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第82話 あれれ? R18
「施術はじめまーす」
「お願いします……!」
怠そうな声はもう希逢の鉄板だ。由羽はパンツ1枚でベッドにうつ伏せで寝させられている。しかもそのパンツはケツワレと呼ばれるおしり丸出しの形をした紐パンなのだ。そういった下着に縁がなかった由羽だが、マッサージのために希逢が買っておいたらしく潤んだ瞳で「お願い。着て?」とお願いされたら着ないわけにはいかない。衣装も用意しておいてくれたのか、とじいんと感動する心地すらある。由羽は背中にオイルをかけられて希逢の手で広げられるのをまったりとした気持ちで目を伏せていた。背中から腰にかけてゆっくり丁寧にほぐされる。オイルがじんわりと温まってきて目を閉じていると気持ちよくてそのまま寝落ちしてしまいそうだった。
「どう?」
「ん……きもちい、です」
「よかった」
希逢の手のひらが肩の周りを念入りに揉んでくる。ちょうど仕事柄肩周りが凝ることが多い由羽にはご褒美のようなマッサージだった。気持ちよすぎてため息すら洩れてしまう。
(希逢くんほんとにマッサージ上手だなあ)
信頼している希逢に全身を預けて施術を受けていると、おしりと太ももに手が移動した。そんなところまでやってくれるのかと少々驚いていると、希逢の指がおしりの割れ目をすりすりと撫でつけてくる。希逢の指先が太ももの内側を揉みほぐしていき、勝手に由羽の身体が反応してしまう。きゅうきゅうと収縮する後孔に指先が挿入される。浅いところをぐりぐりと弄ってから、だんだんと奥深くに沈んでいく。
「あっ……待って……そんなとこ、やらなくていいのに」
顔を持ち上げて後ろを振り返ると獣のような荒い息を吐く希逢と目が合った。興奮状態らしく由羽の制止を聞こうとしない。ナース服をずり上げて天を向いている昂りを直に由羽の双丘に擦りつけてくる。
「お客さん。だーめ。マッサージ中」
ぺちぺちとおしりを竿で叩かれる。
「えっ……ひゃ……ん……でも、これ、なんかおかしいよ……」
「おかしくありませーん。これが性感マッサージでーす。もっと奥までほぐしていきますねー」
棒読みのセリフのまま、希逢の先端が由羽の中へ入っていく。カリのくびれの部分が引っかかって圧迫感が増していく。由羽はびくんびくんと震えながら希逢の下で嬌声を洩らす。
「あっ……あん……奥、深い……っ」
「寝バック最高。お客さん奥凝ってますねー」
ぐぽぐぽと奥深くまで突かれて脳内が麻痺してくる。奥のこりこりとした部分を太くて大きいものに押しつぶされて声が止まらない。希逢の先端はすごく硬くて形も綺麗だから、より由羽の中を満たしてくれる。
「あー、やば。お客さんの中きもちー。中に出しますねー」
「えっ……あ、うう……」
腰を後ろから押さえつけられてベッドに身体が沈みこむ。ぐ、と最奥で希逢のものが弾けた。びゅ、びゅ、と奥で白蜜を注がれている感覚に身体の奥がきゅんと締まる。
「締め付けすごいな。まだ出ていって欲しくないの?」
役を終えた希逢がくすくす笑って由羽の中に残る。
「あー。トコロテンしてたのか。気づかなくてごめんな」
見れば由羽のものから白蜜が溢れてベッドを濡らしていた。
こぷ、と中から希逢のものが引き出される。溢れた白蜜を希逢はカメラで撮影している。
「これ明日の朝のオカズにするから。んー? 大丈夫。俺だけしか見ないよ。他のやつになんか見せるかよ。こんなにかわいいオカズ」
最後は言いくるめられてしまったし、写真も撮られてしまったがまあ希逢は悪用しないと思うし、と思い由羽はじわじわ熱を帯びた身体を冷ますように目を閉じた。
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