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目隠しをしたネクタイが
卒業式を終え、大学の友人らと俺の家で酒を飲んで大騒ぎ。
酔っぱらったのりで目隠し鬼なんかして。
将生がじゃんけんに負けて目隠しを。
といって、酔いが回ってまともに動けずふらふら。
俺らは笑いを堪え、体を指でつついたり手でくすぐったり。
「くう!」「うあ!」といちいち大袈裟に反応し、ついたには尻餅をついて降参。
目隠ししたまま頬を染めて呼吸を乱すのに大笑いする友人らに紛れ、俺はひそかに息を飲んだもので。
翌朝、友人らを送りだしてから片づけ。
目隠し鬼で使ったネクタイを手にとり、なんとなく自分の目元に巻きつける。
「お前、敏感なの?それとも目隠しで興奮している?」
仰向けに倒れるスーツ姿の将生。
唇を噛んで震えるのを眺めながら、背広のボタンを外し、Yシャツに手を滑らせなでなで。
だんだん息があがってきて、うすい布を乳首が押し上げて浮き彫りに。
その回りに指を滑らせ、真ん中は触らず。
「ん、くう、んん、んあ・・・」ともどかしそうに体をくねらせ、ズボンをもっこり染みをじわじわ。
ぐるぐる回していた指で乳首を弾いたら「ひいううん!」と情けない声を漏らし射精。
「乳首だけで」とせせら笑い、屈辱に顔を歪める将生を眺めつつズボンと下着を脱がせる。
太ももを持ちあげ、股間に顔を埋めて尻の奥に舌を。
今まで以上に、感度ばつぐんで俺の頭にあんあん精液を降らす。
「やあ、舌あ、すごお、生生し・・・!あ、あ、んあ、そんな、舐めちゃあ、だめええ!」
「だめ」とは口だけで、太ももで俺の頭を挟み揺らして強請っているよう。
お望み通り起きあがって、息子を剥きだしにし唾液まみれの体中に突入。
「ひゃあん!や、やらあ、お前の、おちんち、形があ、見えるよお!すっご、やらし、おちんち、おふう、おおおう!」
注ぎこめば「ああ、生温かあああ!」と恍惚とした表情で潮吹きを。
なんて自慰するのに使った道具を翌々日「忘れてったぞ」と返還。
「こんど二人きりのとき目隠ししてくれよ」といえば「なんで?」聞いたものを、ほほ笑むだけで応じなかった。
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