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操られて(※)
「どこへ行くんだい?一人で楽しいことをしていたみたいだね」
「ひっ……」
優しげな顔でいきなり肩を掴まれて、体が固まってしまう。オナニーの声を聞かれてしまうなんて最悪だ。しかもネテルの兄に聞かれてしまうとは。顔が青ざめていく。
考える時間を与える事なく、レインはアークの体を握りしめて持ち上げ寝室のベッドの上に座らせる。左腕でガッチリ背中からガードされてしまい、動くことができない。
困ったように下を向く。目が泳いでしまう。
「その……」
「さあ、リラックスしててね。前にも言ったでしょ?男の子でもいけるって」
レインは笑みを浮かべた。その笑みに恐怖を感じてしまい、体全体が震えてくる。寒さのせいではない。
服を彼に脱がされて、勃ち上がっている小さな陰茎を見られてしまう。恥ずかしいので隠そうとしたら、それを左手で押さえつけられた。
「ひゃぁ……」
初めて見知らぬ男の人に敏感な部分を掴まれて、驚いてしまう。その手を退かそうとしたが、力で敵うはずもなく上下に扱かれてしまう。
「あ、やぁ、あっ……!」
泣きながら否定するけど、自分でするオナニーとは明らかに違う。とても気持ちよくて、腰が抜けてしまう。体が震えて、動けない。
「出そうなのかい?」
彼は泣いている顔に欲情して、手を早く動かす。
扱きながら未発達の亀頭部分を左手の指で弄られてしまい、荒い息に目を瞑りながら達してしまった。レインの手のひらに白濁が放たれる。
それをまたぬるぬると男根全体に塗りつけ、アークは恥ずかしそうに頭を振った。
「や、やめて……」
「この私を煽ってくるとは……」
そう告げるとレインは手の動きをやめた。今度は、アークの尻の穴を触ってきた。いきなりのことで、青ざめてしまう。
「何を……」
「もっと気持ちよくなるには、ここに性器を入れるのさ」
「っ……!」
耳元で囁かれて驚いたのも束の間。いきなりシーツの上に寝かされて、股を広げてきた。ネテルの兄に自分の裸を見られて恥ずかしくなり、尻の穴を隠そうとしたが手を上の方で拘束されてしまう。
尻の穴に指を入れられて、気持ち悪い異物感に変な気持ちになる。首を横に振った。
「や、やめて……嫌……」
「大丈夫さ。きっと気持ちいいよ」
ゆっくりと動かされながら、指を二本、三本と増やされる。苦しいし痛いしで、アークは目から大粒の涙を溢したまま手を振り解きシーツを掴んだ。
「い……やあっ……あ……っん…!あぁっ……!」
腸の襞を触られて、びくりと体が跳ねた。ぐりぐりと押すようにしてくる指から逃げようとするが、執拗に追いかけてくる。
「あ、あっ……やだぁ……僕、男の子なのに……」
「ふふ、感度は良さそうだね……」
レインは舌舐めをした後。指を四本に増やしながら襞を押していき、飛び出ている前立腺を押された。今まで感じたことのない快感が押し寄せてくる。
「あっ……っん、ひぁ……っあぁ……!そこなんか変っ……」
「ああ……ここか」
「ああっ……!」
ぐりぐりと押されて腰が激しく跳ねた。気持ちよくてどうにかなってしまいそうだった。生理的に涙が溢れる。
そんなアークを見て彼は嬉しそうだった。指を三本入れながら陰茎を扱いでくる。女みたいな喘ぎ声を出して、はあはあと荒い息をする。
「やぁあ……!あっ…ん…だめぇ…もぅ出ちゃ……」
「いっぱい出していいよ」
「あっ…ん!ああぁぁぁぁ……!」
また達してしまった。腹を白濁の精液で汚す。これで何回目だろうか。
アークの恋人ではないのに、気持ちいいと感じてしまう。目がチカチカして、頭がふわふわしてくる。なんか変だ。
レインは左手を口に持っていき、掌の我慢汁を舐める。青臭い味がした。
「さあ、起きて。乳首をいじってあげるよ」
腕を掴まれて起こされてしまう。その後背中を向けられて、背後からピンク色の乳首を触ってくる。乳首を引っ張られて、体が反り返った。舌を出して、頑張って息をする。
「ひゃあ……あっん!」
「すっかり可愛い顔しちゃって。まるで雌だな」
彼はそれに答えることができず、ただ喘ぐだけだ。レインはその様子を見て、ニコニコしていた。
「いじめ甲斐がありそうだね。舌出して」
横を向いて、彼の言う通りに舌を出す。すると、頭を撫でられて褒められる。恋人でもないのに、とても嬉しかった。興奮してまた勃ち上がり、白濁の液体が亀頭部分から少し漏れ出る。
「褒められてまた元気になるなんて。Mっ気が強いんだね。私との相性、いいかもしれないな」
「そんなわけ……」
否定している間、レインがシーツの上に置いてあったビンを取り出し彼の口の中に液体を流し込んだ。いきなりのことで、目を見開く。
アークはゴクッとその液体を飲み込んだ。
「飲み込めたね。よくできました」
「……」
褒められて頬をさらに赤くする。視線を下に向けた。しかしあれを飲んでから、体が熱くなってくる。息が荒い。
「はあ…はぁ…はぁ……。体が熱い……」
「媚薬を口に入れたからね。苦しそうだ。ディープキスしないと」
舌を入れられて、健康的な歯をなぞり舌を絡め取られてしまう。舌の裏側まで舐めていくとアークはびくりと震えた。
「くちゅ…ちゅ…れろぉ…んむぅ…」
舐められただけで、男根から精液を勢いよく放出する。舌と舌が離れて唾液が垂れた後、彼の目はトロンとしていた。まるで雄を誘う雌のように、舌を出してエロい顔をする。
それを見ていたレインは我慢できなくなり、自分のズボンとパンツを抜いだ。そこには巨大なペニスがグロテスクな断面と共に、反り返っていた。
アークの小さなものとは比較にならないほどの大きさだ。思わず息を飲んでしまう。
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