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第71話 (4)※
「さあ。わたしにも構っておくれ」
「ふぁ」
ジスが僕の頭を抱えて口付けを落とす。何度か角度を変えて、お互いの唇の熱が溶け合うまで繰り返す。キスに夢中になっていた僕は、シュカ王子が何をしているのか気づかなかった。けどーー。
「ふぁ……っ」
ぬる、と圧迫感のあるものが僕の蕾の入口を開こうとしてくる。何度も暴かれているそこは、指で慣らさなくとも王子の昂りを簡単に飲み込んでしまう。
「……きっつ。お前わざと締めてるだろ」
王子の言葉に僕は首をぶんぶん、と横に振って答える。
「動くぞ」
ゆっくり、僕の胎内の1点をぐりぐりと押し込まれる。王子の先端のものはぷるんとしていて、大きくて硬い。それに押されてしまうと、もう声が止まらなくなってしまうのだ。
「はぁ……っあ……ぁあ」
「ここが好きなんだろ。ほら」
ぐっぐっ、と奥深くまで王子のものが入っている。身体の内側から発熱するみたいに身体が熱い。胎内の中が熱くてたまらない。ここに出してほしい。シュカ王子のものを、たくさん吐き出して欲しかった。だから僕は王子の腰に足をかけて、より肌と肌を密着させた。
「シュカ王子……も……イく……イきたいっ」
「中でイきそうなのか? お前がイくまで離さない」
その言葉とともに、王子が何度も腰を穿つ。僕はつま先をピンと立てて、白蜜を噴き出した。僕の胎内はびくびくと震えている。その震えが伝わったのか王子も更に腰を速く動かす。
「やっぱお前の中……最高だ」
シュカ王子の髪の毛が律動とともに揺れている。胎内の王子のものが一際大きく膨らんだ。どく、どく、と脈打ち、何かが胎内に放たれている。僕はそれを決して離すまいとして、王子の腰に足を絡めた。王子がゆっくりと自身のものを引き抜く。とろ、と白蜜がおしりを伝う。僕は息も絶え絶えでベッドに沈んでいると、ジスの手が僕を抱き上げた。
「ようやくわたしの番だ。阿月……まだ眠らないでおくれ」
シュカ王子とジスが位置を交代する。ジスは僕の胎内に放たれた王子の白蜜を滑りにして自身のものを挿れてくる。シュカ王子は荒い息を整える前に、僕にキスをねだる。
ダメだよ……こんなにずっときもちいの、知らない……。
「そなたの中は温かいな」
「んっ……ぁあ……ジス……っ」
ねっとりと絡みつくように動くジスのものに翻弄される。ジスのものも僕の胎内の1点をぐりぐりと突いてくる。その度に僕の腰は跳ねてしまい、ベッドを乱してしまう。
「阿月……気持ちいいか」
「うん……っ、きもちい……っ」
「そうか。それならよかった」
そう僕に問いかけたジスの動きが速まる。
「イく……出すぞ」
「うん。イって……僕の胎内にたくさん出して」
びゅ、びゅ、と僕の胎内に白い飛沫が打ち付ける。それを中で感じながら僕はふわふわと浮かぶような心地になる。
これが多幸感っていうものなのかな……ずっときもちいいし、幸せ……大好きな2人に囲まれて嬉しい……。
ジスが静かに自身のものを抜きさった。
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