭を作ろうよ」 「ああ、そうだな……」  腰を支えらえて舌を絡めるキスをして、柑橘系の香りが強くなってきた。彼のキスは気持ちよくて、直ぐに全身の力が抜けてしまう。  直ぐに支えられて、耳に息をかけられた。体がビクンと跳ねて、お姫様抱っこされてベッドに寝かされた。  そのまま優しく激しくキスをされて、僕は彼の背中にしがみついた。より一層柑橘系の香りが強くなってきて、包み込まれているように感じた。 「んっ……あっ……」 「湊……愛してる」 「ぼ、僕も……愛して……んっ」  首筋を舐められて吸われて、体がビクンと跳ねてしまう。右の鎖骨辺りを、舐められて吸われたりした。  すると何故かそこで止めてしまって、見てみるとニヤニヤしていた。何か悪い予感がしていると、耳元で囁かれた。 「湊、四つん這いになって」 「えっ……恥ずか」 「良いじゃん……ダメか」 「うっ……分かったよ」  僕が頷いて両手を突き出すと、優しく微笑んで抱きしめてくれた。そのまま起き上がらせてもらって、四つん這いになった。  何度もやってるけど、恥ずかしい……慣れないよ……そう思っていると、ドレスを上に上げて右の太ももを舐めてくる。  変な声が出て急激に恥ずかしくなったけど、彼はそんなことお構いなしだった。舐めたり吸い付いたりして、気持ちよくなってきた。 「んっ……あっ」 「湊、気持ちいいか」 「きかな……いで……んっ」  僕がそう答えると、今度はお尻を舐めてきた。欲しかった快楽が来て、僕は声が抑えきなくなってきた。  お尻を舐めながら、僕のを扱いていた。一気に押し寄せてくる快楽に、僕は耐えきれずに軽くイってしまう。  お尻を舐めるのを止めたかと思うと、今度は指で掻き回してきた。敏感になっている場所を、弄られて更に気持ちよくなってしまう。 「んっ……も、そのへんで」 「ふっ……じゃあさ、俺からのお願い聞いてくれる」 「……はあ……んっ……こととしだいによる」 「俺の舐めて」  もう何でもいいから、早くしてほしい。だけど僕だけ気持ちよくなるのも……。そう思って、僕は起き上がって彼の方に向き直る。  膝立ちしている彼のベルトを無言で外して、ズボンを降ろしてみる。下着越しでも、かなり主張している凶器を触る。  ドクドク脈打っていて、熱が籠っている。意を決して下着を降ろすと、立派なものがお出ましになる。  扱いでみると彼から声が聞こえてきて、頑張って抑えているようだった。僕が触りながら舐めようとすると、彼に静止された。 「ま、待って……ゴム」 「いいよ……」 「ちょっ……まっ……んっ」  僕は彼の言葉を無視して、口に含んでみる。相変わらず変な味だし、この匂いを好きにはなれない。  だけど僕だって、いつも好き勝手されているんだし……これぐらいやってもいいよね。僕だって、何かしてあげたい。  それに顔を見てみると、余裕のない表情をしていて変な高揚感に見舞われた。大きすぎて、口と顎が疲れてきた。 「はあ……湊、離して」 「んっ……あっ」 「ごめっ……はあ……口から出して」  急に離されたかと思うと、口周辺に白濁とした液体がついた。彼が慌ててティシュを取って、口元を拭いてくれようとした。 「ほら、出して……って、なめ!」 「に、がい」 「だから言っただろ……」  いつも彼が飲んでいるから、美味しいのかな? って思って好奇心が勝って、口元にあるのを舐めてみた。 「だって、いつも飲んでるから美味しいのかな? って思って」 「だからって……」 「美味しくないね……」 「美味しくて、飲んでるわけじゃないからな」  美味しくないのに、飲んでいるって意味が分からない。僕が不思議に思っていると、耳元で囁かれる。 「湊のだから、平気」 「つっ……」 「ほら、もう一度四つん這いになって」 「う、うん……」  僕は言われるがままに、四つん這いになった。するとお尻の中に舌を入れられて、中を舐められた。  そんなんじゃ足りない……そう思っていると、次は指を入れられて掻き回された。指を抜いたかと思うと、彼の凶器が僕のお尻のところに当てられた。 「はや……く」 「ほんとに、生で挿れるぞ」 「う……ん……いいよ」  僕がそう言うとゆっくりと挿入してきて、一気に奥まで入ってきた。いつもよりも形が分かってしまう。  優しく動かしたかと思うと、激しくされて気持ちいい。いやらしい音と、僕たちの声が響いている。  肌と肌がぶつかる音がして、柑橘系の香りが強くなってくる。首元を舐められて、より一層気持ち良くなってくる。  僕の両手に両手を重ねてきて、その体温に気持ちよくなってしまう。彼の体温と柑橘系の匂いが、僕を癒してくれる。 「はあ……んっ……あっ」 「みな……と、こっち見て」 「んっ……あっ……んあっ」  後ろを向くと優しくキスをしてきて、それでも腰の動きは止めないでいた。もう少しでイキそうになった時に急に動きを止めてゆっくり抜かれた。  すると優しく抱き抱えられて、後ろから抱きしめられた。僕がまだ物足りないと思っていると、耳を甘噛みされる。 「んっ……」 「みな……と」  ドレス越しに両方の胸を触られて、気持ちよくなってしまう。首元を舐められて、敏感になっている体が反応してしまう。  すると後ろのファスナーを降ろされて、胸元だけ露わにされた。そして今度は直に触ってきて、摘んだりこねられたりする。 「んっ……あっ」 「みな……と……きれいだ」  首筋を舐められて、甘噛みされた。気持ちよくなってくるけど、僕が欲しい刺激はこれじゃない。

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