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遠い空が呼んでいる 4
東は僕のシャツをまくり上げ、乳首を舐めはじめた。
「ふぁ……んっ……」
「いつも奏がやってるみたいにしてあげるね……」
「だってよ、穂影。よかったな。」
奏がいつの間にか出した文庫本を読みながら、皮肉を言う。
自分で命令しといて興味なしかよ!!
「ちゅっ……ちゅぱっ……」
「んっ!……あっ!!」
ここ最近奏によってむやみやたらに開発された僕の乳首は、東の舌が触れるだけで反応を示す。
こんな体になってしまった自分が情けない……
「えへへ……穂影の乳首勃ってきた……気持ちいいんだね……」
「ん……おっぱいだけじゃなくて、後ろも触って……」
涙がいっぱいにたまった目で東を見つめると、東はこくんと頷き、僕のベルトをおぼつかない外し始める。
しかし、あせっているのかなかなか外せないようで、そんなところがちょっとかわいいと思えてしまう。
あれ……僕もう末期かな。
「焦らないの……ほら……」
東の手に自分の手を添えてゆっくりと、ベルトを外してゆく。
全てはずれたところでズボンを下ろさせ、パンツの上から、手を当てさせた。
「こうやって……上から揉んで……んっ……そう……」
「穂影……エロすぎ……」
「ド淫乱だな。」
「うるさい、奏は指咥えてそこで見てろっ……」
「はいはい。」
茶々を入れてくる奏をあしらい、東との行為に浸る。
身体の線は細いけれども、やはり男らしい骨ばった指にすこし興奮する。
……いやいや!でも僕はタチだから!!!!
「穂影……きもちいい……?」
「うん……」
コクリと頷くと、東は股間から手を離し、僕のパンツをずり下ろした。
あらわになった僕の秘部を見て、東は恍惚の表情を浮かべる。
「おいしそう……」
東がついにこんなことを言うようになるなんて……
「奏が変な調教するから……」
「お前のせいでもあると思うぞ。」
僕の漏らした独り言に、奏がすかさずつっこみを入れる。
うるさいうるさい!
「はむっ……ちゅっ……ちゅぱっ……」
「んっ……えろっ……」
僕の股間に顔をうずめて懸命に性器をしゃぶる東。
僕や奏のをいっぱい咥えていただけあって、前よりもずいぶんうまくなっている。
息が苦しくなったのか、東は性器から口をはなし、今度はちろちろと、飴をなめるように舌を動かし始める。
そして東の舌は、性器から、精巣へと移り、そのままアナルまで向かう。
アナルをノックするようにとんとんと叩くと、舌を中へ這わせてゆく。
「んっ……くすぐったい……」
「んっ……穂影ぇ……」
ただ貪るように僕の事を求めてくる、東。
「ねぇ、奏。ローション持ってる?」
「ん?あるよ。」
東の問いに、読んでいた文庫本を閉じ、鞄をあさり始める奏。
てか、待て、なんでローションなんて携帯してるの……
ホント、恐ろしいわ……
奏は鞄からボトルを取り出すと、東に向かってポンと投げた。
ボトルをうけとった東は早速蓋をあけて、中から液体を取り出す。
液体を指で絡めて温度を上げると、僕のアナルへと指を押し当てる。
「んっぁ……東の……ゆび……」
奏の太い指とは違った繊細な指が、僕のアナルを攻め立ててゆく。
「えへへ……俺もいっぱい後ろ使ったから、きもちいいところよくわかるよ。」
そういって、東はとんとんと僕のイイトコロをおす。
「んっ……東っ……そこばっかぁ……」
「気持ちいい?えへへ、すごいよさそう。」
「そこばっかじゃ、いやっ……早く、東の欲しい……」
「もぉ、穂影はエッチさんだなぁ。」
そうつぶやくと、東はズボンをおろす。
やはり緊張しているらしく、ズボンのベルトを外すのにまたももたつく東。
健全な高校生であれば女の一人や二人も抱いたことあるはずなのに、こんなに緊張するなんて、ホント、かわいいなぁ。
「俺、誰かに挿れるのってはじめてだから緊張するな……」
えっ……
えぇぇぇぇぇぇ!!!!!
いた!!!
こんなところにいたよ天然記念物……
「東……童貞だったの……?」
「う、うん……まさか、処女を先に捨てるとは思わなかったけど……」
「ちなみに、俺は処女だぞ。」
「うるせぇ!!!」
畜生……奏の野郎……絶対バージン奪ってやる……。
てか、東は童貞だったのかぁ。
そうか、そうか。
でも、好きな人の初めての相手ってのも新鮮でいいかも……
「ふふっ……じゃぁ、東の初めて、俺がもらうね……」
「もぉ……エロすぎ……。じゃぁ……挿れるよ……。」
東の性器がゆっくりと後ろに入ってくる。
奏のよりも小さいけど、思ったよりおっきい……
「んっ……入ったよ……」
「んぁ……動いて……」
東が腰を動かし始める。
ゆっくりと東の熱を感じながら、快楽を求める。
「んっ……穂影……これすごい……っ」
初めての感覚に、必死に食らいつく東。
東の動きが段々と早くなる。
東のモノは、僕のイイトコロをかすめるだけで、なんとももどかしい気分になる。
「んっ……あっ……やばい……出ちゃう……あぁっ」
言い終わる前に、東は僕のアナルに熱をぶちまけた。
「……そーろー。」
「うぅ……」
まぁ、でも初めてにしてはがんばったほうかな……
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