塞いだ唇は蕩け合い、段々と舌と舌が絡み合う。 どちらからともなく自然と絡みあい、くちゅくちゅといやらしい音をならす。 東はキュッと目を閉じたまま、ただ、僕の事を求めてくる。 「あっ……ふぁ………ほかげぇ……んっ」 よほど気持ちがいいのか、東から甘い声が漏れてくる。 快楽を逃すように細い腰を浮かせている様子はまるで誘っているようで案外腰にくる。 「ふふっ……東、えっちな顔してるよ……もっと見せて……」 「そんなこと……んっ……ない……」 否定する声も微かに喘ぎ声が混ざっており、その甘い声もまた、僕の腰に響く。 ホント、東って天性の淫乱なんじゃないのかな…… 東の甘い声に、少し僕のモノも反応してくる。 東の浮き上がる腰に、僕の腰を押さえつける。 なんども擦り付けるうちに、段々と東のモノも起立してきて、ズボンの上からでも形が感じられるようになってくる。 「えへへ……東のたってきたよぉ……えっちぃ……」 「んっ……言わないでっ………それに穂影のだって………」 まぁね…… でも、東がエロ過ぎるのが悪いから…… 手を下に伸ばし、スラックスの上から、東の立ち上がったモノを触る。 揉んだり、撫でたり、優しく東を快感に導いてゆく。 「んぁっ……だめっ……きもちぃ……」 喘ぎ声を漏らしながら、東の腰が揺れ始める。 ホント……かわいい 「もっと気持ちよくしてあげる……」 僕は東のベルトに手をかける。 カチャカチャという金属音が部屋中に響く。 チャックを下ろし、ゆっくりとスラックスを下げる。 先端の部分だけ、愛液で汚れたボクサーパンツが顔をだす。 エロっ……… 「東……パンツ汚れちゃったねぇ」 「言わないで……」 東の顔が羞恥に染まる。 「僕は………こんな愛撫でここトロトロにしちゃう、えっちでかわいい東が大好き。もちろん、奏も好き……絶対離れない……」 「うん……」 羞恥に染まった、東の顔が喜びに変わる。 でも、その顔、またえっちな顔にしてあげるから…… 東のパンツの愛液で汚れた部分を指で押し、クリクリと弄り回す。 「ホント……東のおちんちんはえっちだよねぇ……押すたびにカウパー溢れてくるよ……」 「あっ……だって……穂影の……ゆびだからっ………」 ……ホントかわいいこと言ってくれるよねぇ 僕はさらにパンツに手をかける。 ゆっくりおろすと、東のかわいいモノが顔を出す。 「東のおちんちんは相変わらずかわいいなぁ……僕のよりちっちゃいんじゃないの……？」 「う、うるさい……」 まぁ、確かに男の子はちっちゃいって言われたら恥ずかしいよねぇ…… でも、ホントに東のは体が一回りもふた回りも小さい僕のより小さいのではないかというぐらいのサイズだ。 しかも、皮をかむってるあたりが子供見たいでかわいい。 「ついでに上も脱ぎ脱ぎしようねぇ……」 東のネクタイを解き、ワイシャツのボタンをプチプチと外してゆく。 全て外して、ワイシャツをはだけさせると、東の白い肌とピンク色の突起物が顔を出す。 肉のない腹筋をツーっと指でなぞると東の体がくすぐったそうに揺れる。 ヘソのあたりで指を止めてのの字を書くように指を回して東を焦らす。 「ねぇ東……どうして欲しい……？」 「触って………」 涙目で訴えてくる東の顔は欲情的だけど、ここはグッと我慢だ…… 「どこを……？」 「いじわる………っ」 東を言葉責めにするのは結構楽しい。 東はエッチな行為に慣れていないのはもちろんのこと、エッチな言葉を言うことにも慣れていない。 どうやら下ネタも苦手らしく、僕と奏でそんな話題になると、いつも顔を俯けていた。 さっきもキスで恥ずかしがってたしね。 ホント、初心って言うか、なんていうか。 まぁ、そこがイイんだけどさ。 「お……おちんちん……」 東が振り絞った声で、おねだりをする。 「それだけ……？」 「………あぅ……」 いじめすぎたのか、東は言葉が詰まってしまう。 まぁ、ヤってる最中ならともかく、この状態じゃ、恥ずかしいかもね。 「ごめん東……ちょっと、いじわるだったかなぁ。」 「穂影のバカァ……」 そう言って、東は僕の胸を拳でポン力なくと叩く。 「今日はいろいろお詫びに、おかしくなるくらい、東のこと気持ちよくさせてあげるから。」 「おかしくなるくらい……？」 東は、頭に疑問符を浮かべる。 東が惚けている間に、僕は一度東を押し倒している状態から起き上がり、ソファの周りの散らかっている部分をガサゴソと探し出す。 「なにしてるのー？」 東が恐る恐る訪ねてくる。 「ナイショー。」 そう。今日はお詫びに東にとっても気持ちよくなってもらわないとね…… バイブやらローターやらが転がる魔窟からようやく僕は紙袋に入ったあるものを見つけ出した。 「それなぁに？」 東の質問に僕は紙袋の中身を取り出し、東に見せつける。 「小瓶？」 僕が持っているピンク色の液体の入った小瓶。 もちろんただの小瓶じゃない。 「東、口開けて。」 東は僕の指示に素直に従い口を大きくあける。 ホント、馬鹿。 東の大きく開いた口に、小瓶の中のピンク色の液体を二三滴落とす。 「んっ……苦い……これ何？」 「ん？媚薬だよ」 その瞬間、東は真っ青になった。