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第24話 推しを勃たせてしまいました※

「……ふ」 「!」  エースくんの喘ぎ声だ。初めて聞いた。きゅううぅん、と由羽の胸が締め付けられる。  かわいい。エースくんのおなにーしてるところ聞いてるんだ、今。 「由羽、好きな体位は」 「っと……正常位」  エースくんの突然の質問に慌てて答えてしまった。 「っぽそう。俺も好き。やっぱ顔見て出したいし、恥ずかしがってる顔見ながらイくのが1番興奮する」 「そ、そうなんだ……」  由羽はどきどきと胸を高鳴らせる。エースくん、もしかして俺のこと想像してシてるの? だとしたらすごく嬉しい。 「っあーやば。由羽の想像したらすぐ出そう」 「……出して」 「っ」  エースくんが息を詰める音が聞こえた。 「俺の中に出して」  頭の中が興奮して本音が出てしまう。気づいたときにはもう遅かった。由羽も自分のものに手をかけ動かす。 「えろすぎ。由羽の中に出すわ」 「っうん」  「はっ、はっ、はっ」と息をあげるエースくんの声を聴きながら由羽も上り詰めていく。背中がしなるように胸を突き出してしまう。 「出すぞ」 「うん。いっぱい注いで。俺の中、エースくんのでいっぱいにして」 「……っく」  エースくんの吐き出した声とともに、由羽も吐精していた。2回目なのに、濃い。手をしとどに濡らしている。はあはあと肩で息をして呼吸を整える。 「死ぬほど出た」 「……良かった」  エースくんは「はは」と空笑いしながら、息を吐いている。 「ここ最近の中で1番気持ちよかった。またシよ」 「うん。俺でよければ」 「じゃ、おやすみ」 「うん。おやすみなさい」  由羽もティッシュで白露を拭うと布団に入る。  やばい。すっごい気持ちよかった。満たされる。明日からも仕事頑張れそう。  そんなことを思いながら眠りについた。

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