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第45話 R18
くったくたになった由羽の身体をウェットティッシュで拭き取る。冷たさにも敏感なようでぴくぴくと足先を揺らしていた。白濁の匂いがする寝室には熱気が放漫としている。
「明日筋肉痛になっちゃうなあ、この辺」
俺が由羽の腰をしれっと揉み扱くと、意識を飛ばしかけていた彼がぐったりと横になっている。
「意地悪……悪魔……暴君……」
「なんだよ。聞こえねー」
ぶつぶつと文句なのか悦んでるのかわからないが、言葉を呟く由羽にミネラルウォーターを手渡す。もちろん間接キス込みだ。
「脱水するから、飲んで」
「う……うん。ありがと」
ベッドから上半身を起こしてがぶがぶと勢いよく水を飲んでいる。よっぽど脱水症状が出ていたらしい。数分もしないうちにペットボトルが空になった。
「ほらおいで」
両手を広げて由羽に近づくと口をぷくうと膨らませて若干ジト目で見てくる。うわ、上目遣いやばいな。
「むー」
由羽の初めて見せる甘えんぼうモードに俺の心は踊りあがっている。最初は俺のことを推しとして見るあまり緊張してぎこちない様子だったが、こうして裸の付き合いを経てようやく素が出せるようになったらしい。まずはそのことに安堵する。
「朝シャンしよ」
俺からの誘いにこくっと小さく、だが明確に頷くと俺の後ろにぴったりとくっついてバスルームまで歩いている。腰がくだけているのか、細い太ももをぷるぷる震わせて、とてとてとおぼつかない足取りでついてくるのがかわいすぎる。俺はふらふらの由羽に肩をまわして浴室に入った。お湯が温かくなるまで由羽には風呂椅子に座っていてもらう。シャーっと温かいお湯をかけると、2人の体液が流れ落ちていく。今朝の情事のことは水に流れていく。
「洗ってやるからこっち、向いて」
「う、ん」
浴室の壁に手のひらをつけて由羽が尻を突き出してくる。よくわかっている。
「Good boy 」
今日のRewardは由羽を褒め尽くすことに決めた。由羽の中に指を差し入れ、傷などがないか確認する。切れ痔にでもなったら大変だ。幸い俺の爪は短く切りそろえていたから内壁が傷ついた様子はない。お湯をかけても染みたりしていないようだ。泡をもこもこに膨らませて由羽の背中からおしりにかけて泡立てる。やば、擬似ソープごっこえろい。由羽にはそんな気持ちはないのかもしれないが、泡で見えない局部がなんとも色っぽい。見えないほうが興奮する。隠れているきわどいところを捲って見たいのが雄だ。俺も例外ではない。由羽の身体を反転させ胸からお腹にかけて泡をつけて洗う。由羽はたびたび感じているのか身体をぴくつかせている。由羽の下半身を見れば再び兆している。それを見て俺も勃った。自分も軽く泡をつけて身体を清めておく。由羽も俺のものが上を向いているのを見て目を泳がせている。
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